“大鐘賞映画祭で9冠達成”チョン・ユンヒ主演、映画「カッコーの啼く夜 別離」メインポスターを公開

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写真=Daseinsoft
「第19回大鐘賞映画祭」で9冠を達成した名作映画「カッコーの啼く夜 別離」のメインポスターが公開された。

5月12日からCGVシグネチャーK上映館で「トロイカ全盛時代」企画展が行われる。この企画展では、1970年代の韓国映画界をリードした第2世代女優トロイカの一人であるチョン・ユンヒの代表作「カッコーの啼く夜 別離」が上映される。

映画「カッコーの啼く夜 別離」は、山で炭を焼いて売るドリ(イ・デグン)と幸せな結婚生活を続けていたスニ(チョン・ユンヒ)の前に、貪欲な森林監督官のキム・イルドンが現れてから繰り広げられるストーリーを描く古典映画だ。

田園で繰り広げられる本能的な愛と原初的な生命力を描いたチョン・ビソク作家の短編小説「星皇堂」を原作とするこの映画は、1963年に23歳の若さで映画「一人息子」でデビューした後、映画史に大きな足跡を残し、韓国映画のルネサンスを導いた巨匠チョン・ジヌ監督の代表作である。

チョン・ジヌ監督は当時、優れた演出の実力はもちろん、韓国の映画界では稀な同時録音を定着させることに貢献した人物だ。

「カッコーの啼く夜 別離」も同時録音で制作された作品だ。これに美しいビジュアルで名を馳せたチョン・ユンヒと、タフな魅力で人々に愛されたイ・デグンの熱演が注目を集める。2人は大鐘賞映画祭でそれぞれ主演女優賞と主演男優賞を受賞した。

「カッコーの啼く夜 別離」は公開当時、大鐘賞映画祭で最優秀作品賞、主演男優賞、主演女優賞など主要部門を含む9冠に輝いた。現時点でも韓国映画史で重要な意味を持つ作品の一つに挙げられる。

記者 : ファン・ヘジン