BTS(防弾少年団)、新曲「Butter」リリース記念会見で心境明かす“グループへの悩みも…答えはいつもファン”(総合)

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BTS(防弾少年団)が「Butter」で帰ってきた。

BTSは本日(21日)午後、ソウル松坡(ソンパ)区オリンピック公園オリンピックホールで、ニューデジタルシングル「Butter」発売記念グローバル記者懇談会を開催し、カムバックの感想を語った。

この日午後1時、新曲「Butter」を全世界同時にリリース。昨年8月21日に発売したデジタルシングル「Dynamite」に次ぐ、2曲目となる英語曲で、ダンスポップベースの軽快な雰囲気に加え、BTSの穏やかでカリスマ性溢れる魅力を感じることができる楽曲だ。

BTSは今回の発売だけでなく、夏を目標に「Butter」など多数の新曲を収録したニューアルバムをリリースする予定だ。

以下は記者懇談会の一問一答である。

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――BTSの皆さんの近況を教えてください。

ジミン:僕たちは、ずっとしてきたアルバム作業を続けてきました。そして、いくつかの番組を通じて、最近ではファンの方々に会おうと努力をたくさんしています。それとともに、結構忙しく過ごしました。

SUGA:僕は(肩の手術のため)「BE」発売時の懇談会に参加できなかったので、今回お目にかかることになって緊張しています。リハビリを一生懸命、熱心に続けていて、引き続き運動中心の治療をしています。多くの方々が心配していて下さったおかげで、状態が徐々に良くなっています。

V:見えないところで熱心に、多くのスケジュールをこなしながら、アルバムの作業もたくさんしています。髪型について、コンセプトをもっと理解する必要があったのに、予めお見せしてしまって惜しい気持ちもあります。人生に一度だけやってみたかったヘアスタイルです。

ジン:メンバーたちと一緒にスケジュールをこなして、ステージ練習もして曲作業もして、運動もたまにしながら過ごしています。

RM:「Butter」を準備して「BTS FESTA」も予定されていたので、準備しながら忙しく過ごしました。友人にも会って、運動して、漢江(ハンガン)で自転車に乗ってあちこちに行ったりしながら楽しく過ごしました。

ジョングク:僕も同じように、グループなので音楽の作業を着実にしています。個人の作品も発表してみようと、今作業している段階です。僕たちがいつ公演をすることになるかは分からないですが、常に備える気持ちで体力をつけるために運動をして過ごしています。

J-HOPE:僕はバターが添えられたキムチチャーハンを食べました。笑ってほしくて……(笑)。

―― RMが新曲に参加しましたね。

RM:歌詞とラップメイキングに参加しました。僕もSUGA兄さんもJ-HOPEも、それぞれキャラクターが少し違うので、その違いを生かしてみようと楽しく作業しました。

――新曲のステージで重点を置いているパフォーマンスはありますか?

J-HOPE:エネルギッシュで可愛い曲なので、パフォーマンスにもそのまま入れてみました。かわいい悪童のように、手にキスをしたり髪をかき上げる振付がポイントになると思います。今回のユニットダンスも印象的で魅力があるので、その部分も見どころになると思います。

V:(ミュージックビデオでは)メンバーがエレベーターのセットで、それぞれ自分のキャラクターを生かしてダンスを踊る場面があります。撮影現場で即興で振り付けました。フリースタイルダンスですが、一人ひとりの個性がそのまま出ているので、しっかり見て欲しいです。

ジン:今回のミュージックビデオにARMY(BTSのファンクラブ)の皆さんへの愛も込めました。最初に僕とジョングクが“A”を作るシーンがありますが、振付が出来上がった時はAっぽくならなかったんです。ジョングクと僕で一生懸命悩んだおかげで、良い結果が出たようです。

――新曲のステージを「ビルボード・ミュージック・アワード」で初披露しますね。また4部門にノミネートし、気持ちが格別だと思います。

SUGA:どのような曲でも、初めてのステージは緊張しますし、ときめきます。僕たちにとって「ビルボード・ミュージック・アワード」は、とても大きな意味がある授賞式です。新曲を披露できることになってとても光栄です。

ジョングク:まず、4部門にノミネートされることは難しいことだと思うので、とても光栄です。特に2部門は初めてノミネートされたので、とても気分が良いです。「Dynamite」が発売されてから1年が経とうとしていますが、いまだに愛されている感じがして幸せです。

――新曲がビルボード「HOT100」1位を獲得すると思いますか?

SUGA:いつも、このような話題は僕が話すので、少しプレッシャーを感じますが、皆さんがたくさん期待してくださるので……。「Butter」は楽しい曲で、もうそろそろ天気も初夏に近づいていますよね。夏が近づくにつれて、多くの方々に楽しく聴いていただきたいです。「HOT100」1位になりたいですし、1位になければいけないと思います。1位を取ります!

――今年の活動計画はありますか?

RM:ひとまず「Butter」の活動にフォーカスを当てると思います。また6月には「BTS FESTA」を通じて、ファンの方々と楽しくコミュニケーションを取れそうです。2021年を代表するサマーソングとして「Butter」が愛されると良いなという気持ちで、熱心に活動する予定です。時期が時期なので、近くに感じてもらえるように、たくさんのことを準備しているので期待していただきたいです。

――過去1年間の経験が、音楽創作に対する考えや、音楽を通じて共有したいメッセージ、追求する音楽スタイルに変化を与えましたか。

SUGA:1年間、僕の場合は今まで活動してきた僕たちの音楽を聴きながら、癒やしと応援をもう一度もらいました。ファンや世間の方々が、このような感情で僕たちの歌を聴いて慰やされ、応援してくれんだなと思い、音楽を見つめ見る価値観、音楽制作をする時の考えが本当にたくさん変わりました。過去、様々な音楽を聴いて育ち、音楽を始めましたが、僕がまた誰かにそのような影響力を与えることができると思い、責任感を持って良い音楽をたくさん作らなければと思いました。この1年間、辛い記憶よりは成長した記憶があってうれしいです。

――過去12ヶ月間、ジェットコースターに乗ってどんな教訓を得ましたか。

J-HOPE:新型コロナウイルスに直面して、僕たちの計画も失敗に終わったし、とても不安で混乱しました。計画になかったデジタルシングルを出し、アルバム制作を行い、とても喜ばしいこともたくさんあって、新しい感情も感じる時期でした。質問の通り、ジェットコースターのような1年でした。その中心で最も大きな役割を果たしたのが音楽でした。最も大変で不安な時にも、僕たちの突破口は音楽でした。良いことをもたらしてくれたのも音楽でした。昨年の経験で、音楽がとてつもなく大きな力を持っているということをすごく感じました。これからもそのような音楽をたくさん作って、良いエネルギーをあげたいと思いました。慣れていたことが僕たちにとって本当に大切であったということを感じました。

――この数年間、バラエティほぼ出演していなかったと思いますが、最近いくつか出ていました。変化の理由が気になります。

ジミン:考えに変化があったというよりも、計画していたものの中で、多くのものができなくなって、ファンの皆さんに会わなければいけないのに会えず、やることに制約がたくさんできました。僕たちができることは何なのか悩んだ結果、番組にも出るようになって、ファンの皆さんのためのコンテンツも制作することになりました。

――BTSが発表したり、言及するすべてのものが世界のトレンドになることについてどう思っていますか。

ジン:まずとても感謝していると申し上げたいです。多くの方々が僕たちの行動を共にしてくれているようです。僕たちのことを好きでいてくれる方と、より多くのことを共にしたいので、一生懸命に仕事し、走っています。これからも僕たちと共にしてくれる方たちのために多くのことをやり、素敵なこともたくさんしていく予定です。僕たちといつも共にし、待っていてくれて感謝しています。

――英語曲であり、デジタルシングルという点が「Dynamite」と似ていますが、グラミー賞に再び挑戦してみたいという思いも込められているのでしょうか。

SUGA:ないと申し上げることはできないと思います。グラミー賞を獲得したいという思いはいまだに持っています。「Butter」でもう一度挑戦し、良い結果が出ればうれしいです。

RM:はっきりとグラミーを考えているというのは正しいです。最善を尽くして挑戦してみるつもりです。

――BTSは「BTSらしさ」や「K-POPらしさ」をどのように作っていくのでしょうか。

RM:音楽だけでなく、多くの芸術を創作する形態が、その中にあると分からないのに、時間が経ってから評価や話が集まります。僕たちはご存じのように現在進行中の9年目の歌手であり、進行中の“オンゴーイング状態”という気がします。K-POPやアメリカの音楽市場についての質問を受ける時、僕たちもたくさん考えますが、今K-POPは、音楽やジャンルというよりも、1つの産業に入っているのではないかという気がします。今後記者の方々や評論家の方々、世間が評価してくれるだろうと思います。

―― 1つの結果が出るまでに多くの悩みと努力があるはずですが、今回のシングル「Butter」、そして夏に発売されるニューアルバムを完成させるまでにBTSのメンバーは、過去6ヶ月の間に音楽、そして音楽以外でどのような悩みと努力をしてきたのでしょうか。また、来月にはデビュー8周年を迎えますが、8周年を控えた感想、そして最近のメンバー間の最大の話題は何なのか気になります。

ジミン:実際にこのような状況になって、ファンの方々と直接会うことができないので、しばらく僕は孤立しているのではないかと、このようなことをたくさん考えました。僕たちの狙いや見せたいものもあるので、1曲に多くのものを盛り込もうとすると、見た目やダンスの部分ではどのように見せることができるか、声はどのように良く聞かせることができるか悩みが多かったです。

V:デビュー8周年はとても心地良く意味深いものですが、惜しい気持ちがあります。「BTS FESTA」というARMYのための巨大イベントがありますが、オフラインで見せることができないこと、そして未だにお見せできていないステージがあまりにも多いので、昨年も今年もARMYに会うことができないまま、イベントを進行しなければならないというのが本当に悲しかったです。それでも熱心にやりたいと思います。

ジン:最近の最大の話題は、Vがパーマをかけて可愛くなったことです。パーマを何時間もしたらあんな頭が出てくるのか、メンバーの間で数日間、可愛いという話をしました。

SUGA:プードルのようだと見るたびに話しています。

V:僕は最近、メンバー内で可愛さを担当しているので、このような頭をしなければならないのではないかと思いました。

ジミン:僕が思うに最大の話題は、8周年に関することが多いと思います。6ヶ月間ずっとチームの悩みは、僕たちがどのようにすればいいか、ファンの方々との関係、ファンの方々に今までお見せした姿とまた違う姿で満たすことができているかについて悩んでいました。継続して何か良い姿をお見せしなければならないので、ずっと悩みが多かったです。

RM:僕たちの最大の話題は、多くの方々が予想されていると思いますが、僕たちの今後の未来です。そして、このようなニューノーマルでの僕たちの機能が何か、僕たちがなぜ存在するのか、何のために音楽を作って発表しているのか。当然、グラミー賞やいくつかの成果も重要ですが、僕たちがBTSとしてどのような価値を実現していくのか、どんなものを追求するのか、この業界で意味のある存在として残ることができるのか、たくさん悩みました。

――米国ドラマ「フレンズ」に出演する予定です。そして「Butter」のミュージックビデオのティーザーが公開された後、バンドQueenが公式SNSでティーザーに関する記事をリツイートしましたが(その後削除済み)、Queenの曲をサンプリングしましたか?

RM:「フレンズ」については、僕たちが先に話してしまうことを放送局は好まないと思います。撮影はすべて終えました。どのような形で出てくるかは、実際に視聴していただけると嬉しいです。どのように出るか分からないですね。Queen先生は、今回の曲について、ティーザーをリツイートいただき、夜明けにSNSでバイラルが起きたと聞きました。単刀直入に申し上げますと、サンプリングやオマージュではありません。

ジン:Queenとのコラボレーションの可能性について、計画はありませんが、いつでも連絡をお願いします。Queen先生。

――BTSは現時代にどのような価値を追おうとしているのか。

RM:BTSがアルバムを作って音楽を企画していく時、まず会社と話をします。どんな感情の状態で、今はどのような話をしたいと思っているのか、どんな気分なのか。最近考える問題や話題はどんなものか、インタビューのようなものをします。そこでいつもバランスを探しますが、BTSが今したいこと、表現したいことは何なのか、その反対側で人々が僕たちに聞きたいことが何なのかについて、常に悩んでいます。

僕たちはHIP HOPでスタートして、学校シリーズから「Butter」まで来ましたが、今思えばいつも僕たちがその瞬間に下したベストの答えだったようです。ニューノーマルを迎え、同時代に僕たちがどのような価値を追いかけなければならないか、その責任を重く感じています。「Butter」として、また一つそれなりに僕たちの答えを出しました。次に出てくる答えが今始まっている悩みで、今後出てくる僕たちなりの結論になると思います。1年に2~3回のアルバムと曲が、今この瞬間の最善の結果と答えだと見てくだされば感謝します。

SUGA:僕は大邱で音楽を始めました。僕たちの音楽を聞いてくれるファンの方のために音楽をすること、ファンの方々が好むような音楽をするのが当然のことだと思います。そのため、大きすぎる愛を受けた今、誰のために音楽をしなければならないのか、常に考えていますが、答えはいつもファンの方々でした。聞いてくれる人のいない音楽は僕のとても悲しかった記憶です。ミュージシャンたちはその経験をしなければならないという気がします。

記者 : ファン・ヘジン