歌手Mew、別れを題材にした新曲「Ghosting」をリリース“もし自分の恋人が音信不通になったら…”

OSEN |

写真=HOWエンターテインメント
歌手のMewが、最近リリースした新曲「Ghosting」誕生のビハインドストーリーを公開した。

ソウル麻浦(マポ)区合井洞(ハプジョンドン)のカフェでOSENの取材に応じたMewは、「すごく緊張してドキドキしています。『Ghosting』は、作詞・作曲だけでなく、ポストプロダクション、ミキシング、マスタリングなどにも参加しています。それだけ自分の意見がたくさん入っている楽曲なので、愛着があって大切なアルバムです」とし、カムバックの感想を語った。

また、Mewは自身の活動名について「デビューする前に、事務所の方々と一緒につけた名前です。猫の泣き声のMewは中毒性が強いし、私も中毒性の強い歌声を持っているのでこの名前にしました。顔も犬顔ではなく猫顔に近いので、Mewという名前を見てすぐに自分にぴったりだと思いました」とし、名前の意味について説明した。 

Mewは2019年12月にデビューアルバム「Love Again」をリリースして、K-POP市場に第一歩を踏み出した。当時、Mewは別れた後に時間が経って、何の条件もなくもらった温かい愛に対する後悔と未練を率直でありながらも淡々と歌い、リスナーたちに強い印象を残した。その後Mewは昨年6月に「I’m still…」でより一層深くなった感性をアピールし、別れを経験した人なら誰もが共感できる歌詞でリスナーたちを魅了した。

その後9ヶ月間は「曲もたくさん作って、YouTubeにカバー曲もたくさんアップしながら過ごしました」と伝えたMewは、「様々な別れ方があると思うんですけど、連絡を切ってしまうのが最も胸が痛んで悲しい別れ方だと思いました。さよならなんて言われたくないと言うけれど、さよならという言葉すらも聞きたくなるのが、この別れ方だと思います。一方的な別れに、さよならという言葉でも聞きたい気持ちを込めたアルバムです」とし、新曲「Ghosting」を紹介した。「2000年代のレトロなギターサウンドが印象的です。ミュージックビデオにも折りたたみ式の携帯やDVDなど、その時の感性を垣間見ることができる小道具がたくさん登場します」とつけ加えた。

新曲「Ghosting」は、Mewが自ら作詞と作曲に参加した。現実的な雰囲気はもちろん、共感を呼ぶ歌詞がいっぱいであり、経験談ではないかと考えられがちだが、それは違うとのこと。Mewは「曲名を聞いただけでも『聴いてみたい』と思わせたかったんです。自分の経験ではないんですけど、曲名から作って制作を始めました。ネットで調べてみたら、今の世代が考える最悪の別れ方は、連絡を切ってしまう別れ方らしいんです。大衆の経験に共感と癒やしを届けるために書いた楽曲です」と話した。

また彼女は「歌詞に重点を置きました。現実的な歌詞を書きたかったんです。最近の人たちはストレートに表現する世代です。『Ghosting』の歌詞の中で、『愛しているという言葉はすべて何だったんですか? どうして私だけ大変な思いをしているんですか?』という部分があります。理解しようとしなければならないものではなく、最初から胸に届く歌詞を書きたいと思いました。でも悪い言葉ではないんです。純化された表現で書きたかったんです」とし、「Ghosting」を手掛ける時に最も重点を置いた部分を伝えた。

もし、自身の恋人が音信不通になったらどうだろうか? Mewは「今回の曲は純化された表現で書いたんですけど、自分の経験だったら歌詞がもっと厳しいものになっていたかもしれません。高音もあって激しく書くんじゃないかと思います」と話して笑った。また彼女は「せめてさよならくらいは言って」と始めたが、結局「さよならは言わないで」で終わる同曲について、「最初は本当にその人がイヤになって、憎む気持ちで書いたんですけど、もう一度考えてみたら、まだ忘れられていないんです。だから何でもいいから掴みたいという気持ちで、『さよならは言わないで』と書きました。忘れたと思っていたのに忘れられないというストーリー展開です」と明かした。

記者 : イ・スンフン