創作ミュージカル「タイヨウのうた」で共同ロボットを舞台に導入“現場の感動をそのまま伝える”

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写真=(株)shinswave
創作ミュージカル「タイヨウのうた」が観客から好評を博し、大ブレイクしている中、DOOSAN ROBOTICSとコラボした共同ロボット「H2017」がステージに登場し、話題になっている。

同作品は、真夜中の月明かりの下で歌う少女ヘナが、真昼の太陽のようにまぶしい少年ハラムに出会い、人生で最も輝くタイヨウの歌を歌う瞬間を描いた“ときめき爆発ロマンス”ミュージカルである。

制作会社(株)shinswaveは、公演の舞台を会場を訪れた観客の視野を遮ることなく、リアルタイムのオンラインストリーミングで送出するため様々な方法を悩んだ。そこで従来の公演のVODより専門的かつドラマチックな映像を制作するため、創作ミュージカル「タイヨウのうた」に参加したパク・ギョングン映画監督はできるだけ視界を遮らず、劇の細かい部分まで撮影できるよう巨大なジミージブ、クレーンカメラではなく、協同ロボット「H2017」を活用したカメラを舞台に設置した。

現場に使われた協同ロボット「H2017」は、重い物を安定的に扱いながらも、ロボットの重さは他の協同ロボットの半分ぐらいの75kgで、6本の軸すべてにトルクセンサーを搭載。公演会場内の構造の変更や施設改造なしに柔軟に配置でき、公演が行われる舞台でも安全に撮影できる。

この協同ロボットは、各シーンに合わせてプログラミングされた精密なシステムを通じて舞台に最適化されたカメラワークを披露する。パク・ギョングン監督は「人の腕と手で表現できない微細な動きを作ることができる。従来の送出映像では見られない新しい映像で、別途の安全装置がなくても十分に人と一緒に作業できる安全性を持っている」と共同ロボットとの協業について感想を語った。特に、従来のカメラ装置では捉えにくかった構図とアングルを具現する協同ロボットは舞台演出はもちろん、俳優たちの細かい感情まで捕らえ、オンラインで見る観客も十分臨場感を感じられるように撮られ、現場の感動をそのまま伝える。

「タイヨウのうた」は、5月1日から7月25日までクァンリムアートセンターで公演され、グローバル公演専門プラットフォームのメタシアターを通じて世界のどこでもオンラインライブストリーミングで観覧できる。

記者 : ペ・ヒョジュ