女優のイ・ジュヨンが、デビュー後初めて主演を務める連続ドラマ「タイムズ」について語った。

イ・ジュヨンはケーブルチャンネルOCNの新土日オリジナルドラマ「タイムズ」で混乱するタイムワープの中で真実と向き合う情熱的な記者、ソ・ジョンイン役を引き受けた。

初めて主演を務める連続ドラマをOCNと一緒に作ることになったイ・ジュヨン。彼女は「台本を初めて読んだ時、これまでのドラマでは見られなかったソ・ジョンインというキャラクターのしっかりとしたところに魅了された。何よりドラマの流れに惹かれた」と出演を決めた理由を伝えた。続いて「きめ細かく、緻密に現場をコントロールしているユン・ジョンホ監督と一緒に素敵な作品を作り上げることができる気がする」とし「タイムズ」への確信を語った。

キャラクターへの理解や悩みも格別だった。イ・ジュヨンはソ・ジョンインに対して「本人が正しいと思う正義と信念であるならば、全てを甘んじて受け入れてでも最後まで守りぬく強い人物だ」と定義した。その人物を表現する際に「覇気と執拗さを持った情熱的な記者であり、時間を超越してでも父の死を止めようとする、切実な気持ちを持つ娘だ。キャラクターを構成する2つのアイデンティティをバランスよく表現するため、常に悩みながら撮影に臨んでいる」と語った。

このようにソ・ジョンインという人物の内面に着実に近づいているイ・ジュヨンは、初めて挑戦する記者という役割をこなすため、見た目にも変化を与えた。彼女は「視聴者の方々にこれまでとは異なる姿をお見せするため、落ち着いたヘアスタイルに変えた。記者という職業に対する理解を深めるために調べていく過程で、服のスタイルも参考にした」と語った。キャラクターの内面と外見を全て考慮したイ・ジュヨン流のソ・ジョンインに会える初放送に期待が高まる。

「タイムズ」に格別な愛情を持っているイ・ジュヨンは「今回の作品は“タイムワープ物“で、かつ“政治ミステリー”である。さらに“家族ドラマ”のようでもある」とし、「タイムズ」ならではの差別化された魅力を紹介した。「タイムズ」が新たに試みたジャャンル的な融合と変奏を強調したセンス溢れる説明だった。

また彼女は「尊敬する先輩たちがそれぞれの魅力を披露しており、目が離せない面白さが詰まっている」と言及した。続いて、俳優たちとの共演について語った。5年という時間を越えて、電話を通じて非対面での“共助コンビ”を披露するイ・ジヌ役のイ・ソジンについては「撮影現場ではいつも愉快で、見た目は冷たそうに見えても内面は温かい。優しく接してくれるのでとても感謝している」と伝えた。

父のソ・ギテ大統領を演じるキム・ヨンチョルに対しては「ソ・ジョンインが父を思う気持ちは少し特別だ。親子関係としての愛情も格別だが、父が歩んできた記者の道を同じく歩みながら確固たる信念を抱いてきた後輩として、先輩のようになりたいと思う気持ちも強い。現場で私もそのような2つの気持ちが自然に感じられ、たくさん学びながら撮影している」と明かした。

最後にイ・ジュヨンは「皆さんの大切な週末の夜をもっと楽しくする、見どころ満載の『タイムズ』に大いに期待を寄せてほしい」と視聴を促した。

「タイムズ」は5年前の記者イ・ジヌと電話でつながったソ・ジョンインが、父のソ・ギテ大統領の死を止めるために危険な真実と向き合う“タイムワープ・政治ミステリー”だ。韓国で2月20日の夜10時30分よりオンエアされる。