Golden Child ボミン、アイドル&俳優の両立でハードスケジュールも「2つとも好きで…」

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写真=「@star1」

2020年はGolden Childのボミンにとって非常に忙しい1年だった。3~4ヶ月単位でカムバックするGolden Childの日程と演技も両立し、誰より忙しい日々を過ごした。厳しいスケジュールをこなすことだけでも大変なはずなのに、抜群の実力まで披露した彼を見ていると、“詐欺キャラクター”という修飾語に自ずと頷ける。無駄のないきれいなダンスとユニークな音色を誇り、グループの全てのアルバムでセンターを占めることはもちろん、JTBCドラマ「18アゲイン」で胸をときめかせる演技で視聴者に強烈なインパクトを与え、“ホットな演技アイドル”になった。グループ活動や個人的なスケジュールに至るまで多忙なスケジュールで疲れるはずだが、新年の目標を聞かれて「音楽や演技の足りない部分をさらに埋めていく1年にしたい」と意気込んだ。努力を重ね、恐ろしいスピードで成長を続けているボミン。“音楽と演技”の二兎をつかむ彼の活動は2021年にも続く。

――ETUDEのモデルになって初めてのグラビア撮影でしたね。今日の撮影はどうでしたか?

ボミン:ETUDEはあまりにも有名なブランドなので、幼い頃からよく知っていました。こんなに有名なブランドのモデルに抜擢されて嬉しいですし、実感が湧きませんでした。初撮影だったのに、スタッフの皆さんのおかげで雰囲気がとても良く、楽しく撮影しました。カットもきれいに撮れたようで楽しみです。

――5thミニアルバム「YES.」でカムバックしましたね。超高速カムバックで練習時間が足りなかったのではないかと思います。

ボミン:練習期間が本当にタイトでした。3ヶ月間、全ての準備を終えなければならなかったので、レコーディングから振り付けのレッスンまで全ての過程が速く進みました。準備期間が短かったのに振り付けのスタイルが従来と大分変わったので、それを身につけるためメンバーたちが皆苦労しました。それでも短い練習期間に比べて、曲とパフォーマンスの完成度は高かったようで満足しています。

――アルバムを紹介してください。これまでのアルバムと「YES.」の違いは何ですか?

ボミン:これまでのアルバムと違って、今回は振付師のチェ・ヨンジュンさんがパフォーマンスを担当してくださいました。今までとは異なるユニークな雰囲気とステージをお見せできたと思います。また、タイトル曲が「Burn it(抱きしめてあげる)」ですが、混乱して大変なこの時期に温かい慰めを与える曲です。多くの方にポジティブなメッセージを伝えられるのではないかと思います。歌詞は非常にソフトで温かいですが、逆にパフォーマンスが強くパワフルで、Golden Childの意外な魅力を感じることができるアルバムです。

――グループと個人的な活動を両立して本当に忙しい日々を送っていると思いますが、体力的に大変ではありませんか?

ボミン:グループ活動と個人的なスケジュールを全部こなして忙しく過ごしました。体力的には大変ですが、ありがたくて幸せなことです。もっと良い姿をお見せするため体力管理に頑張っています。体調管理には睡眠が重要で、休みの日は家の外に出ないで寝たり、ベッドで横になって楽に休んだりしながら1日を過ごしたりしています。最近、紅参も毎日しっかり食べています。先日、事務所の代表がビタミンをプレゼントしてくださって、ありがたく飲んでいます。まるでビタミンでニンジンを与え、ハードなスケジュールでムチを打つような感じではないでしょうか(笑)。

――演技を始めてから2年も経たないうちに“ホットな演技アイドル”になりましたね。自分の演技に点数をつけるとしたら、100点満点中で何点ですか?

ボミン:アイドルとしては100点満点で80~90点をあげたいです。アイドルは本業ですし、数年間の練習生生活を経てデビューしたので、結構完成度が高いと思っています。ですが、演技は足りない部分が多いので、50点ぐらいあげたいです。まだまだ先が遠いです。絶えず努力してもっと成長した姿をお見せしたいと思います。

――これから挑戦したいキャラクターやジャンルはありますか?

ボミン:これまではほとんど高校生の役ばかりを演じてきましたが、僕は高校生役が好きです。年をとったらやりたくてもできない役じゃないですか。今できる時、できるだけ多くしてみたいです。あえてしたい役を挙げるなら、制服を着ない役にも一度挑戦してみたいです。

――学生時代に外国語高校の進学を準備するほど、勉強ができたオクチナ(何でもできる完璧な息子)だったそうですね。勉強ばかりしていた学生が芸能界に入ったきっかけは何ですか?

ボミン:僕が長男だったので両親は勉強に集中することを希望し、僕も頑張ったんです。外国語高校の進学も準備しました。個人授業に学習塾、論述塾、新聞討論教育まで、やったことのない私教育がないほど色々やりました。中学校の時は芸能界に全く興味がありませんでした。勉強ばかりしていた平凡な学生でしたが、ある日、芸能界に携わる叔父に「一度挑戦してみて」と勧められました。何の準備もなくオーディションを受けたんですが、いきなり合格したんです。その一度のオーディションで練習生になり、アイドルとしてデビューすることになりました。まだ芸能人になった僕が不思議で実感が湧いていません。机の前の生徒が目を覚ましたら舞台に立っているような感じです。今、こうやってアイドルとして活動して演技しているのが夢みたいです。

――末っ子なのにメンバーの中で実力者で、“実力者末っ子”“末っ子オントップ”と呼ばれていますが、普段から大人しい性格ですか?

ボミン:Golden Childの中では末っ子ですが、家では長男です。年の割に大人しい方だと思いますし、性格が静かな方で黙々と自分の仕事をするタイプです。甘えたり、愛嬌を振りまく性格じゃないので、そのようなニックネームがついたんだと思います。周りから「末っ子らしくない末っ子」と言われています。

――Golden Childがデビューしてから約4年が経ちますね。家族のように固いチームワークの秘訣も気になります。

ボミン:会話と配慮のおかげだと思います。普段、メンバーたちとよく話し合う方ですし、些細な部分もお互いに配慮する方なので、トラブルが起きることはほとんどありません。例えば、アルバムの準備やダンスの練習で「何時までに集まろう」と言われたら、遅れたり来なかったりするメンバーがいなくて、皆ちゃんと集まります。言葉は簡単ですが、お互いへの配慮と尊重があってこそ可能だと思います。兄さんたちがよくリードしてくれて、思いやりがあるので固いチームワークが維持できるんだと思います。お互いに違う人生を生きていた人々が一緒に集まって生活することは容易なことではないのに、お互いに理解して配慮しながら合わせてきたおかげで、今のGolden Childが存在します。

――今年中に必ず叶えたい目標や計画がありますか?

ボミン:音楽と演技、二兎を追うことができる1年になればと思います。2つの分野の魅力が全く違うのですが、両方とも好きで逃したくないんです。どんな分野でも一生懸命に頑張って良い姿をたくさん見せたいです。もう1つの目標は、もっと成長した人になりたいです。これまで年に比べて成熟した方だと思ってきましたが、振り返ってみると、未熟なところがとても多かったです。音楽であれ演技であれ、活動のモニタリングをする方ですが、僕の姿を画面で見ると、足りない部分が特に目立ちます。そのような点を改善し、満たしていく1年になればと思っています。今年も、来年もいつも一生懸命に努力して遠い後日、僕も誰かのロールモデルと呼ばれる日が来てほしいです。

記者 : ファン・ヨンド