「誰がなんと言おうと」ソン・ジョンミン“俳優ではなくアイドルの準備をしていたことも…”

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KBS 1TVの毎日ドラマ「誰がなんと言おうと」でドキュメンタリー監督のパク・ジャグン役としてデビューしたばかりのソン・ジョンミン。まだ俳優というタイトルが慣れないほど新米の彼は、何もかもが新しくて習いたい事ばかりだ。現場がとても楽しく、先輩たちからのアドバイスがとても大切で、演技しているすべての瞬間が幸せだというソン・ジョンミンの目標は、表情だけでも完璧に感情を伝えることができる信頼できる俳優になること。俳優としての魅力を把握して発展させるために、軍隊で100門100答を自ら作成するほど、俳優という職業に本気に臨んでいる。少し遅い年齢でデビューしたが、誰よりも早く成長する準備ができているソン・ジョンミンの未来を応援したい。

――俳優という夢を持つようになったきっかけを教えてください。

ソン・ジョンミン:高校2年生の時に、SBS「サイン」のパク・シニャン先輩の演技を見たのがきっかけです。先輩が役作りのために実際に80体あまりの死体を解剖したという話を聞いたんです。進路で悩みが多い時だったんですけど、そのように情熱を注ぐことのできる仕事をしているのが、すごいと思いました。「自分も俳優になったら、そういう情熱を毎回注ぐことができるかな?」と思って、演技の道に進むことになりました。

――2020年10月に韓国で放送がスタートした「誰がなんと言おうと」でデビューしましたよね。何か学んだ事などありましたか?

ソン・ジョンミン:学んだ事ばかりです。特に、先輩たちが演技しているのを目の前で見るという事が本当に役に立ちます。しかしモニター越しに自分を見る事はまだ慣れません。依然としてカメラの前で固まっているのがたまに見えますから……だけど、どうすればいいか徐々に感がつかめています。

――大先輩たちと共演しましたが、1番記憶に残っている瞬間はありますか?

ソン・ジョンミン:劇中で僕のプロダクションの代表として出演しているキム・スンウク先輩が本当に大きな力になってくれました。普段からたくさん励ましてくれますし、セリフの練習をしていると「こういうふうにしてみたらどうかな?」と演技の指導もたくさんしてくださいます。おかげで、現場では少し緊張が和らいだ状態で演技ができていると思います。

――俳優として1番の魅力は何だと思いますか?

ソン・ジョンミン:顔に善悪が共存していると思います。よく分からなかったのですが、会う方によって異なる評価をいただきます。ある方は僕の目が優しそうだ言いますし、逆に怖いと言う方もいます。最初は分からなかったんですが、今はそれが俳優として1番の魅力だと思っています。さまざまな姿をお見せできるという意味ですから。この点をうまく活用して、ジャンルを行き来する良い俳優になりたいです。

――剣道の経歴が11年だと聞きました。アクション関連の演技は自信がありますか?

ソン・ジョンミン:剣道は7歳の時に始めて、4段までマスターし、資格まで取りました。おかげで運動神経が発達していたのか、アクション演技をはじめ、体を使った演技は何でも一生懸命にする自信があります。

――アイドルの準備もしたと聞きました。

ソン・ジョンミン:本当にほんの少しでした。アイドルの準備もしてみようと言われて、ダンスを習ったことがあったんですけど、基本はなかなか上手についていきました。それで次の段階に進んだら、ダンス音痴である事がすぐに判明しました。事務所もアイドルは無理だと思ったのか、すぐに俳優の道に戻りました(笑)。

――次の作品ではどのような姿を見せたいですか?

ソン・ジョンミン:それ以上でもそれ以下でもなく、固まっている姿はすべてなくし、安定した演技を見せたいです。そうやって着実に俳優として成長していきながら、いつかMBC「キルミー・ヒールミー」のチソン先輩のように、表情だけでも視聴者にそのまま感情を伝えることができる俳優になりたいです。

記者 : イ・ミンギョン