ヨム・ヘラン、若者たちへ伝えたいメッセージ「怖くても何でも挑戦してほしい」

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写真=「BIG ISSUE」
女優のヨム・ヘランが若者世代に伝えたいメッセージは何だろう。

ヨム・ヘランがマガジン「BIG ISSUE」のカバーを飾った。「BIG ISSUE」は、ホームレスの自立を支援するために発行されるマガジンで、彼女は才能寄付(公共の利益のために自身の才能や知識などを無料で提供すること)で撮影に参加した。

今年1月に韓国で放送終了となったOCNドラマ「悪霊狩猟団:カウンターズ」を通じて、“国民のヒーラー”としてたくさん愛された彼女はその後、映画「子供」「ニューイヤー・ブルース」「光と鉄」などに出演した。特に「光と鉄」では主人公のヨンナム役を演じて、「第21回全州(チョンジュ)国際映画祭」(2020)で韓国競争俳優賞を受賞。また「悪霊狩猟団:カウンターズ」では、カウンターのリーダーであるチュ・メオクに変身して、ストーリーを引っ張っていくベテランの姿を披露しただけではなく、彼女だけの緩急を使った演技で視聴者を引き込み、キャラクターを演じきった。彼女の安定的な演技力と優れた作品性が調和をなして、OCNドラマの中で最短期間で歴代最高視聴率という驚くべき記録を達成し、これに力を得て「第57回百想(ペクサン)芸術大賞」テレビ部門の助演女優賞にノミネートされた。

これについて「『悪霊狩猟団:カウンターズ』の監督に一昨日連絡したら、(私が)百想芸術大賞の助演部門にノミネートされたことを祝ってくれて、『すべてヨム・ヘランさんのおかげです』と言ってくれました。最後まで私を信じてくれたことに感謝の気持でいっぱいです。お互いの演技、演出を信じられる方とお仕事出来ることがとても幸せです」と伝えた。

また“ヒーラー”のメオクというキャラクターについて「チュ・メオクは治癒能力もそうですが、悲しいストーリーがある人物です。大きな傷を持つ人が、傷を抱える人を癒やすということに大きな意味を感じました。ストーリーに必要な1人のヒーラーではなく、メオクがそのようなストーリーを持っているから、誰かを慰めて治癒してあげる人という設定に感動しました」と説明した。

続けて「最も温かくて、最も身近に感じられるようなヒーローという点が魅力的でした。脚本家が私たち4人が本物の家族のように見えたらいいなと話していたことを撮影後に聞きました。私もカウンターたちにとって、お母さんのような立場になれたらと思ってメオクを演じていました」と、作品への愛情を示した。

最後に彼女は、夢はあるが自信がなく、厳しい状況の中にある人々へ伝えたいメッセージがあると語った。「どれほど大変なのか知っているから、『やりたいならやってみて』と簡単に言えません。やりたいことをやりながら生きていいのかも、私は分かりません。やりたいことが何なのかも分からないし、能力もないのに、人々は簡単に『やってみたら』と言います。ただ、簡単ではないということを知っているけれど、若かりし頃を振り返ったとき、迷っていたことを後悔しています。挑戦しなかったことに未練が残ります。なぜ、その時にもっと大胆に挑戦しなかったのか、失敗しても私に責任を問う人はいなかったはずなのに、自信がなくて迷ったりしました。『今からでも遅くないし、怖くても何でも挑戦してみて』と言ってあげたい」と、若者たちに温かいメッセージを伝えた。

記者 : イ・スンギル