BTS（防弾少年団）が、新型コロナウイルスによってダメージを受けている音楽産業の関係者たちを助けるために、アメリカ「グラミーアワード週間」に設けられるオンラインチャリティー公演「Music On A Mission」に参加する。

グラミー賞を主管するアメリカのレコーディング・アカデミー（The Recording Academy）所属の慈善団体MusiCaresは2日（現地時間）、公式SNSを通じて「BTSが『Music On A Mission』公演のラインアップに合流する」と報じた。

「Music On A Mission」はMusiCaresが主催する公演で、毎年“今年の人物”の選定と共にガラショーの形で開かれてきたが、今年はパンデミック状況のためオンラインコンサート（3月12日）形式で開かれる。チケット販売の収益は、すべて新型コロナウイルスによるパンデミックでダメージを受けた音楽産業関係者の支援に使われる。

今回の「Music On A Mission」公演にはBTSだけでなく、ジョン・レジェンド（John Legend）、ハイム（HAIM）、H.E.R.、アッシャー（Usher）、ブルース・スプリングスティーン（Bruce Springsteen）、ジェネイ・アイコ（Jhene Aiko）、トム・ペティ＆スティーヴィー・ニックス（Tom Petty＆Stevie Nicks）など、様々なアーティストが出演してステージを飾る予定だ。

BTSとBig Hitエンターテインメントは昨年6月、新型コロナウイルスで大変な状況にある公演業界の関係者たちのために、グローバル公演企画事務所LIVE NATIONが展開する「Crew Nation」のキャンペーンに参加して100万ドルを寄付。先月にはMusiCaresのミュージシャンの福祉に向けたチャリティーオークションに「Dynamite」のミュージックビデオで着ていた衣装を提供して、話題を呼んだ。

昨年8月に発売されたBTSの「Dynamite」は、「第63回グラミー賞」で「ベストポップデュオ/グループパフォーマンス（BEST POP DUO/GROUP PERFORMANCE）」部門にノミネートされた。