“ベルリン国際映画祭で脚本賞を受賞”ホン・サンス監督の新作「Introduction」出演シン・ソクホ&パク・ミソに注目

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写真=Jeonwonsa Film Co.、CONTENTS PANDA
映画「Introduction」は3つのチャプターを通じて、青年ヨンホが父親、恋人、母親を探していく旅を盛り込んだ作品だ。

まず主人公のシン・ソクホは、ホン・サンス監督の建国(コングク)大学の弟子で、スタッフとして働いている中、映画「GRASS」に俳優として参加し、この作品で主演を務めた。彼は「GRASS」公開当時、初めて俳優として参加した感想として「スタッフ、俳優として参加する現場は全く違う。俳優として感じるプレッシャー、スタッフとしての役割も果たさなければならないという考えを同時に持っていた」と明かした。

今回「Introduction」を通じて初主演を務めたシン・ソクホは、ヨンホ役を通じて映画の各チャプターの中で、父親、恋人、母親を探していくことから繰り広げられるストーリーを披露する。彼は映画に出演した感想について「『Introduction』は僕にとって旅行のような時間をプレゼントしてくれた作品だ。その日をじっくり考えてみることができる時間ができて嬉しかった」と伝えた。

ヨンホの恋人役は新人女優のパク・ミソが演じる。衣装デザインの勉強のためドイツに向かう彼女は、シン・ソクホと切ないカップルの姿をスクリーンを通じて描き出す予定だ。パク・ミソは「普段から尊敬していた監督の作品に参加することになって嬉しく、ありがたい時間だった」と感想を伝えた。彼女は、シン・ソクホと同じくホン・サンス監督の弟子で、建国大学で映画を勉強した。従来のホン・サンス監督の映画とは異なる、新しい顔ぶれの主人公が登場する今回の作品は、これまで重い存在感をアピールしてきたベテラン俳優と新人俳優の組み合わせで期待を高める。

「Introduction」は「第71回ベルリン国際映画祭」で脚本賞を受賞した。ホン・サンス監督はこれで「夜の海辺で一人で」(2017)、「逃げた女」(2020)に続いて3度目の受賞となった。

同作品はシン・ソクホ、パク・ミソをはじめ、キム・ヨンホ、イェ・ジウォン、キ・ジュボン、ソ・ヨンファ、キム・ミニ、チョ・ユニ、ハ・ソングクなどが出演する。

ホン・サンス監督の25本目の長編映画「Introduction」は、韓国で27日に公開される。

記者 : キム・ナラ