映画「クロワッサン」VIXX ヒョギ“多くの方々に希望を感じてほしい”

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写真=HAJUNSA
VIXXのメンバー兼俳優であるヒョギ(本名:ハン・サンヒョク、26)が、映画「クロワッサン」に出演した。

ヒョギは最近、マイデイリーとビデオインタビューを行い、1月21日に公開された映画「クロワッサン」(監督:チョ・ソンギュ)について、多様なエピソードを伝えた。

「クロワッサン」は自分が好きな仕事を選んで情熱を注ぎ、最善を尽くして生きるパティシエのソンウン(ナム・ボラ)と、夢もなく彷徨う公務員試験の受験生、ヒジュン(ヒョギ)が出会って、小さい事件と事故を経験することで、少しずつ成長して強くなっていく青春ドラマだ。笑いと涙、ため息と癒しが積み重なっていく素朴な人生ストーリーを、焼いたばかりのクロワッサンの温もりのように暖かく可愛らしく描かれた。

ヒョギは迷い彷徨う公務員試験の受験生、ヒジュン役を務めて、青春の瞬間を描いた。新米の社会人だった頃、通った会社が次々と倒産する不運を経験したヒジュンは、仕事がなくなることを心配しなくても良い一生の職場として公務員を選択して、試験準備をしながら一人で奮闘していた。そんな中、偶然ソンウンが作ったパンを食べた時に幸福感を感じ、自分が好きな仕事と未来について新しく悩み始める。長い時間を待ち、熟成しなければならないクロワッサンのように、より潤ったおいしい人生を作っていく。

ヒョギは2012年、VIXXのメンバーとしてデビューして以来、映画「チェイス -夜明けまで走れ」「ハッピートゥゲザー」、演劇「失われた村」、ミュージカル「黎明の瞳」、ドラマ「ロマンス特別法」「偉大なショー」「カドゥリ刺身屋」など、分野を行き来しながら多数の作品に出演した。ソロ歌手としても活躍している万能のエンターテイナーだ。

この日、彼は「クロワッサン」の出演について「タイトルも『クロワッサン』で、シナリオを見て悩んだりしませんでした。退屈なつまらない日常のなかで素朴に癒してもらえる、よい映画だなと思って気楽に選択しました」と述べた。

公務員試験の受験生、ヒジュンのキャラクターには、どういう風に近づいていったのだろうか。彼は「ヒジュンは、勉強が日常になっていて内向的だが、僕も学生時代に勉強した経験があるので、同じように大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)とテストを準備する学生の気持ちに集中して取り組めました。実はヒジュンは公務員試験を準備したくてしているわけではありません。過去のトラウマによって、やむを得ず準備していて、僕がヒジュンの立場でも、同じようにしただろうと思います。他人に迷惑をかけるのは嫌でプライドもなくなった時、自分にできることは何だろうと悩んでみると、公務員を思い出すんじゃないかという気持ちになって考えました」と伝えた。

続けて「実際に公務員試験の勉強をしている周りの知人たちに聞いてみると、金銭的な余裕より時間的な余裕がなく、プレッシャーがすごいと言います。僕も公務員試験を準備したら、ちゃんと食べる時間もないと思いました。前作の出演のためにダイエットをしましたが、この役のためにスタイルを維持しようと思いました」と付け加えた。

彼は「やりたかった仕事をしてきた僕とは異なって、ヒジュンはそれをやってきたことがなく、トラウマによってプライドがなくなっているキャラクターです。結果的にパンをつくるという職業とよい人に出会って成長しますが、そのような点はヒジュンにとって大きな幸運で、これまで受けたストレスに対する補償を受けているのだと思いました。たとえ今、やりたいことがないとしても、色々と挑戦した、その過程自体に意味がありますし、結果的に、後によいチャンスが訪れるんじゃないかと思います。ヒジュンを見て多くの方々に希望を感じてほしいです」と願いを伝えた。

主演としてのプレッシャーは感じなかったのだろうか。彼は「当たり前のように、準備をする過程からプレッシャーを感じて、たくさん悩みました。当時、ウェブドラマや『偉大なショー』の撮影に参加していたけれど、『クロワッサン』へのプレッシャーとストレスが続きました。ですが、今回は違うスタイルの演技に挑戦してみたかったので、違うマインドで冒険しました。当然頑張って準備し、深く考えましたが、撮影に突入した時には心を楽にして楽しみながら、演技にだけ集中しようとしていました」と告白した。

続けて「初めにチョ・ソンギュ監督と会った際、セリフや状況など、シナリオについて話し合って一緒に作っていったので『クロワッサン』への愛情が格別です。監督も撮影する時は楽しく、気楽さを追求するマインドだったので、江陵(カンヌン)で撮影する時は、美味しいものもたくさん食べて、夏休みや休暇を楽しむ気持ちで参加しました。みんなで楽しい思い出をたくさん作りました」と、チームワークをアピールした。

また、彼は「もちろん、アイドルであることに対して先入観を持つ方々もいらっしゃると思いますが、作品を見るときは『アイドルとして活動していた彼の姿が思い出せないね』となるほど、キャラクターに集中してほしいです」と伝えた。

彼は「映画を全体的に見たとき、もっとダイナミックに立体的に演じてもよかったなと思いました。いつも完成してから見ると、演技に対して後悔を感じたりします。ですが、そのような部分も次期作で補完して準備します。違うスタイルで演技をして、作品に参加したという経験だけでも、プラスになると思います」と、俳優としての情熱を示した。

最後にヒョギは「『クロワッサン』が皆さんの味覚、視覚を満足させられる素朴な作品になってほしいです。僕に関する評価より、作品として素朴で静かな余韻を与える、疲れた日常に活力をもたらす暖かい映画だという評価を聞きたいです」と述べた。

記者 : キム・ナラ