「復讐代行人~模範タクシー~」イ・ジェフン、犯罪者の減刑を認める司法に怒り“法律なんてくだらない”

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS「復讐代行人~模範タクシー~」放送画面キャプチャー
イ・ジェフンがあらゆる理由をつけて犯罪者を減刑するくだらない司法の現実に突っ込んだ。

韓国で5月14日に放送されたSBS金土ドラマ「復讐代行人~模範タクシー~」(脚本:オ・サンホ、演出:パク・ジュヌ)第11話では、キム・ドギ(イ・ジェフン)およびムジゲ運輸が犯罪者たちを拉致していることに気づいた検事カン・ハナ(イ・ソム)の姿が描かれた。

この日カン・ハナはチャン・ソンチョル(キム・ウィソン)の家の前に止まっているキム・ドギのタクシーを証拠に、チャン・ソンチョルの家宅捜査令状を受けたが、真実を明かすいかなる証拠も見つけることができなかった。

その後、カン・ハナはキム・ドギを呼び出し、「チョ・ドチョル(チョ・ヒョヌ)はどこにいるの。あなたたちが連れていったんでしょう。なぜ、犯罪者を拉致するの。捕まえて罰でも与えているの。もしかして拷問もしているの」とストレートに聞いた。

続けて「あなたたちがやっているのが正義だと思うの。勘違いしないで。そんなことしたって、あなたはあなたが軽蔑するあいつらと何も違わない。同じ犯罪者だ」と表情を変えた。

しかし、キム・ドギは「じゃあなぜ捕まえないんだ。犯罪者なのに」とあざ笑って、「証拠はいつ見つけるんだ。証拠隠滅して逃走した後に? だから、僕みたいなやつが、法を見下すんだよ。犯人も確かだし、状況も確かなのに、証拠がないと逃すのがあなたたちの現実であることを知っているから」と一喝した。

カン・ハナは「私たちはたった一人も悔しい罪人を作らないようにするだけ。たとえ100人の犯罪者を逃すことがあっても」と信念を曲げなかった。

しかし、キム・ドギは「では、その100人によって傷ついた人たちは? チョ・ドチョルを拉致して何するかって? そうだな、僕だったら償ってもらうと思うね」とし、カン・ハナに「あなたは資格もあるのに、なぜできなかったんだ。あいつに求刑されたのはたったの10年なのに、それさえもしっかり過ごさず出てきた。初犯だから減らし、心身微弱で減らし、反省してるからって減らし。ところで、それを知ってるか。被害者はそんなこと気にしない。事はすでに起きてしまったし、僕たちはもう昔みたいに暮らせない」と被害者の心境を代弁した。

キム・ドギは「あなたみたいな人が増えれば、世の中は無法地帯になる」と警告するカン・ハナに「すでに無法地帯。だから僕みたいなやつもいる」とそのまま返した。これに先立ち、連続殺人犯によって母親を失い、私的復讐に身を投げたキム・ドギの事情が公開されただけに、キム・ドギの怒りを帯びた発言には重みがあった。

記者 : ソ・ユナ