“いじめ認め降板”ジス所属のキーイースト、損害賠償訴訟をめぐり「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」側の主張に反論(全文)

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写真=マイデイリー DB
過去のいじめ疑惑を認めて「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」から降板した俳優のジスの所属事務所が、ドラマ制作会社VICTORY CONTENTSの主張に反論した。

ジスの所属事務所のキーイーストは2日、公式報道資料を通じて「弊社は、突然の俳優交替による制作会社並びに多数のスタッフが経験する大変な状況に深く共感し、ジスの出演シーンを代替するために追加撮影された部分の合理的な費用について、責任を負う意向があると明確に明かした」とし、「ただし、VICTORY CONTENTSが提示した制作費推定金額で最終合意するには、具体的な根拠が足りないため、実際の精算内訳を開示してほしいと丁寧に要請すると同時に、まだ撮影が行われているため、最終精算までは1ヶ月以上の時間がかかる予定であることを受け、その前に取り急ぎ一部を前払いすると提案までした」と明かした。

続いて「弊社はこれまでKBSとドラマ制作会社協会に、客観的な仲裁を要請するなど、合意のため誠実に努力してきた。従って、VICTORY CONTENTS側の主張である、弊社の非協力的な対応で合意に至ることができなかったという話は事実ではない」とし、「VICTORY CONTENTSと監督、出演者とスタッフたちの努力によってドラマが正常化している状況で、これ以上の騒動なくドラマが無事に放送終了を迎えることを祈っている弊社も、最大限対応を自制してきた。それにもかかわらず、残念ながら円満な合意に至っていない状況について心よりお詫び申し上げ、弊社は最後までこの事案を解決するために最善を尽くす」と付け加えた。

これに先立って、VICTORY CONTENTSはこの日「4月1日付けで、キーイーストを相手取って、損害額の一部を請求する損害賠償請求訴訟をソウル中央地裁に提起した。損害賠償を速やかに回復して、ドラマ制作に再び集中するため、キーイーストと損害賠償に対する協議を誠実に進めようとしたが、非協力的なキーイースト側の態度にやむを得ず、この事件について訴訟を提起することになった」と明かした。

【キーイースト 公式コメント全文】

こんにちは。キーイーストです。

ドラマ「王女ピョンガン 月が浮かぶ川」の制作会社であるVICTORY CONTENTSの訴訟提起と関連して、弊社の立場を表明します。

キーイーストは所属俳優であるジスに関するいじめ疑惑が提起された後、制作会社のVICTORY CONTENTS及び放送会社のKBSと緊密に協議し、ジス本人も速やかに謝罪しました。これは具体的な事実関係に関する確認、把握ができていない状況だったにもかかわらず、もっぱらドラマにこれ以上の迷惑をかけてはいけないと判断したためです。

弊社は、突然の俳優交替による制作会社並びに多数のスタッフが経験する大変な状況に深く共感し、ジスの出演シーンを代替するために追加撮影された部分の合理的な費用について、責任を負う意向があると明確に明かしました。(弊社提案合意案の全文添付。3月31日付け)

ただし、VICTORY CONTENTSが提示した制作費推定金額で最終合意するには、具体的な根拠が足りないため、実際の精算内訳を開示してほしいと丁寧に要請すると同時に、まだ撮影が行われているため、最終精算までは1ヶ月以上の時間がかかる予定であることを受け、その前に取り急ぎ一部を前払いすると提案までしました。

弊社はこれまでKBSとドラマ制作会社協会に、客観的な仲裁を要請するなど、合意のため誠実に努力してきました。従って、VICTORY CONTENTS側の主張である、弊社の非協力的な対応で合意に至ることができなかったという話は事実ではありません。

VICTORY CONTENTSと監督、出演者とスタッフたちの努力によってドラマが正常化している状況で、これ以上の騒動なくドラマが無事に放送終了を迎えることを祈っている弊社も、最大限対応を自制してきました。それにもかかわらす、残念ながら円満な合意に至っていない状況について心よりお詫び申し上げ、弊社は最後までこの事案を解決するために最善を尽くしてまいります。

【キーイーストがVICTORY CONTENTSに提案した合意案全文/3月31日付け】

弊社は俳優ジスのマネジメント社であり、貴社と同じくドラマ制作会社でもあるため、法的な責任の有無に関係なく、現在貴社が直面している状況などに深く共感し、以下のように合意案を提案致します。

1. 結論的に弊社は、ジスの今回の騒動に関して道義的な責任を果たそうと、ジスの出演シーンを代替するために追加撮影された部分に使われた合理的な費用について、責任を負う意向があることを明らかにします。

2. ただし、3月29日に送付いただいた追加制作費推定金額で最終合意するには、具体的な根拠が足りないため、上場企業として今後、経営陣背任などの法的、会計的問題が発生する可能性がとても大きいです。最終合意のためには、客観的な合意の根拠が前提でなければならず、このため実際に執行した合理的な費用に対する精算内訳が必要だという事実は、貴社もご存じのことと存じます。

3. 貴社から4月半ばまで追加撮影が予定されていると説明されたため、最終精算までは時間がかかると予想されます。両社の合意書を今週中に締結することができるのであれば、弊社は貴社に対して追加制作費用の一部だけでも前払いするつもりです。

4. 今週または早いうちに両社の合意がなされるように、積極的なご協力をお願いします。

改めて追加撮影シーンに対して責任を負うという弊社の意向を強調し、上場企業として様々な制約がある立場について、ご理解頂きますようお願い致します。

貴社のご意見をお待ちしております。

ありがとうございます。

記者 : キム・ミリ