Vol.2 ― ORβIT、2021年の強い願望「ライブでファンに会いたい…夢は膨らむばかり(笑)」

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個性豊かなメンバー7人からなる日韓合同グループ、ORβIT(オルビット)。昨年11月には待望のデビューアルバムをリリースし、多くのファンからの声援を集めた。

2019年2月9日の結成発表から1年弱ほどの時間を過ごしてきたORβIT。改めて、この7人でグループを作った経緯や決意、それぞれがアーティストを目指したきっかけなど話を聞いたインタビュー後半をお届けする。

Vol.1 ― ORβIT、7人が久しぶりに再会「一緒にいられる少ない時間…たくさん笑って楽しんでいます」

【PHOTO】ORβITとして始動した7人の決意「今できることをやるしかない」

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――2月9日の結成発表から、これまでどんな思いで過ごしてきましたか?

ヒチョ:今思えばあっという間だったのですが、やはり2020年は「会えない」という事が大きくて。電話やビデオ通話でコミュニケーションはとっていましたが、メンバーも大変だったと思いますし、スタッフさんもメンバーを心配してくれていたと思います。曲をもらって家で練習したり振りを考えたりしていましたが、1人でどうすることもできなくて、やっぱり「(メンバーと)一緒にいられればよかったのに」って考えていました。シュンヤはずっと泣いてるし。

シュンヤ:ずっとは泣いてないけど(笑)! でも、会えないのは本当にしんどかったなと思いました。コロナ禍の状況で、辛い気持ちや不満を誰にぶつけることも出来ないので、1人でイライラしてしまうこともありました。そういう時にメンバーに声をかけてもらって、かなり助けられて。こんな時だからこそたくさん話して、さらに仲良くなったと思います。

ジュン:あの不安だった時に、たくさん話し合ったからこそですね。きつかった時に「これからどうしようね」って、寮とかで腹を割って話して、共有することができたので、今こうしてこれだけ仲がいいというのはあると思います。

シュンヤ:ビデオ通話にはすごく助けられたよね。日本と韓国で離れていても、顔を見て話せたので、本当に良かったです。

トモ:うんうん。メンバーによって、落ち込んでいる時に励ましてほしい人も、そっとしておいてほしい人もいるので、そこを押し付けたりする事無く、過ごせたのも本当に良かったよね。

ジュン:最後はみんな、悩んでもどうしようもないというか、今できることをやろう! やるしかない! という感じでここまで来ましたね。

シュンヤ:音楽活動の面でも、インターネットに助けられました。CDを買ってくださった方に会ってお礼ができないので、何かできないかなってメンバーでずっと考えて。オンラインサイン会を行うことになったので、少しでも感謝の気持ちを伝えられたらと思っています。

ヒチョ:でも、リリースが当初の予定より遅くなったからこそ、じっくりアルバム制作の時間がとれた気もします。ある意味この時期だったからこそ、深くこだわれた部分もあるのかなと。


7人が語る人生のターニングポイント

――アルバム「00」でアーティストとしてスタートしたわけですが、皆さんの人生で音楽的なターニングポイントはどんな事でしたか?

ヒチョ:ダンスが好きで、ダンサーになりたかったけど母から賛成されなくて、「歌手はどお?」と言われたことがきっかけでした。でも歌も上手くないし、ラップもできないし、と悩みながら続けていたのですが、高校生の頃、病気をした時にお医者さんに「今後ダンスと歌ができなくなるかもしれない」と言われて、すごくショックを受けて。「こんなにショックを受けるということは、それほどこの仕事が好きなんだ」と実感して、改めて本気になって目指すようになりました。

ジュン:流行っていて、たまたま買ったエミネムのCDがあって最初はそれを聞いていたんですけど、その時にすぐラップをやろうと思ったわけではないんです。その後、韓国からK-POPという文化が入ってきて、これまで聴いていた日本の音楽とは違うカッコよさを感じました。ラップや色々なジャンルが混ざっている音楽がすごく好きで、そこから様々なグループを調べはじめ、アイドルの印象も変わりましたし、視野が広がったきっかけです。兄が芸能スクールに入って、僕もそれがきっかけで通い始めて。それも一つのターニングポイントだと思います。

シュンヤ:小さい頃から踊ったりするのは好きだったのですが、歌うことは嫌いで、すごく苦手でした。大学生の時にK-POPアーティストを見て、「こういう風に憧れられる仕事がしたい」と思い、ダンスと歌に強く興味を持ったのですが、普通に就職活動はしていて。アーティストのプロモーションをする会社の面接で、「あなたの経歴、好きなこと、やりたいことを聞いていると裏方よりも、自分が表現する人の方がむいていると思う」と言われ、音楽の世界で表現する人になりたいなと改めて思いました。

ユウゴ:K-POPアーティストが好きで、ダンスを真似して踊ったりとかしていました。僕はもともと飽き性なのですが、唯一今だに飽きないのがダンスなんです。大学生になって進路を考えている時に、やっぱり自分のやりたいことをやろうと思って挑戦することになりました。実は僕、大学の志望校全部落ちて、推薦で行ける大学に入ったのですが、もし志望校に合格していたらそのまま勉強を続けて、エンタメの世界には行けなかったと思うから、受験の失敗は辛かったけど、今思えばターニングポイントだったと思います。

ヨンフン:大学に入って、バンドサークルでキーボードをやりたかったのですが、ヴォーカルにならない? と言われて、「え? ヴォーカル? それは出来ない」ってやめて、その後テニスサークルも迷ったのですが先輩が怖くてやめて(笑)、その後に好きなダンサーさんが出来て……あれ? ちょっと待ってください。どこまで言いましたか? もう一回まとめると、大学に入って、バンドのサークルに……」(同じ話を何度も何度も繰り返すヨンフン)

ヨンフン以外全員:もういいよ!!! もうわかったから!!(爆笑)

ヨンフン:ダンスサークルの先輩はとても優しかったです。もともと趣味が全然なかったのですが、ダンスが好きになってそこから夢が大きくなりました。

ユンドン:僕も20歳まではあまり人前に出る仕事をしようと思っていなかったのですが、次第に憧れの気持ちが芽生えました。でも親に「大学行かないと歌手になってはだめ」と言われたので、大学で演技の勉強をすることになりました。でもその後、二ヶ月通って、やっぱり歌手がやりたくて思い切ってこの世界に飛び込んだその瞬間がターニングポイントですね。

トモ:僕もシュンヤと同じで歌うことが苦手で、それまではカラオケも嫌いだったけれど、高校に入ってから大好きになって。歌う事を仕事にしできたら幸せだなと思うようになって、高校卒業から色々なオーディションを受けて、落ち続けてきて。毎回「これに落ちたら終わりにしよう」って思いながら受けたりしていました。その後、自分でやっていこうと思って、お金を貯めるために船に乗る仕事を2年間したんですが、その間も内心はずっとアーティストになりたくて。でもそれは親に言いづらくて、学費の問題や安定した職業では無いということで失望させたくなかったんです。でもあきらめが悪くて、船で働いていたのも自分で思ったタイミングでピタッと辞めて、再びオーディションを受け始めました。おじいちゃんおばあちゃんが音楽家の家系だったので、DNAひいていたらいいなという気持ちもありました。

ヒチョ:トモは(DNA)ありますよね!

トモ:あったら嬉しいな。


ORβITとして始動した7人「2021年はライブでファンに会いたい」

――そんな皆さんが集まり、こうしてORβITとなったわけですが、この7人が集まった経緯、理由を改めて教えて下さい。

ヒチョ:前からみんなの悩みを聞いたりしていたんですが、「これからどうしよう」という話題が挙がった時がありました。なら、このメンバーで一緒にやろう! と。「俺が責任取るから」と話して、そこからいろんな人にも声をかけて、手伝ってくれる人を探して、こうなりました。

ユウゴ:結成した時は、大好きなみんなと一緒にできるのが嬉しいなっていう気持ちがまず一番にあって、自分たちのやりたいことをやりたいなと思いました。

トモ:このメンバーで「7人でやろう」って話が出てからはもう自分の中ではほかの選択肢はなかったですね。会社設立とか、ヒチョンさんが先頭になってくれているけど、リーダーだけに背負わせるんじゃなくて、一人一人に責任があって、皆で決めたことだと思っています。

――2020年に始動して、2021年はさらに活動的な一年になりそうですね。EαRTHの皆さんも楽しみにしていると思います。

ヒチョ:まずは全世界の皆さんが健康的な一年になることを一番に願っています。ORβITとしては、一年間の計画もある程度決めているので計画通り進んだら幸せだなと思います。

シュンヤ:2020年よりも7人が一緒にいる時間が長いといいなと思います。今こうして一緒にいる時間が本当に幸せで、いつまでもこの時間が続くといいなと毎日毎日思っています。

ジュン:2020年を振り返ると、今会えていることが夢みたいな時間なので。

ヨンフン:2021年にはコロナがなくなってほしいですね。

トモ:本当にね。そして、とにかくライブがしたいです。

――まだライブをできていないですよね。ライブをやりたい気持ちや夢など、膨らんでるんじゃないでしょうか?

全員:はい、そうなんです。

シュンヤ:夢は膨らんでしかないですよね(笑)。

ヒチョ:歌手はライブをすることが、仕事の一つでもあると思うので、早く仕事したいですね。本当にそれだけです。

トモ:まだEαRTHの皆さんの前でパフォーマンス出来ていないので、はやくライブが出来たら嬉しいです。

――ライブでやってみたいことありますか?

シュンヤ:サインボール投げたい!(投げるポーズ)

ヨンフン:お客さんにジャンプ!(全員:ダメダメ~!!)

ジュン:お客さんに水をまきたい! 夏フェスとかで! ワンマンはもちろん、野外フェスに出演するのも夢なので、いつか出演出来ることを楽しみにしています。

ヨンフン:昼に野外でコンサートやりたいです。

ユンドン:僕は野外で夜にライブしたいですね。照明が見えて素敵じゃないですか。本当にはやくライブが出来る様になりたいです。

(しばらく昼と夜で意見交換するヨンフンとユンドン、それを笑う他のメンバーたち)

全員:もう24時間だね! ずっとやりたい(笑)!!

――ライブの実現は本当に楽しみにしています! 直近の予定では4月にはミニアルバムを準備していると聞きました。テーマや曲はどのようになっていますか?

ヒチョ:大人っぽいイメージの曲が多いと思います。リリースが春なので、切ない楽曲が多くなりそうです。ダンスなど表現の部分も大人な魅力が出せたらと思っています。「00」が完成度の高いアルバムだったので、それを超えるものを作らないといけないというプレッシャーが少しあるんですが、それに関わらず僕たちが作りたいものを考えた時に、僕たちも歳を重ねてきたので、大人っぽい魅力を出せるんじゃないかなと思ってそういうものを準備しています。

ジュン:自分たちでやっていても、曲を準備しながら全員が成長している感じがあります。

シュンヤ:4月だからこそ植物とかの……。まだ固まってないんですけど、ヒントはここまで(笑)。

トモ:まだ絶賛の話し合いをしている最中なのですが、今回こうして実際に会えたのでたくさん練習して完成度を高めていきたいです。

 

取材:中村梢 / 撮影:朝岡英輔

■リリース情報
・ORβIT 1st MINI ALBUM 「Enchant」
発売日:2021年4月21日(水)
品番:PLCD-0004
価格:2,420円(税込)
封入特典:トレーディングカード(全7種ランダム1枚封入)、「オンライントーク会」応募券(シリアルナンバー)

<応募抽選施策>
①EαRTH会員対象SPACESHIP予約特典 「オンラインサイン会」
EαRTH会員でSPACESHIPにてORβIT 1st MINI ALBUM「Enchant」をご予約いただき、3月21日(日)までにお支払いが完了された方の中から抽選で合計700名様(1メンバーにつき100名様)をオンラインサイン会にご招待

②アルバム購入者対象 「オンライントーク会」
ORβIT 1st MINI ALBUM「Enchant」に封入されている応募券(シリアルナンバー)でご応募いただいた方の中から、抽選で合計700名様(1メンバーにつき100名様)をオンライントーク会にご招待

※アルバムの詳細は、Official HP及びPresent Label HPにて順次発表予定

・デビューアルバム「00」(オーツー)
好評発売中

01. UNIVERSE
02. Crazy Love
03. Bloom
04. MOONCRYSTALPOWER
05. Show Off
06. Serenade
07. みずたまり。
08. Beautiful Butterfly
09. 君へ
10. Ready to burn
11. Showersnow
12. Double 20
13. Lazurite

■関連サイト
ORβIT オフィシャルサイト:https://orbit-official.com/

記者 : Kstyle編集部