元AFTERSCHOOL パク・スヨン、本名に改名して再始動「ありのままの自分を見せたい」

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元AFTERSCHOOLのリジからパク・スアに活動名を変更して、本格的に女優として活動してきた彼女が、パク・スヨンという本名に再び活動名を変更し、新たな歩みを見せている。天真爛漫でハツラツとしたアイドルではなく、率直な演技で人々の前に女優として立つ確実な準備ができたという意味なのだろう。音楽業界とバラエティ業界を縦横無尽に活躍して、溢れんばかりのタレント性をアピールした彼女だが、演技に対する気持ちは本物だ。tvN「ブッとび!ヨンエさん」、tvN「オー!マイベイビー」などを通じて、ドラマの一軸を担当する上で十分な能力を見せてきた。

パク・スヨンは2010年にAFTERSCHOOLのメンバーに加入し、ユニットグループOrange Caramelとしても活動して人気を博した。

――先日、私服でグラビアを撮影しましたね。

パク・スヨン:仲良くしているフォトグラファーの方から一度やってみようと言われていて、良い機会があったので撮影することになりました。私服ですが、普段はあまり着ないスタイリングに挑戦してグラビアを撮影したら、面白かったです。補正作業も本当に気を使ってくださって感謝しています。

――最近の一番の関心事は何ですか。

パク・スヨン:最近はゴルフにハマっています。ゴルフを中学生の時に初めて習い始めて、そのときは興味がなかったのですが、最近ゴルフの魅力に目覚めました。天気が良いときは、ラウンディングを一週間に一度行くほどですから。まだスコアよりは、姿勢に重点を置いている初心者ですが、一生懸命に楽しみながらやっています。

――パク・スアからパク・スヨンに、もう一度活動名を変更しました。特別な意味があるんですか?

パク・スヨン:女優としてイメージチェンジがしたくて、女性らしい雰囲気のある“パク・スア”という芸名に活動名を変えていました。しかし、知人をはじめ、多くの人々にこの名前で呼んでもらえませんでした。そして、ずっと自分に合わない服を着ているような気分でした。ですから、本名のパク・スヨンとして活動して、ありのままの自分を見せたいと思い、再び活動名を変えることにしました。

――女優という職業が合っていると思いますか?

パク・スヨン:歌手として活動をする時は、ほとんど1つのキャラクターやコンセプトだけで見せられます。特にOrange Caramelというグループの特性上、特定のイメージで知られましたし、とても楽しく活動していましたが、1つのイメージだけを表現するのは、少し残念だと思う部分もありました。しかし、女優は作品によって、さまざまなイメージで自分を見せることができます。そして作品をしながら、反面教師の気持ちで、さまざまな人物の立場から考えて演技したら、人々と接する時も少し余裕を持って接することができるようになりました。より広い観点で世の中を見ることができるようになったのが、最も大きな収穫だと思います。

――歌手活動の時に見せられなかった、女優パク・スヨンとしての魅力は何ですか?

パク・スヨン:決り文句のような答えかもしれませんが、私はスポンジのような女優だと思います。まだ白紙の段階ですから、何でも吸収できる準備ができている状態なんです。また、歌手の活動を通じてさまざまな表情の演技にも慣れているので、ナチュラルな表情の演技だけは自信があります。

――歌手、女優ではなく、芸能人パク・スヨンはどのような人ですか?

パク・スヨン:私は私が“文化財”のような人だと思っています。「問題の中心」「話題の中心」です。時限爆弾のようだけど、ダイナマイトは爆発しない人というか。だからバラエティでも私をたくさん呼んでくださるし、作品の中で、おてんばな人の役も務めました。線を越えないレベルで、見どころや話題を作り続けて、ずっと見ていたい魅力的な人だと思います。

――実際に会ってみたら、性格がとても落ち着いているんですね。

パク・スヨン:年齢を重ねるにつれて、性格が少し落ち着いてきましたが、今日は武術の練習をしてきて、疲れていて物静かなのもあります。次作の準備で、2週間前(取材当時)から1日に少なくとも3時間、武術の練習をしています。ピストル、弓、剣術など、様々な武道を習っていて、未経験者なので、本当に大変ですが楽しくやっています。体力がついてきてくれないのが残念なほどです。

――新たな挑戦ですね。

パク・スヨン:今29歳で、もうすぐ30歳になります(取材当時、韓国の数え年で29歳)。30歳になる前に必ず、意味のある挑戦をしてみたかったのですが、その一つとして武術に挑戦することができて、とても嬉しいです。

――20代の最後の年なので、格別な思いがあるみたいですね。

パク・スヨン:20代をしっかりと過ごしたくて、最近はお酒も完全にやめました。そのため外出をほとんどしなくなりました。もともと冬は外にあまり出かけないインドア派でもありますが、30歳をきれいに迎えたいと思いました。大したことではありませんが、良い変化だと思っています。

――20代として、ぜひやってみたいことはありますか?

パク・スヨン:30歳になる前に、証明写真を残したいです。なので12月のスケジュール表に証明写真を撮る日を記しておきました。これまでは忙しいのもあり、面倒で、証明写真やパスポートの写真は適当に撮ることが多かったんです。しかし、20代の最後だと思ったら、完全な20代の姿を、しっかりとした証明写真として残したくなりました。20代の最後の足跡のような感じで……。

――パク・スヨンさんにとって30歳は、どのような意味ですか?

パク・スヨン:まず、今までよりずっと落ち着いて、より一層自分を高めて、完全なパク・スヨンを形成できる年齢になりたいです。今までは、周りの環境に振り回されたりすることもありました。30代はすべてが安定してほしいです。自分でそのようにさせます。だから曖昧な29歳よりは30歳がずっと楽しみです。キム・グァンソクさんの「30歳頃に」も今年に入って本当にたくさん聴きました。

――芸能界生活をしながら、最後まで守りたいものはありますか?

パク・スヨン:人間的な姿、パク・スヨン本来の姿です。実は私の姿は、皆さんがご存知のように、とても明るいです。それから私はプライドが高く、誹謗中傷などを見ても、次の日には寛容になるほうです。時間が経っても、自分だけの明るくポジティブなエネルギーを持っていたいです。

――新聞も購読していると聞きました。

パク・スヨン:そうです。とても忙しい時はヘッドラインだけですが、普段は最初から最後まで熟読しようとしています。どうしても芸能界にいると、普通の社会生活をする友達たちとは会話のテーマが違ったり、世の中のことに無関心になりがちです。また、様々なキャラクターを表現する上で、多様な経験値を積むのも重要なので、間接的ですが経験だと思って新聞を定期購読して読んでいます。

――女優パク・スヨンの最終的な目標は何ですか?

パク・スヨン:教壇に立ってみたいです。私が初めて芸能生活を始めた時は、本当に漠然とした思いでした。道を教えてくれる人がいてほしいと何度も思いました。私は歌手にもなりましたし、バラエティ分野でもMCをはじめ、さまざまな番組に挑戦した人です。現場で働きながら築いた経験で、芸能界を目指す人や新人を現実的に助けられる人になりたいです。もちろん、今は未熟ですが、女優としても一生懸命に基盤を築いて、後輩たちのために道をつくることができる人になりたいです。

記者 : イ・ミンギョン