Vol.1 ― ORβIT、7人が久しぶりに再会「一緒にいられる少ない時間…たくさん笑って楽しんでいます」

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個性豊かなメンバー7人からなる日韓合同グループ、ORβIT(オルビット)。昨年11月には待望のデビューアルバムをリリースし、多くのファンからの声援を集めた。

2019年2月9日の結成発表から1年弱ほどの時間を過ごしてきたORβIT。改めて、この7人でグループを作った経緯や決意、それぞれがアーティストを目指したきっかけなど話を聞いた。

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――7人が久しぶりに再会して、今みんなで一緒にいると思いますが、どのように過ごしていますか?

HEECHO(ヒチョ):プライベートな時間はずっと一緒にゴロゴロしています。夜中に映画を見たり、深い話をしたり。

YOUNGHOON(ヨンフン):映画の『ミッドナイト・ランナー』を観て面白かったです。笑うの我慢する動画とか、みんなで見てます。

YOONDONG(ユンドン):Netflix観たり、一緒にいるってだけで楽しいです。

ヒチョ:みんなで過ごすのは久しぶりなので、楽しい時間を過ごすようにしています。一緒にいられる時間は少ないので、たくさん笑って楽しんでいます。

TOMO(トモ):専用のコンロの様な道具を使って焼き鳥を焼いたり。ちなみに僕とヒチョンさんが焼き担当です(笑)。あと、僕とジュンは漫画をよく読んでいます。

JUNE(ジュン):「呪術廻戦」と「鬼滅の刃」は映画も観に行ってガン泣きして、あと「チェンソーマン」も好きです。トモに教えてもらって。

トモ:「週刊少年ジャンプ」系の作品が好きで、昔からずっと好きなのは「北斗の拳」です。最近読み直したのですが、少年心が騒いでいます。好きな技は「北斗七死星点」です。敵がやられる時の擬音も、「あべし」とか「ひでぶ」は有名だと思うのですが、「なにをぱら~」とかいう擬音も出てきて(笑)、世界一面白いです。

――前回のインタビューで「ユンドンさんの手料理を食べたい!」と話していましたが、叶いましたか?(https://news.kstyle.com/article.ksn?articleNo=2154121/

シュンヤ:食べました! 美味しかった~!

ユンドン:キムチチャーハンを作って食べてもらいました。

ヒチョ:え、いつ? 食べてないよ(笑)。

ヨンフン:みんながBUGVELのレコーディングに行っている時で、僕とシュンヤとユンドンで食べました。

ヒチョ:僕らはそのときスタジオでたこ焼き食べてましたね。たこ焼き、大好きです。

――前回のインタビューでは海外からの反響もありましたが、外国語の勉強もしていますか? 最近覚えた言葉は?

シュンヤ:韓国語の単語帳を見たりもするんですが、韓国ドラマをよく見ているので、ドラマに何回も出てくる言葉とかは少しずつわかるようになってきました。

ヒチョ:日本語だけでも手一杯で他の言語はできていないです。まだまだ日本語を頑張らないと……。

トモ:でも、韓国の3人は日本語を自然に勉強しているので、本当に日本語が上手です。

ヒチョ:メンバーから教えてもらう日本語は悪い言葉ばっかりで……(笑)。

トモ:いや、逆でしょ!(笑)韓国語教えて下さいってお願いしたりするんですけど、悪い言葉ばかり教えてくるんですよ。

ヒチョ:(笑)。今、世界は危ないから、強い言葉を(笑)。

トモ:悪い言葉以外だと、さっき教えてもらったんですけど、「삼겹살 주세요」サムギョプサルくださいです。

シュンヤ:(ヒチョから耳打ちされる)僕はたった今、ヒチョさんから「그렇게 하면 죽도 밥도 안돼」このままだと中途半端になるぞ、という言葉を教わりました。

トモ:こういう言葉ばっかり教えてきます(笑)。

YUGO(ユウゴ):「멋있지?」僕、かっこいいでしょ?(笑)

全員:ユーゴはかわいいな~!

ジュン:僕は……「開闢(かいびゃく)」です。この世界が始まった時、という意味です。歌詞を自分たちで書く時に、「この表現、違う言い方が無いかな」という感じで色々な難しい言葉を調べていて知りました。

ヒチョ:「米と麦の二毛作」です。日本の小学生用の漢字練習帳で勉強した時にすごく印象的で覚えました。

ユンドン:「客足」という言葉を覚えました。使おうと思っていた意味とは違ったんですがこの単語を覚えました。悪い言葉ですか?

トモ:ううん、「客足が伸びる、遠のく」とか、そういった意味で使うから悪い言葉では無いよ。

ヨンフン:「悪あがきする」です。この人生から悪あがきします。作詞していたときに出てきて覚えました。


デビュー当日は?「CDショップで感激…実感が湧かなかった」

――11月11日にデビューの日を迎えたわけですが、ついにその日を迎えて心境はいかがでしたか?

ヒチョ:デビューをしたからといって何かが変わったわけでは無くて、自分たちがやりたいことをやってきて、今があると思っています。なので、大きな変化はありませんが、ずっとこの気持ちで続けていけたらいいなと思っています。

ヨンフン:デビューアルバムが発売されて、皆さんの反応を見て、僕たちの立場や責任について考えましたし、もっといい曲やいい姿を見せないといけないなと思いました。次の作品も一生懸命準備しています。

――ヒチョさん、ヨンフンさん、ユンドンさんは2回目のデビューとなりますが、4人へアドバイスなどすることはありましたか?

ヒチョ:数は関係ないと思いますし、2度目だからと大きく意識することは無いですが、一度デビューした経験があるからこそ言えることはあると思います。(日本人メンバーたちは)デビューが初めてなので、知っていることは教えていきたいです。

トモ:やっぱり、3人には気持ちの余裕を感じます。デビューまでの道のりで辛いこともあったけど、3人に励まされたし助けられた場面が多かったです。

ヨンフン:活動ができれば、もっと教えられることはあると思うんですが、今は新型コロナウイルスの影響であまりできないので……。今後、活動ができるようになれば、僕たちが経験したことを伝えていきたいです。

――ちなみに、デビュー日はどの様に過ごしましたか?

ユウゴ:いつも通り、何も変わらず練習してたよね。

トモ:ボイトレしていました。

ヒチョ:韓国メンバーは振り入れをしたり、ダンスの練習をしていました。

ヨンフン:ユンドンはその日、寝間着を買っていました(笑)。

ジュン:デビュー日といえども変わらずレッスンを受けていて、僕は内心「今日デビュー日だ!」っていう気持ちがあったのですが、メニューも変わらずハードでちょっとだけ寂しかったです(笑)。

シュンヤ:日本メンバーはCDショップにご挨拶に行かせてもらいました。店内の飾り付けを見て、こんなに大きく? ってビックリして、本当に嬉しかったです。逆に実感が湧かなかったですね。

ヨンフン:僕も写真で見ましたが、お店のスタッフさんが僕たちの曲の説明も丁寧に書いてくれていて、本当に嬉しかったです。機会があればお店の人にご飯を作って上げたいです(笑)。

全員:(笑)。

ヨンフン:そして、ショップに置かれていたEαRTHの方が書いてくれたメッセージのノートも読みました。僕たちが分かる様に、ひらがなで書いてくださっている方も多くて、嬉しかったです。EαRTHの皆さんは本当に優しいです。


自主制作ならではの苦労も「たくさんの人の支えに感謝」

――前回のインタビューでもアルバム「00」は、皆さん渾身の作品だということを感じました。Kstyleにもファンの方々から反響がたくさん届きました。実際にリリースして、ファンからの反響はいかがでしたか?

全員:おお~!(拍手)

ヨンフン:ありがたいですし、嬉しいです。全曲どれもこだわって一生懸命に作った作品なので、EαRTHのみなさんにもたくさん聴いて楽しんでいただきたいです。

ユンドン:デビューしたからこそ良いものを作り、パフォーマンスを磨きたいという気持ちはより強くなったと思います。

――前回、レコーディングについて話を聞きましたが、曲のパート分けやソロ曲、ユウゴくん作詞のユニット曲「みずたまり。」はどのように決まったんでしょうか?

ヒチョ:メンバー全体でまずまんべんなく分けて、そこからは歌いながら「ここはこっちのメンバーの方が良いな」って調整していったり。僕が決めていったんですが、だれからも不満もなくて。

シュンヤ:ORβITの絶対的権力です(笑)。ヒチョンさんがみんなの個性を見て、割り振ってくれたので、自然といい形になったんだと思います。

ヒチョ:僕的には、このアルバムで一番気にしたのはパート分けでした。ソロ曲やユニット曲は挙手制というか、やりたいと言ったメンバーが担当する様な感じです。

ユウゴ:「みずたまり。」は、普段サビパートを歌う事が少ない、(ユンドン、シュンヤ、ユウゴ)3人で歌ってみようかって。自分が作詞した曲というのもあってパート分けも自分でしました。作詞をするのが初めてで、これまでもやろうと思ったことは無かったのですが、ORβITになって、ピアノとか、新しいことをたくさんやろうと思っていて、作詞にも挑戦しようと思った思い入れのある楽曲です。曲が最初に出来ていて、そこから詞をあてました。

――ヨンフンさん作詞の「MOONCRYSTALPOWER」では韓国語の中にある、唯一の日本語の歌詞も話題になりました。「ヨンフンさんらしい歌詞」だと評判ですね。

ヨンフン:「勇者の叫び」というフレーズですが、「面白い」というコメントをいただく事も多いのですが、僕はいたって真剣です(笑)。実はその時、ハマっている漫画があって、“冒険者”という言葉も考えていたんですが、この言葉になりました。歌詞の内容が1人の勇者が仲間と別れてまた会うまで待つ話だったんですが、それがORβITとEαRTHの皆さんみたいだったので、こういう歌詞にしたらファンの皆さんに届くかな? と思って書きました。

ヒチョ:結局ヨンフンの叫びだよね(笑)。

ジュン:歌詞についてヨンフンさんに相談された時に、話を聞いたりアドバイスしたりしたのですが、(ヨンフンが)皆に「面白い歌詞だね」って言われる度に、「ジュンが良いっていったんだよ!」って全部僕のせいにするんです(笑)。

ヨンフン:結果、良かったってことだよ!(固い握手を交わすヨンフンとジュン)

――今回自主レーベルからのリリースで、さらにグッズも自主制作されていましたが、制作過程で大変だったことはありますか?

ヒチョ:苦労したこともたくさんあるのですが、僕たちで決めたことだから言い訳したくないし、大変だったけれどこのやり方でよかったと思っています。このメンバーとこのスタッフだから出来たんだなって。

トモ:7人がそれぞれ役割分担をして、グッズやCDのジャケットワークなどはシュンヤがたくさん考えてくれました。

シュンヤ:自主制作だからこそ分かった事、知れた事ってたくさんあって。納期から逆算して物を作るスケジュール管理とか、細かい作業がたくさんあって、音楽を作り上げることって歌うだけじゃなくて、たくさんの人に支えられているんだなと実感しました。こういうことに気づけたことも含めて自主レーベルで良かったなと思いました。

ジュン:僕たち7人は表現する側で表に出ていますけど、目に見えないところでいろんな人が関わって苦労してくれて……。たくさんの人の支えがあって作品が完成しているので、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

取材:中村梢 / 撮影:朝岡英輔

■リリース情報
・ORβIT 1st MINI ALBUM 「Enchant」
発売日:2021年4月21日(水)
品番:PLCD-0004
価格:2,420円(税込)
封入特典:トレーディングカード(全7種ランダム1枚封入)、「オンライントーク会」応募券(シリアルナンバー)

<応募抽選施策>
①EαRTH会員対象SPACESHIP予約特典 「オンラインサイン会」
EαRTH会員でSPACESHIPにてORβIT 1st MINI ALBUM「Enchant」をご予約いただき、3月21日(日)までにお支払いが完了された方の中から抽選で合計700名様(1メンバーにつき100名様)をオンラインサイン会にご招待

②アルバム購入者対象 「オンライントーク会」
ORβIT 1st MINI ALBUM「Enchant」に封入されている応募券(シリアルナンバー)でご応募いただいた方の中から、抽選で合計700名様(1メンバーにつき100名様)をオンライントーク会にご招待

※アルバムの詳細は、Official HP及びPresent Label HPにて順次発表予定

・デビューアルバム「00」(オーツー)
好評発売中

01. UNIVERSE
02. Crazy Love
03. Bloom
04. MOONCRYSTALPOWER
05. Show Off
06. Serenade
07. みずたまり。
08. Beautiful Butterfly
09. 君へ
10. Ready to burn
11. Showersnow
12. Double 20
13. Lazurite

■関連サイト
ORβIT オフィシャルサイト:https://orbit-official.com/

記者 : Kstyle編集部