新ドラマ「マウス」イ・ヒジュン、不良刑事に変身?スチールカットを公開…鋭い眼差しに注目

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写真=tvN
「マウス」イ・ヒジュンが鋭いまなざしで“刑事らしいオーラ”を醸し出すコ・ムチの最初の撮影現場が公開された。

tvN新水木ドラマ「マウス」(脚本:チェ・ラン、演出:チェ・ジュンベ)は、名実共に真面目な若者であり町の巡査であるチョン・バルム(イ・スンギ)と、子供時代に殺人鬼によって両親を失い、復讐のために走ってきた無法刑事のコ・ムチ(イ・ヒジュン)が、サイコパス中上位1%と呼ばれる最も悪辣な捕食者と対立することから運命が根こそぎ変わる姿を描いた本格“人間ハンタープレデター追跡劇”だ。

イ・ヒジュンはヤクザよりもヤクザのような弁法と違法捜査の大家、強力係の“ヤクザ刑事”コ・ムチ役を演じる。コ・ムチは子供の頃、両親を殺した殺人犯に復讐するため、殺人犯がいる刑務所に入るのが人生の目標である人物だ。毛嫌いする犯罪者撲滅のためならば、火も水も問わず事件に飛び込むブルドーザーのような面を持っている。3年ぶりにドラマに復帰するイ・ヒジュンが表現する“悪い刑事”はどんな姿なのか、関心を集めている。

これと関連し、イ・ヒジュンが刑事として格別なカリスマ性を発揮した最初の姿が公開され、視線を引き付けている。写真の中には、古い革のジャケットを羽織ったコ・ムチが、犯行が起きた現場に到着して事件検証を行う場面が盛り込まれている。コ・ムチは、ポリスラインのあちらこちらを細かく見ては、何か証拠を見つけたかのようにそのまま座り込んで、深刻な表情を見せている。果たしてベテランのコ・ムチまでも舌を巻くような事件の正体は何か、また“不良刑事”として悪名高きコ・ムチが、“正しい生活の標本”チョン・バルムと絡むことで起こる出来事とは何なのか、関心が高まっている。

何よりもクランクイン現場では、夕日が沈む芦畑の静かな情趣とコ・ムチの苦悩する姿が妙にマッチし、まるでノワール映画を見るような雰囲気が演出されて感嘆を招いた。イ・ヒジュンも早くから撮影現場に到着し、撮影の分量と動線を熟知するなど繊細な努力を傾け、撮影が始まると鋭い眼差しと表情演技、高い集中力を発揮するなどして、見守っていた人々を一気に魅了した。さらにイ・ヒジュンはカットと同時にモニターに駆け付け、シーンを細かくチェックしたり、より完成度を高めるために何度も重なる撮影もいとわない誠実な態度を見せた。

イ・ヒジュンはコ・ムチとして撮影に臨むことについて「イ・スンギ、キョン・スジン、パク・ジュヒョン並びに普段から好きだった先輩、後輩の俳優の皆さんと新しく作業するときめきが大きい」と話し「チェ・ジュンベ監督の繊細な演出力と、質問の多い僕を配慮してくださるチェ・ラン脚本家と作業するのが本当に楽しい。ジャンル的特性上、重い内容を扱っているが、この方々のおかげで楽しく楽な気持ちで撮影に取り組んでおり、いつも感謝する気持ちだ」という感謝の感想を伝え、微笑ましい光景を演出した。

制作陣側は「イ・ヒジュンではないコ・ムチはまったく想像できないぐらい、眼差しと表情だけでもキャラクターの性格をしっかり表現する、彼の演技に自然と賛辞が出た。無限の情熱と鋭い洞察力で解釈した“イ・ヒジュンのコ・ムチ”を期待しても良い」という言葉で作品に対する期待を高めた。

新水木ドラマ「マウス」は、韓国で3月3日の夜10時30分から放送が始まる。

記者 : イ・ユニ