“チャン・ドンゴンがナレーション”ドキュメンタリー「Back to the books」ヒューストン国際映画祭でプラチナアワードを受賞

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写真=JTBC
JTBCのドキュメンタリー番組「Back to the Books」が、今年開催された「第54回ヒューストン国際映画祭」でフィルムドキュメンタリー部門プラチナアワードを受賞した。

先立って、2018年韓国放送通信電波振興院(KCA)の国際共同制作支援作品に選定された「Back to the Books」は、「2019放送コンテンツ大賞」で最優秀賞を受賞し、すでに韓国で高い評価を受けている。今回のヒューストン国際映画祭でもう一度受賞に輝き、世界的にもその作品性を認められた。

「Back to the Books」は、長年の歴史を持つ世界的な名門書店の運営の秘訣と、彼らの社会変化への貢献に光を当てる番組だ。全4部にかけて、中国、フランス、日本、韓国の書店を探訪し、彼らが都市と国の文化をどのように変化させるかを考えてみる。俳優のチャン・ドンゴンが司会とナレーションを務める。

2019年10月にJTBCで放送された「Back to the Books」は、その後日本にも輸出され、2020年にはNHKでプライムタイムに放送された。2020年末からはOTTプラットフォームを通じて北米地域、2021年には欧州と南米を含む世界15のプラットフォームで放送中だ。

今回の受賞に対して、チャン・ドンゴンは「プレゼンターとして初めて出演した『Back to the Books』が、アメリカの3大映画祭であるヒューストン国際映画祭で受賞できて、俳優として嬉しく光栄だ。紙の本を通じてアナログが与える安らかさと暖かい気持ちを、もっと多くの方々に感じていただきたい。本に対して我々の家庭と社会、周りの人々から多くの関心が集まってほしい」と感想を伝えた。

演出を担当したキム・テヨン統括監督は「今回の受賞は、テレビ部門ではなくフィルムドキュメンタリー部門であり、より一層意味がある。プレゼンターとして出演した俳優のチャン・ドンゴンさんに深い感謝の気持ちを伝え、『Back to the Books』という作品を作るために一緒に苦労したすべての方々とこの喜びを分かちあいたい」と受賞の感想を述べた。

1961年に始まったヒューストン国際映画祭は、ニューヨークフィルムフェスティバル、サンフランシスコフィルムフェスティバルに続き、北米で3番目に長い歴史を持つ映画祭だ。2021年、第54回の授賞式は新型コロナウイルスの影響によりオンラインで行われた。

記者 : パク・スイン