ユン・ヨジョン、映画「ミナリ」でアメリカの演技賞21冠を達成…韓国映画界の歴史を更新

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写真=PANCINEMA
ゴールデングローブ賞及び全米映画俳優組合賞にノミネートされた世界的な話題作「ミナリ」が「2020 ワシントンD.C.映画批評家協会」で助演女優賞、子役俳優賞を受賞して“オスカーレース”に拍車をかけている中、女優のユン・ヨジョンが21冠という新しい歴史を築いた。

3月3日に韓国で公開される世界的な話題作「ミナリ」が、2021年2月8日の午前8時(アメリカ現地時間基準)、「2020 ワシントンD.C.映画批評家協会」で助演女優賞、子役俳優賞を受賞して全世界の映画賞で61冠を記録し、アカデミー賞受賞への期待を高めている。特にユン・ヨジョンは、数回助演女優賞のトロフィーを手にして“米演技賞21冠”という偉業を達成し、韓国映画界の歴史を更新している。

「ミナリ」は、希望を持って慣れないアメリカへの移民を選んだ韓国人家族の特別なストーリーを描いた作品で、2021年全世界が待っているワンダフルなストーリーだ。

ワシントンD.C.映画批評家協会で助演女優賞を受賞したユン・ヨジョンは、劇中希望を育てていく祖母のスンジャ役を演じて、全米の批評家協会委員会をはじめ、ロサンゼルス、ボストン、ノースカロライナ、オクラホマ、コロンバス、グレーター・ウェスタン・ニューヨーク、サンディエゴ、ミュージックシティ、サンフランシスコ、セントルイス、ノーステキサス、ニューメキシコ、カンザスシティ、ディスカッシング・フィルム、ニューヨークオンライン、サンセット・フィルム・サークル・アワードなど、21冠を達成して新しい道を開いている。

最近、米メディア「Variety」はアカデミー賞の助演女優賞受賞の予測1位としてユン・ヨジョンを選び、ハリウッドの視線が彼女に向いている。独創的な演技力でおばあさん役を演じたユン・ヨジョンは、“オスカープレビュー”と呼ばれる全米映画俳優組合賞で韓国初の助演女優賞にノミネートされ、アカデミー賞でトロフィーを手にすることができるか期待を高めている。

ワシントンD.C.映画批評家協会で子役俳優賞を受賞したアラン・キムは「ミナリ」で、祖母と一緒に暮らすことが気に入らず、憎むことのできないいたずらっ子の末っ子デビッド役を演じる。スンジャ(ユン・ヨジョン)と対立しながらも、笑いを誘う可愛らしいキャラクターを演じ、もっぱらアラン・キムだけの存在感で作品に活気を与える。お茶目で愉快な演技でチョン・イサク監督の自伝的人物を描きながらも、すべてに尊敬の眼差しを向ける少年の視線を通じて、人生のミステリアスで美しい一面を披露する。特有の純粋な魅力をはじめ、監督が要求すること、それ以上を表現するなど天才的な演技力で世界の人々を魅了している。

「ミナリ」は「第36回サンダンス映画祭」の審査委員大賞及び観客賞受賞を皮切りに、「第78回ゴールデングローブ賞」の外国語映画賞にノミネートされるなど、世界映画協会及び授賞式で61冠達成、131部門候補という快挙を成し遂げた。他にも「今年の最高の映画」「『パラサイト 半地下の家族』を継ぐ、アカデミー賞で注目すべき作品」「この映画は奇跡だ」「国境を越える最高の映画」「世界の美しさを盛り込んだ作品」など、海外の有数メディアからの爆発的な好評とともに、専門映画メディア「Variety」とイギリスの「ガーディアン」でアカデミー賞の有力候補として選定されたことがある。

また、「ミナリ」は映画「ムンユランカボ」で「第60回カンヌ映画祭」にてカメラ・ドール、注目すべき視線部門の候補にノミネートされ、映画界で大きな反響を呼んだ名監督チョン・イサクが演出を手がけた。「ムーンライト」「奴隷12年」などアカデミー賞の作品賞受賞作を誕生させたブラッド・ピットの制作社PlanBと、「ムーンライト」「ルーム(Room)」「レディ・バード(Lady Bird)」「ロブスター(The Lobster)」「フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法(Florida Project)」など、何度もオスカーレースを成功裏に率いた北米配給会社A24がコラボして、観客たちの関心を集めている。

ワシントンD.C.映画批評家協会で2冠を達成して“オスカーレース”に拍車をかけている「ミナリ」は、韓国で3月3日に全国の劇場で公開される。

記者 : クァク・ミョンドン