DEUX元メンバー故キム・ソンジェさんの元恋人、薬物分析専門家を相手取った損害賠償訴訟の第2審でも敗訴

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写真=故キム・ソンジェさん
DEUXの元メンバーである故キム・ソンジェさんの元恋人が、薬物分析の専門家を相手取って提起した損害賠償訴訟で、第1審に続き、第2審でも敗訴した。

ソウル高裁民事27部は16日、故キム・ソンジェさんの元恋人が薬物分析専門家のA氏を相手取って提起した、10億ウォン(約1億円)相当の損害賠償請求訴訟で、原告敗訴の判決を言い渡した。

A氏は、キム・ソンジェさんが死亡した時、薬物検査を行った国立科学捜査研究院所属の薬物分析家だ。

元恋人は、A氏が過去にキム・ソンジェさんの遺体から検出された薬物のゾレチルが麻薬の代用として使えると供述したが、その後の講演などでこの発言を覆し、まるで自身(元恋人)が故人を殺害したかのように話していたと主張し、訴訟を提起した。

しかし、A氏の弁護人は「A氏は学術的な立場を明らかにした」とし「元恋人に被害が及んだとしたら、それは誹謗中傷によるものだ」と反論した。

1993年にヒップホップデュオDEUXとしてデビューしたキム・ソンジェさんは、1995年11月に、あるホテルの部屋で死亡した状態で発見された。この事件で元恋人が容疑者と疑われ、第1審で無期懲役を宣告されたが、控訴審で証拠不十分により無罪判決を受けた。その後、最高裁で無罪が確定した。

記者 : イ・ミンジ