実名使用で一部ファンから懸念の声も…BTS(防弾少年団)の世界観を描くドラマ「YOUTH」役名を変えて再撮影へ

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写真=アリーナ、Vibe Actors、CLN Company、Wellsエンターテインメント、BIG PICTUREエンターテインメント、T1エンターテインメント
BU(BTS Universe)のドラマ「YOUTH」が、ドラマの中でBTS(防弾少年団)メンバーたちの実名を使わないことにした。

4月7日、複数の関係者によると、「YOUTH」のドラマ制作会社チョロクペムメディアとBTSの所属事務所は、ドラマの登場人物名をBTSのメンバー実名にしないことに決定した。役名を仮想の名前に変更して、再撮影することで合意したのだ。

その後、制作陣と俳優たちは一時中断となっていた撮影を再開した。正確な撮影終了の時期や放送の時期は確定していない。

年内の放送を目標に制作されている「YOUTH」は、BTSの所属事務所が企業革新のためのブランドIP(Intellecual Property、知的財産権)やストーリーテリングIP事業の一環として披露するドラマだ。チョロクペムメディアが制作を務め、JTBC「隣人の妻」「ユナの街」などを演出したキム・ジェホン監督と、JTBC「まぶしくて―私たちの輝く時間―」「錐-明日への光-」「オールド・ミス・ダイアリー」などを執筆したキム・スジン脚本家がタッグを組み、ソ・ジフン、ノ・ジョンヒョン、アン・ジホ、ソ・ヨンジュ、キム・ユンウ、チョン・ウジン、チョン・ジンソが主演に抜擢された。

議論になったのは、各俳優たちが演じるキャラクター名だった。「YOUTH」の世界観は“若者”というタイトルの意味のように、BTSの「花様年華」の世界観を基にしている。制作会社は、「BU(BTS Universe)は、実際のアーティスト(BTS)とは別のストーリーを持っている世界観で、比喩と象徴により多彩なストーリーを展開してきた。今回のドラマは、BUの基本設定を基に、ドラマというジャンルの特性に合わせて作られたInspired by BUのストーリーを通じて、7人の少年の学生時代や成長のストーリーを描く」と予告していた。

しかし、各俳優たちの役名がBTSのメンバーたちの実名であるキム・ソクジン(ジン)、キム・ナムジュン(RM)、ミン・ユンギ(SUGA)、チョン・ホソク(J-HOPE)、パク・ジミン(ジミン)、キム・テヒョン(V)、チョン・ジョングク(ジョングク)に決定したことが、昨年10月にドラマ制作会社の公式報道資料を通じて発表され、ファンからは懸念の声が上がっていた。

それはドラマの内容による心配だった。役名が変わっていなかったら、劇中でミン・ユンギは「母を殺して家に火をつけた」という噂がレッテルのようにつきまとう少年で、チョン・ホソクは子供の頃に遊園地に捨てられた辛い記憶を持つ少年、キム・テヒョンは酒に溺れた父親と暮らす傷だらけの危なっかしい少年として描かれる予定だった。世界観に基づいた仮想の人物と劇的な設定とはいえ、BTSメンバーたちの実名が使われれば、彼らの世界観、メンバー個人についての知識がない一般の視聴者にとっては、それをBTSの実話であるかのように受け止めかねないからだ。

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記者 : ファン・ヘジン