イム・シワン&シン・セギョン、新ドラマ「それでも僕らは走り続ける」出演のきっかけは?“シナリオをもらって…”

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写真=JTBC
「それでも僕らは走り続ける」が、お茶の間に愉快なトキメキを届ける。

12月16日午後1時、JTBCの新水木ドラマ「それでも僕らは走り続ける」(脚本:パク・シヒョン、演出:イ・ジェフン)のオンライン制作発表会が行われ、イ・ジェフン監督、イム・シワン、シン・セギョン、少女時代のスヨン、カン・テオが出席した。

「それでも僕らは走り続ける」は、同じ韓国語を使っていてもコミュニケーションが難しい時代、それぞれ異なる言語で、それぞれ異なるスピードで、お互いに向かって走っていくロマンスドラマだ。お互い異なる世界に住んでいた人々がそれぞれの言葉でコミュニケーションをとっていき、自分自身を縛り付けていたしがらみを打ち破る過程を描く。

この日、イ・ジェフン監督は「撮影の真っ最中だ。台本が15話まであがった。『可愛くて善意を持つ変人たちが出会って、楽しいストーリーが繰り広げられるドラマだ』と言いたい」と作品について説明した。

また、「イム・シワン、シン・セギョン、スヨン、カン・テオを抜擢したきっかけは何なのか?」という質問に、「台本に描かれたキャラクターとイメージが合い、4人の方の以前の作品を見ながら『演技が上手だ』と思った。今は『この俳優じゃなかったら大変なことになるところだった』と思うほど、期待よりも上手にやってくれている。現場でリハーサルをするけれど、ほとんどが私の期待を上回る良い姿を見せている」とし、俳優たちに対する愛情を表した。

劇中でイム・シワンは、宿命的に前だけ見て走る短距離陸上選手のキ・ソンギョム、シン・セギョンは慣性的に後ろを振り向かなければならない映画翻訳家オ・ミジュに扮する。

イム・シワンは「それでも僕らは走り続ける」を選択したきっかけとして、台本を挙げた。「最初に『それでも僕らは走り続ける』のシナリオをもらって、セリフがメリハリがあると感じた」と明かした彼は、「お互いに会話しながらやり取りする言葉が、僕たちの話し方と似ていると思った。そういう部分を魅力的に感じた。セリフを見て、『このドラマを本当に上手にこなしたい』と思うようになった」と話した。

シン・セギョンは「私も同じ理由だった。またキャラクターがしっかりとしていて、根性があった。しかし、誰かから愛されはじめて、自分の中で分裂が生じて、情けなく感じる。そのような瞬間が可愛いと思った」と話した。

オ・ミジュを“強がり屋のプードル”と表現したシン・セギョンは、「立体的で様々な面を持つキャラクターだ。カッコいい時はカッコいいし、情けない時は情けない。また、カッコ悪い時はカッコ悪いし、可愛い時は可愛いキャラクターだ。そういう部分が自分と似ていると思った。現実的で魅力的だと思った」と明らかにした。続けて「私が“強がりやのプードル”と表現したが、ミジュのヘアスタイルがくるくるだ。また、我慢せず腹を立てる時は小さな動物みたいな感じだ。私はそうしたくてもそれができない状況があるので、代理で満足しながら撮影した」と打ち明けた。

久しぶりにロマンスドラマに戻ってきたイム・シワンは、「避けようとしたわけではないけれど、作品を選択してみたら、“恋愛が無いな”と思う場合が多かった。今回、やっと少し甘くてくすぐったい作品をすることになった。僕も撮影しながらトキメキを一緒に感じた。暗い作品をする時より、確実に気分がいいことが多い」と話した。

また、彼は「ドラマの前の部分をモニタリングしてみたけれど、ミジュとソンギョムが出会うシーンを見ながら、武装解除される気分になった。演技を見なければならないのに、ミジュとソンギョムが出会った時の雰囲気が、演技を通り越して圧倒するものがあった。自分で撮りながらも、『ミジュとソンギョムがずっとぶつかって、出くわしてほしい』と思った」と話した。

シン・セギョンも「私たちカップルは会話が本当に良い。長い会話をするシーンが多いけれど、その中で感情が芽生えてきて、哀れみを感じる過程が良かった。男対女の感情もあるけど、人間対人間として、この人を慰めたいという、そういう感情が良かった」とし、本放送に対する期待を高めた。

「それでも僕らは走り続ける」は韓国で16日の午後9時に放送がスタートする。

記者 : キム・ミョンミ