「ぼくの歌が聴こえたら」チョ・ダルファン、入隊中のEXO チャンヨルにも言及“本当にいい人…面会にも行きたい”

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写真=(株)映画社TAKE
映画「ぼくの歌が聴こえたら」で観客たちに会ったチョ・ダルファンが、率直な感想を伝えた。

チョ・ダルファンは最近、オンラインインタビューを行い、映画「ぼくの歌が聴こえたら」について多様なエピソードを聞かせてくれた。

「ぼくの歌が聴こえたら」は、ダンボールをかぶらないと歌えないジフン(EXO チャンヨル)と、世の中で成功することが最も大切だと思っているプロデューサーのミンス(チョ・ダルファン)の奇跡のようなジュークボックスロードムービーだ。

チョ・ダルファンは劇中、“ポムセンポムサ(かっこよく生きてかっこよく死ぬ)”プロデューサーのミンス役を演じ、チャンヨルとの一風変わったケミ(ケミストリー、相手との相性)を披露した。ミンスは、かつては原石を宝石に変える能力で最高の頂点を極めたが、今は無一文となり、ジフンに会ってもう一度成功を夢見る人物だ。美しい夜景、海などを舞台に歌を歌って楽器を演奏するジフンと、彼を引っ張って全国各地を回るミンス。100の中で99合わない正反対の性格だが、たった一つ“音楽”で通じる二人の男の特別な音楽の旅行を描いた。

この日、チョ・ダルファンは「ぼくの歌が聴こえたら」の出演について「台本を見る前に、所属事務所の代表から映画の内容について聞きました。『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』など音楽映画について言及して、ヤン・ジョンウン監督の作品だと聞き、気になりました」と伝えた。ヤン・ジョンウン監督は2009年、大韓民国演劇大賞の演出賞受賞を皮切りに、韓国演劇初の英・ロンドンのグローブ座に進出したことがあり、2018年に平昌(ピョンチャン)オリンピックの開幕式の演出を務めてもう一度、世界的に名声を博した演出家だ。

チョ・ダルファンは「ヤン・ジョンウン監督、チャンヨルと一緒に作業してみたかったし、ミンスというキャラクターに関する説明を聞いて、出演しない理由がなかったです」と、格別な愛情を示した。

また、彼はミンス役について「『はじまりのうた』のマーク・ラファロとは違う感じで演じたかったです。監督もチョ・ダルファンだけのキャラクターになってほしいと言ってくれました。ミンスは“ポムセンポムサ”だから、そのような雰囲気をアピールしてほしいとお願いされました」とし「私もジフンと一緒に成長していく姿がいいと思ったし、ソン・ガンホ先輩など、素晴らしい先輩たちが持つセクシーさを盛り込もうとしました。セクシーさとは結局、人の健康的なイメージ、世の中を見つめるポジティブな視線、情熱、仕事への熾烈さだと思います。セクシーさのためにたくさん悩んだけど、よく表現できたのか気になりますね」と述べた。

チョ・ダルファンは「音楽映画が韓国市場では成功しにくいというイメージが多かったのですが、『ぼくの歌が聴こえたら』が段階的に踏み台になってほしいです。韓国の音楽映画が世界へ飛び出すことができる、そのような踏み台になってほしいです」と願いを伝えた。

また、相手役のチャンヨルについては賛辞を送った。彼は「チャンヨルはすでにトップスターじゃないでしょうか。新人俳優だと名づけるのは難しいです」と語った。

続いて「いつも先輩たちが俳優である前に、良い人になるべきだとアドバイスしてくれますが、私が現場で感じたチャンヨルは、誰よりも健康で良い後輩であり、良い人でした」と伝えた。チョ・ダルファンは「チャンヨルは辛くても表現せず、楽しく撮影しようとします。そのような一面は、年下だけど年上のように感じられました」と伝えた。

彼は「チャンヨルとこんな話もしたことがあります。第1弾がEXOのチャンヨルで、EXOの残りのメンバーたちで第2弾、第3弾を制作しようと。それとも、チャンヨルが除隊する時に『ぼくの歌が聴こえたら』がまた制作されてほしいと話しました」と述べた。

彼は3月29日に入隊したチャンヨルに、応援のメッセージも伝えた。チョ・ダルファンは「韓国の男ならみんな行くでしょう。軍隊は特別ではないです。無事に、元気に行って来てほしいです」と伝えた。

また彼は何度も「チャンヨルは年下だけど、感動する姿が多かったです。私が感じたチャンヨルは、本当にいい人です。精神的にも、肉体的にも、無事に元気に除隊して、活発に音楽や演技活動をしてくれたらいいなと思います。チャンヨルは情緒的にも良い友達だから、たまに会いたいです。大変な状況だけど、新型コロナウイルスが終息したら、面会にも行きたいです」とチャンヨルについて絶賛した。

2000年にデビューして20年目、着実に活動を続けているチョ・ダルファン。彼は原動力に関する質問に「幼い頃は、貧乏が私の先生でした。生活保護対象者として20歳まで育ち、生計維持のためにバイトもたくさんしました。貧乏が大きな先生であり、原動力でした」とし「今は俳優としてある程度安定しているので、経済的な部分は問題ないですが、それを忘れてないです。余裕があるときに怠惰になるため、物質への欲心を捨てて、このような心構えの中で原動力を維持しようとしています。田舎生活を通じて癒してもらったりしましたが、昨年は新型コロナウイルスにより精神的、肉体的、経済的にも大変でした」と告白した。

またチョ・ダルファンは、大先輩であるシン・グについて言及し、感謝の気持ちを伝えた。彼は「シン・グ先輩は私が怠惰になると叱ってくださって、演技についてアドバイスもしてくれます。死ぬ覚悟でやらないと、長く活動するためにはどのように演技をすればいいかなどについて話してくれます。シン・グ先輩は、模範になる素晴らしい先輩です。私たちはウォンビン先輩やソン・ジュンギ先輩ではないから、狂ったように頑張らないといけないと、そうやって頑張っても人々が分かってくれるか、くれないか分からないと、死ぬ気で頑張らないとといつも言ってくれます」と伝えた。

記者 : キム・ナラ