iKON、デジタルシングル「Why Why Why」でカムバック“タイトル曲を聞いて泣きそうだった”

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写真=YG ENTERTAINMENT
iKONがカムバックした。2021年を飾る彼らの、力強い跳躍が期待される。

3日の午後6時にリリースしたデジタルシングル「Why Why Why」がその始まりだ。この曲は、美しく咲いたが枯れて消えてしまう花のように、結局終わりを迎えたラブストーリーを盛り込んだ。叙情的なメロディーとともに、彼らのより成熟したボーカルと感情表現が際立つナンバーだ。

悲しい別れの感性を盛り込んだ曲だが、iKONはどんな時よりも力強く意気込んでいる。iKONは「休息期間に、アルバム活動とステージに立ちたいという欲望が募っていった。今年は確実に私たちの名前をより広く、強く知らせたい。各ステージでハイライトを残す姿を楽しみにしていただきたい」と伝えた。

――約1年ぶりのカムバックですが、久しぶりに活動することになった感想を教えて下さい。

ジナン:ファンの皆さんに申し訳ない気持ちです。YouTubeなどさまざまなプラットフォームを通じてコミュニケーションをとりましたが、いつも「久しぶりだな」と感じていました。良い音楽で恩返しがしたかったです。2021年は確実に私たちの名前をより広く、強く知らせたいです。

BOBBY:久しぶりのカムバックなので、準備過程から楽しかったです。一つ残念なのは、ファンの皆さんと近くでコミュニケーションをとれないという点です。ですが、その分もっと頑張るので楽しみにしていただきたいです。

ユニョン:いつもファンの皆さんには感謝と、申し訳ない気持ちが大きいです。久しぶりのカムバックも待ってくださった皆さんです。今回はiKONのこれまでのイメージとは異なり、より成長した姿を披露します。iKONで埋め尽くす一年を送りたいです。

ジュネ:嬉しい気持ちが一番大きいです。空白期間に、アルバム活動とステージに立ちたいという願望が湧きました。しかし、ファンの皆さんの応援と愛情で耐えてきました。その分感謝の気持ちでファンの皆さんに会って、活動したいです。いい気分で活動できそうです。

ドンヒョク:(カムバックを控えて)ファンの皆さんの反応が気になって調べてみました。本当に多くの皆さんが待ってくださっていました。その期待に応えられるよう頑張って準備をしました。緊張してドキドキしています。

チャヌ:ファンの皆さんが、予告映像を公開した時から喜んでくださったのが感じられて嬉しいです。より素敵で、成熟した姿を見せたいです。一緒に楽しんでくれれば嬉しいです。

――「Why Why Why」について紹介してください。

ドンヒョク:愛するカップルが別れる内容を盛り込みました。その別れを受け入れることができなくて、自分と相手に質問をし続けて、その別れを理解していく悲しいナンバーです。歌詞の感性を伝えるために、みんなで努力しました。

――「Why Why Why」の第一印象を教えて下さい。

ユニョン:「タイトル曲!」です(笑)。構成が斬新でした。普通ブリッジの後にアウトロが来て終わりますが、「Why Why Why」は感情を最高潮に引き上げたまま曲が終わります。それが曲をもう一度聞きたいと思わせる魅力として作用しています。特に、ドンヒョクが泣き叫ぶパートがありますが、レコーディングした時の彼の表情を未だに覚えています。この曲のキリングポイント(歌で人の心を掴む部分)だと思っています。

ドンヒョク:レコーディングの時も、プロデューサーの方が感情を最も強調していました。なので僕も泣き叫ぶようにレコーディングしました。レコーディング後、少し涙が出ました。3日間もかけてレコーディングするくらい、念を入れました。

ジナン:そうです。たくさん念を入れました。歌詞一つ一つに感情を込めました。僕はタイトルも気に入っています。繰り返したらもっと記憶に残るじゃないですか。「Why」という言葉を3回も強調して、別れを簡単に受け入れることができない切ない思いをよく表現していると思います。

BOBBY:メンバーたちの感情がよく感じられて、悲しい曲だと思いました。ダンスを練習していた時にドンヒョクの最後のパートを聞いて、涙を流しそうになりました。

――BOBBYさんは作詞・作曲にも参加しましたが、ビハインドストーリーはありますか?

BOBBY:僕はラップメイキングを務めて、プロデューサーさんたちと曲のコンセプトについてたくさん話し合いました。曲のムードからメロディー、どんなフローを入れるか細かく検討しました。色々試みて、変更を続けました。そんな中「淡白で落ち着いた雰囲気で行こう」という結論が出て、数回の修正を経て今のムードが完成しました。

――ポイントダンスを教えて下さい。

ジュネ:「白く灰だけ残りましたね」という歌詞の時に、灰が落ちる姿を表現したパフォーマンスがあります。個人的にとても印象的でした。

ユニョン:僕が選んだポイントダンスは、1番のサビでジュネが横になって歌うパートです。僕は一度もやったことがないようなパフォーマンスでした。「笑顔はなぜ涙になるんだ」というパートを歌いながら横になります。歌詞とパフォーマンスが調和をなして感情が高まって、訴えかけるような印象を受けました。

ジナン:確かにiKONの新しい挑戦を見つけることができると思います。1番にはBOBBYが出なくて、2番からBOBBYのパートが登場します。その構成も特別で、面白く感じると思います。

チャヌ:今回のアルバムを準備する時、会議をたくさんしました。メンバー同士で話し合ったり、事務所の方との会議で私たちのアイデアを提案したりしました。パフォーマンスも僕たちが心血を注いだ部分の一つです。振付師の方々が作ってくれたパフォーマンスをそのまま使わず、数回も修正するなどして最善を尽くしました。

――ファンに見せたい新しい姿はありますか?

ドンヒョク:以前より成熟しました。ジャケットの個人カットでも感じることができますが、今回のカムバックで強調したい部分です。チャヌが言ったとおり、今までの活動の中で僕たちの意見が最も多く反映された曲です。どんな姿を見せたいのか、どんなスタイルをしたいのか、何に挑戦したいのかなど、積極的に意見を出しました。

ユニョン:ビジュアル面にも気を使いました。僕は髪の色を変えました。今は白髪ですが、これから多彩に色を変えてく予定です。ファンの皆さんが待ってくださった分、これまで挑戦しなかった様々なスタイリングを考えています。スタイルに変化を与えながら、新しいステージを披露します。

――ミュージックビデオの撮影で、記憶に残っているエピソードはありますか?

ユニョン:屋外でダンスシーンを撮影する時、風がすごく強かったです。高い建物の屋上だったので、風がより強く感じました。強い風を乗り越えて無事に撮影を終えることができて嬉しかったです。

ジュネ:僕もそう思います。止まらなければいけない振り付けなのに、風のせいで体が揺れました。今ではとても楽しい思い出として記憶に残っています(笑)。

BOBBY:僕は1番には登場しないので、一歩離れてメンバーたちをパフォーマンスを見守っていました。その時、「iKONがこんなに素敵なグループなんだ」と思いました(笑)。

ジナン:僕が最後に個人シーンを撮影しました。その時、チャヌが自身も疲れていたはずなのに、僕を待っていてくれました。チャヌが待っていると思って、より頑張って撮影しました。そのおかげで3回で撮影を終えました。チャヌに「ありがとう」と言いたいです。

――iKONだけの強みを教えて下さい。

チャヌ:それぞれ違う6つの色が調和をなして、相乗効果を発揮しています。完璧なマッチだと思います。iKONというチームとして集まったときに、一番大きな相乗効果が発揮できるようです。

ジュネ:幼い頃から長い間一緒に活動してきました。チーム以上の、家族と同じ存在です。これからも一緒に活動したいです。

――「KINGDOM : LEGENDARY WAR」の出演も関心を集めています。「Why Why Why」の活動と番組の準備が重なって忙しい日々を過ごしていると思いますが、大変ではないですか?

ジュネ:大変というよりも、ワクワクしています。なので練習室でメンバーたちと笑う時間が増えました。何よりもファンの皆さんに新しい姿をお見せることができると思うと、エネルギーが湧いてきます。また「KINGDOM : LEGENDARY WAR」の対面式の撮影で、刺激を受けました。久しぶりに緊張感を味わいました。それ自体が楽しかったです。空白期にこの気持ちを欲してきたので、ワクワクしました。各公演でハイライトを残すiKONの姿を楽しみにしていただきたいです。

BOBBY:最近、ソロ活動を通じて感じたことがあります。準備をする過程は忙しいですが、実際に活動が始まったら逆に力が湧いてきます。ファンの皆さんのことを考えるとエネルギーが湧いてきます。僕たちがこれまで準備してきた姿をお見せするだけなので、大変ではないです。なので「KINGDOM : LEGENDARY WAR」も楽しみにしています。iKONは最高のチームなので。

――ファンの皆さんに一言お願いします。

ドンヒョク:今回のカムバックは、iKONの新たなスタートだと思います。新曲や様々な活動を通じて僕たちの今までとは少し違う姿を見せることができると思うと、胸がいっぱいになります。今も音楽制作をしています。このインタビューを通じて、(ファンに)会いたかったと、愛していると伝えたいです。

ジナン:iKONIC(ファンの愛称)はいつも大切で、会いたい存在です。良いステージと活動でiKONICが期待していたiKONの姿を見せることができるように最善を尽くします。愛しています。

記者 : クァク・ミョンドン