カン・ハヌル、チョン・ウヒの共演で期待が高まっている映画「雨とあなたの物語」が予告映像第1弾を公開した。

今春、心に触れる映画「雨とあなたの物語」が予告映像第1弾を公開した。「雨とあなたの物語」は、偶然に伝達された1通の手紙で、お互いを慰め合うヨンホ（カン・ハヌル）とソヒ（チョン・ウヒ）が“雨の降る12月31日に会おう”という可能性の低い約束をして、繰り広げられる出来事を描いたアナログ感性ムービーだ。

郵便配達員を呼び止めるヨンホの緊迫した叫びから始まった予告編は、一通の手紙でつながったヨンホとソヒの特別な縁を予告する。明確な夢も目標もなく、三浪をしているヨンホは幼い頃の友達ソヨンを思い浮かべ、手紙を出す。姉のソヨンに届いた手紙を受け取ったソヒは、病気の姉の代わりにいくつかのルールを作ってヨンホに返事を送る。偶然始まった手紙は、無彩色だった2人の日常に変化を与え、お互いに慰めになっていく。

公開された予告編で手紙をやり取りするヨンホとソヒの姿は、スマホも、SNSもなかったあの時代の記憶を呼び起こし、アナログの感性で郷愁を誘う。短いテキストでスピーディーなコミュニケーションに慣れている私たちにとって遅いと感じるかもしれないが、返事を待つ時間に胸をときめかせる2人の若者の物語は、当時の感性を呼び起こすことはもちろん、観客の心まで温かくする。

これまで様々な作品を通じて優れた演技を披露し、観客の信頼を得てきたカン・ハヌルとチョン・ウヒは今回も、不完全ではあるが輝かしい若者たちの姿を完璧に演じ、誰もが共感する演技を見せる予定だ。手紙を通じてお互いに慰めと勇気を伝え、黙々と自身だけの道を探して成長していくヨンホとソヒの話は、観客の心も慰めるだろうと思われる。

待つ時間が必要な手書きの手紙の感性を蘇らせ、観客のアナログな感性を目覚めさせる映画「雨とあなたの物語」は、4月28日に韓国で公開される。