BTS(防弾少年団)&イム・ヨンウンが1位に!「2020年を輝かせた歌手」TOP10を発表

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写真=Big Hitエンターテインメント、イム・ヨンウン SNS
BTS(防弾少年団)とトロット(韓国の演歌)歌手イム・ヨンウンが、「2020年を輝かせた今年の歌手」というタイトルを獲得した。

2007年から毎年末にその年を輝かせた各分野の「今年の人物」を発表する韓国ギャラップは、2020年7月、9~10月と11月の3回にわたって、全国(済州(チェジュ)を除く)の13歳以上5100人を対象に今年1年間活動した韓国の大衆歌謡歌手/グループの中から、一番好きな歌手を3組まで聞いた。(自由回答)

その結果、30代以下(13~39歳)ではBTSが39.2%の支持を獲得して1位、40代以上ではイム・ヨンウンが36.9%で1位に輝いた。

2013年にデビューしたBTSは、韓国を代表するボーイズグループの中で最も影響力のあるグローバルアーティストに成長し、精力的に活動を続けて歴史的な記録を次々生み出している。今年は8月にリリースした「Dynamite」が、米ビルボードのメインシングルチャート「HOT100」で1位を獲得、韓国語で歌った楽曲である「Life Goes On」も同チャート1位を記録した。来年2月に開催予定の「第63回グラミー賞」にノミネートされ、最近タイム(TIME)誌の「今年のエンターテイナー」にも選ばれた。韓国ギャラップの「今年の歌手」では、2018年から3年連続1位となる。

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30代以下の2位は、IU(21.1%)となった。2008年にデビューした彼女は、演技やテレビ番組への出演も着実に並行するシンガーソングライターで、2011年から継続して「今年の歌手」10位以内に入り、2014年と2017年には1位を獲得した。今年はプロデュースとフィーチャリングにBTSのSUGAが参加した新曲「eight」が好反応を得た。

3位はBLACKPINK(13.6%)、4位はイム・ヨンウン(10.8%)、5位はTWICE(7.8%)、6位はヨンタク(7.7%)、7位はBlock Bのジコ(5.7%)、8位はRed Velvet(4.8%)、9位はMAMAMOOのファサ(4.3%)、そしてポール・キム(4.1%)が10位となった。

30代以下で上位10人のほかに2.0%以上の回答を得た歌手/グループは、MAMAMOO(4.0%)、チョン・ドンウォン、OH MY GIRL(3.9%)、イ・チャンウォン(3.2%)、Jessi(3.0%)、Busker Buskerのチャン・ボムジュン(2.9%)、イム・チャンジョン(2.7%)、EXO(2.6%)、チャン・ユンジョン(2.5%)、キム・ホジュン(2.3%)、パク・ヒョシン(2.0%)の全11組だ。

40代以上で1位に選ばれたイム・ヨンウンは、2016年にデビューしTV朝鮮のオーディション番組「ミスタートロット」への出演で一躍スターになった。訴えかけるような歌で視聴者たちに感動を伝え、最終優勝を獲得。その後、全国ツアー、テレビ番組・広告の撮影で忙しい毎日を送り、4月に優勝者特典の楽曲「もう僕だけ信じてください」、11月に新曲「HERO」をリリースした。

40代以上の今年の歌手2位は、「ミスタートロット」の準優勝者ヨンタク(27.3%)となった。2007年にデビューした彼は、作詞・作曲・プロデュースもできる上、他の歌手の楽曲制作にも頻繁に参加している。「ミスタートロット」で歌った「マッコリ一杯」「チニヤ(本物だ)」のほか、自作曲「何故君がそこから出てくる」は、老若男女問わず愛されている曲だ。

3位は、KBSの秋夕(チュソク、韓国のお盆)特集番組で強烈なステージを披露したナ・フナ(17.2%)、4位はチャン・ユンジョン(12.8%)、5位はチン・ソン(12.1%)、6位はチョン・ドンウォンとイ・チャンウォン(10.4%)、8位はキム・ホジュン(10.0%)、9位は昨年韓国で放送された「ミストロット」の優勝者であるソン・ガイン(8.6%)、10位はBTS(8.3%)となった。

40代以上で上位10組のほかに2.0%以上の回答を得た歌手/グループは、チャン・ミンホ(7.4%)、キム・ヨンジャ(4.8%)、ナム・ジン(4.0%)、ホン・ジニョン(3.6%)、チュ・ヒョンミ(3.2%)、ソル・ウンド(3.1%)、IU(2.7%)、チョー・ヨンピル(2.6%)、BLACKPINK(2.0%)の全9組だ。

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年齢別の詳細をみると、10代が好きな歌手10位以内にはトロット歌手がいないが、20代にはイム・ヨンウンとヨンタクの2人が含まれ、30代では5人、40代では8人、50代と60代以上では全員がトロット歌手だ。昨年の「ミストロット」で始まったトロットブームが、バラエティ番組「遊ぶなら何する?」の「ポンプロジェクト」に後押しされ、若い階層からも支持を得て、今年の「ミスタートロット」は韓国の音楽業界の流れを変える決定的な役割を果たした。

「ミスタートロット」は、「韓国人が好きなテレビ番組」の調査で2~4月に1位を獲得し、「ミスタートロット」の決勝進出者7人が出演する同時間帯の後番組「愛のコールセンター」も5月から7ヶ月連続で1位をキープしている。

BTSを筆頭にBLACKPINKとIUが率いるK-POPのブームも続いている。BTSの好感度は10代で58.3%、20代で38.0%、30代で28.8%、40代でも18.7%に達したが、これは全般的に昨年とほぼ同じような水準だ。BLACKPINKは10代での好感度が昨年8.8%→今年23.0%、20代でも5.9%→14.8%と躍進した。グループの間でも圧倒的な存在感を持つソロ歌手IUも、前年比で10代(15.9%→20.2%)と20代(18.2%→25.0%)の好感度が上昇した。

写真=韓国ギャラップ

記者 : イ・スンフン