注目の新人歌手DEMIAN、新曲「LOVE%」でDAWNとコラボ“今後はIU、Zion.Tさんとも…”

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写真=bnt
歌手のDEMIAN(ソン・ジョンヒョク)のグラビアとインタビューが公開された。

DEMIANは今回のグラビア撮影で様々な試みを行い、トーンオントーンのヘアスタイルとスタイリングで青く染まったり、青色の布を使ってシックな魅力を倍増させ、大胆なレイヤードとボールドなアクセサリーもカッコよく身に着けた。

最近、4thシングル「A Blue not Blues」を発売した彼は「ある瞬間に人を信じられなくなって、人間関係に対する恐怖が大きくなった。今回は“愛”から拡張した“関係”に対するストーリーを扱っている。楽曲の主な情緒が孤独と憂鬱なので、髪色をブルーに染めてスタイル変身を試みた」と明かした。

続いて、彼が目指す“関係”に対して「お互いに頼れるが、度を過ぎるのは好まない。自分の力で立つことができる人だけが、健全な愛を与えることができる。みんなが完璧じゃないから、ただお互いをより良い存在にさせる関係が理想的だと考えている」と話した。

特に今回のタイトル曲「LOVE%」には、歌手のDAWN(元PENTAGONのイドン)がフィーチャリング参加している。彼は「歌を完成させて、DAWNさんのことを真っ先に思い浮かべた。中身が崩れれば崩れるほど華やかでひねくれたイメージが必要だった。レコーディングをそれぞれしたから直接は会えなかったけれど、送ってもらった最初の音源に満足して修正なしでそのまま使った」と感謝を示した。

ずっと1人でやってきた曲作りとはどこが違うかと聞くと「最初はフィーチャリングを考慮していなかった。でも自分の声が細くて澄んだ感じだから、反対の雰囲気が加わったら歌がより豊かになると思って、途中で予定を変えたけど、予想通りさらに豊かで相乗効果が生まれた」と語った。

このように、音楽制作に最善を尽くす彼にインスピレーションの源を聞くと「普通、コードを通じて楽想を思い浮かべ、歌や映画、自分の感情からソースを得る。でも、そのままを曲に表現するより主観的に状況を解釈し、溶かす方だ。ストーリーがもっとドラマチックに感じられるように脚色に気を使っている」と答えた。

最近はどんな感情を感じたかと聞くと「無難で無事に生きられる人生がどんなにありがたいことかを感じた。平凡な人になるために今までたくさん努力してきたことに最近になって気づいた」とし「子供の頃は円滑な人間関係を維持する友人たちが羨ましくて、自分をたくさん変えたり、直したりした。そんな過程があったから、今は欠乏や失敗に対する恐怖が少なくなったし、また現在の幸せに感謝するようになった」と付け加えた。

また、彼の曲の所々には様々な色が共存する。「キース・ヘーリングは色を1つの記号のように使っている。集中するほど無言の力が感じられるから、それを歌に適用したら曲のメッセージ伝達と理解が一層簡単になった」と話した。

しかし、全ての芸術家がそうであるように、創作には苦痛がつきもの。彼も止まる瞬間が時々あるという。「創作を絞るとすぐ分かるから、その瞬間に他のことをするのが生産的だ。もちろんそんな風に2~3日くらい消費すると、自責の念で苦しいけれど仕方がない」と笑顔を見せた。

最も満足している作品に対して聞くと「歌手になる前にSoundCloudに初めてアップした『run away』という曲だ。好きだからこそ遠ざかるしかなかった経験から作った曲。自尊心が欠如された時に僕がどんなモーションを取ってきたかが分かる。だから今聴いても正確にその状況に戻してくれる愛憎の歌だ」と打ち明けた。

もちろん、彼は突然夢を叶えることができたわけではない。当時の状況について「事務所から連絡をもらった時は、“!”よりは“?”の気持ちが大きかった。僕のどんなところが気に入ってもらえたのか分からなかったし、どんな重みのある連絡なんだろうと思った。音楽プラットフォームにいくつかの自作曲をアップしたのが僕の全てだったから。連絡があまり来なくなって諦めていたけど、最終打ち合わせの後に契約したいと言われ、本当に驚いた」と振り返った。

名前が世に知られて1年ほどしか経っていない彼が注目を浴びている理由は、全てのミュージックビデオが100万回以上の再生回数を記録したからだ。その秘訣を聞くと「大衆歌謡よりは内的で、インディーズ音楽よりはコンセプチュアルだということ。境界が曖昧だけど、そんなところを愛してくれているようだ」と謙遜とした態度を見せた。

そうしてファンを念頭においた音楽をするようになった彼は「以前は細かい気分を書く日記のような感じに止まっていたけど、今は『聞き手も果たして面白いだろうか?』という、アーティストとしての悩みをもっとするようになった」と成熟した面を示した。

最終的にどんな歌手になりたいかと聞くと「自分の物語に興味のある方々がもっと深く理解できるように、余白を与えるアーティストになりたいし、僕のメッセージをよく分からない人でも楽しく聴くことができるアーティストになりたい」と語った。

彼は一緒にコラボしたいアーティストとして、歌手のZion.TとIU(アイユー)を挙げた。その理由を聞くと「どんなアーティストになりたいかという質問の答えと一致する方たちだ。ただ聴くのもいいけれど、意味を知ってから聴くともっと豊かで面白い」と説明した。

3月にデビュー1周年を迎えた彼に心境を聞くと「1周年の時には当然ファンミーティングをしていると思ったけれど、このコロナ禍で(1周年を)迎えることになって残念だ。それにもかかわらず多くの人々が応援してくれることに感謝し、安心している。今年はぜひステージに立ちたい。今後も、中身のある作業とかっこいい姿で関心と愛に報いたい」と覚悟を示した。

記者 : パク・スイン