「玆山魚譜」ピョン・ヨハン“出演できて光栄…魔法のように僕の人生を変えてくれた作品”

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写真=MEGABOX PLUS M
俳優のピョン・ヨハンが映画「玆山魚譜」で、4年ぶりに観客に会った。

ピョン・ヨハンは最近、オンラインインタビューを行い、韓国で公開された映画「玆山魚譜」(監督:イ・ジュンイク)について取材陣と話し合った。

「玆山魚譜」は、黒山(フクサン)に島流しされた後、本よりも海の生物に関心を持つようになった好奇心旺盛な学者チョン・ヤクジョン(ソル・ギョング)と、海を離れて出世したい青年漁師チャンデ(ピョン・ヨハン)が“玆山魚譜”を執筆しながら友達になっていく物語を描いた作品だ。「王の運命-歴史を変えた八日間-」「空と風と星の詩人 ~尹東柱の生涯~」「金子文子と朴烈」などの作品を通じて歴史中の人物を新たに描いてきたイ・ジュンイク監督の14本目の作品だ。

ピョン・ヨハンは劇中、チャンデ役を務めて4年ぶりに映画に復帰した。ドラマ「ミセン‐未生‐」を通じて顔を知らせた後、ドラマとスクリーンを行き来しながら幅広い演技を見せてきた。映画「ソーシャルフォビア」「あなた、そこにいてくれますか」、ドラマ「六龍が飛ぶ」「ミスター・サンシャイン」など数多くの作品で活躍した。

今回「玆山魚譜」で、黒山島を離れるために勉強をする、青年漁師のチャンデに完璧に変身した彼。チャンデは国の統治理念である性理学をしっかり知って、実践するのが民のための道だと信じて、漁師の仕事より勉強を重視する人物だ。黒山(フクサン)に島流しされた罪人チョン・ヤクジョンを避ける頭が固い一面を披露するチャンデは、結局それぞれの知識を分かち合おうというチョン・ヤクジョンの提案を受け入れて、民を助ける真の方法について悩み、成長していく。

これにピョン・ヨハンはチョン・ヤクジョンに会って変わっていくチャンデの姿を、繊細な感情演技で表現した。それだけでなく、直接全羅道(チョルラド)の人々に会って方言を練習して、水泳と魚のさばき方を学ぶなど努力したという。

ピョン・ヨハンは「玆山魚譜」への特別な想いを強調して伝えた。彼は、最近行われたマスコミ向けの試写会で涙を見せたことについて「色々思い出しました。『玆山魚譜』の撮影を終えて、長い時間が経っていたので、ありがたい気持ちが溢れて涙が出ました。また『玆山魚譜』は本当に良い映画ということを感じました、余韻が深かったです」と伝えた。

彼は「モノクロ映画に出演できたことは、俳優として栄光でした」とし「色感もなく、俳優の声と表情だけで伝えなければならないため、いつも以上に心を込めて演技しなければならないと思いました。多くの先輩、同僚と息を合わせて、楽しく撮影することができました」と伝えた。

青年漁師のチャンデというキャラクターについては「僕に似ていると思いましたし、青春みたいだと感じました」とし「その時代に、チャンデがどのような視覚で世の中を見つめて、どのような気持ちで学問への欲望を抱いていたのか悩みました。チャンデ自体がとても美しい人物だったので、彼を応援したいです」と愛情を示した。

韓国映画界を代表するイ・ジュンイク監督、ソル・ギョングと呼吸を合わせた感想について彼は「イ・ジュンイク監督、ソル・ギョング先輩にはいつも憧れていましたし、共演してみたいと思っていました。『玆山魚譜』を通じて、一緒に作業ができて嬉しかったです」と伝えた。

彼はソル・ギョングについて「ソル・ギョング先輩は、公私を混同しない方です」とし「僕の選択に耳を傾けてくれましたし、先輩からインスピレーションを得たりしました」と述べた。

イ・ジュンイク監督については「長所を見つけてくださる方です。それに、弱点は大目に見てくれます。いつも俳優と友人関係だと言ってくださるが、実際に撮影現場でもその心を感じました。監督が『まずやってみて』と信じてくれたおかげで、自由に演じることができました」と語った。

特に、ピョン・ヨハンはイ・ジュンイク監督から「演技のポテンシャルが爆発した」と絶賛を受けた。これについて彼は「結果的に褒められて嬉しかったです。俳優として、これほど嬉しいことはないでしょう。感謝します。だけど、イ・ジュンイク監督が『玆山魚譜』のすべてを手がけられました。僕はただ想像力と体で、作品が終わるまで動いていただけです。イ・ジュンイク監督からたくさんのことを学びました。感謝を伝えたいです」と謙遜した姿を見せた。

またピョン・ヨハンはイ・ジョンウンについて「包容力があって、とても頼りになる存在でした。また一緒に演技したいです」と伝えた。

久しぶりに映画に出演した彼は「2年間休む中で、色々考えました。デビュー10年目になりましたが、少し疲れていたみたいです」と告白した。

彼は「長く休んだけれど、三つ子の魂百までという言葉のように、悪い癖はすぐに直ったりしないでしょう。これからも直そうとするけど、『玆山魚譜』が魔法のように僕の人生を変えてくれました」とし「僕が見ること、感じることをたくさんの言葉より行動で表現したいです。それが俳優の仕事だと思います。それが実現できるように頑張ります」と述べた。

彼は「人見知りが激しくて、昔は『もしもし』もまともに言えないような時期もありました。そのとき、演劇に初めて触れて、人がすらすら話すのを見てから、今まで役者という夢が変わったことは一度もありません。今も未熟だと思いますが、演じるときだけはしっかりやり遂げようと努力しています」と伝えた。

彼は「役者として悩みも多く、自分を追い詰めてしまうことも多々あります。演技に対する欲をいつも感じています。誰かはもっと気楽に、休みながらしていいと言うかもしれないけれど、いつも悩んでいるんです。でも、その悩みさえも楽しんで、成長していきたいと思います」と演技に対する情熱をうかがわせた。

記者 : キム・ナラ