PENTAGON、タイトル曲「Daisy」の制作秘話も公開“実はフイ兄さんへの誕生日プレゼントだった”

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写真=「@star1」

「Shine」で逆上昇の主人公になったPENTAGONが今回は最初から大ブレイクした。10月に発売した10thミニアルバムのタイトル曲「Daisy」でデビュー4年目で初めて音楽番組で1位になったのだ。「Daisy」のミュージックビデオはYouTube再生回数が2700万回を超え、世界で9つの地域のiTunesトップアルバムチャートで1位になり、海外でも人気を博した。しかし、喜びも束の間、メンバーらは今回の活動を最後に長兄ジンホに続き、フイが入隊することになったと知らせた。それでも離れたメンバーと残ったメンバーはそれぞれの位置で自身の役割を果たし、物足りなさが感じられないように充実した時間を過ごす予定だ。さらに成長した姿で再びひとつになるPENTAGONのメンバー全員がそろったステージが今から楽しみだ。

―― ペペロデーという特別な日、一緒に過ごせて嬉しかったです。今日の撮影はいかがでしたか?

ヨウォン:ペペロデーですが、男性たちだけで宿舎で生活しているので朝起きたときもそんなに特別な感じはしませんでした。悲しいことにお菓子を交換する人もいないんです。でも、今日は「@star1」と撮影して特別な日になりました。ハハハ。

フイ:グループで久しぶりにグラビアを撮って本当に楽しかったです。スタイリッシュでトレンディな衣装を着て、素敵なグラビアを撮ることができて良かったです。

―― フイさんは、入隊前の最後のグラビア撮影でより特別だったと思います。

フイ:入隊前にしたいことを本当に全部しているような気がして嬉しいです。ミュージカルにも出て、バラエティ番組にレギュラーで出演して、音楽番組で1位にもなりました。バケットリストが全部叶いました。特に入隊する前は、最後に1度だけグラビアを撮って行けたらこれ以上はもう望まないと思っていましたが、このように「@star1」のカバーを飾ることができて幸せです(笑)。

―― 「Daisy」でデビュー4年目にして初めて音楽番組で1位になりましたね。本当におめでとうございます。

キノ:いつも「1位をとる」という目標を持って、メンバーたち皆頑張ってきました。頂上に登るまで平坦な道を歩んだわけではありませんが、切実だったため1位を受賞した時は本当に嬉しかったです。メンバーたちとともにトロフィーの喜びを分かち合うことができて嬉しかったです。

シンウォン:PENTAGONにとって本当に象徴的なトロフィーです。「1位」それ以上の意味を持つ賞です。とても疲れていたときにもらった貴重な賞で、また力が得られる原動力になってくれたと思います。改めて感謝申し上げます。

ウソク:PENTAGONの力だけで得られたものではなくて、UNIVERSE(PENTAGONのファン)の皆さんが一緒にいてくださったおかげで受賞できました。この栄光を全てUNIVERSEの皆様に捧げたいと思います。

―― 今回のアルバムもメンバーたちが自らプロデュースに参加しました。さらにカバーイメージまで自ら描いたと聞きました。まさに“自主制作アイドル”ですね。

キノ:アルバムのカバーは、実はフイ兄さんの誕生日プレゼントでした。意味のあるプレゼントをあげたいと思って悩んでいましたが、10thアルバムのタイトル曲が「Daisy」だったので、花を描いてあげたら喜ぶかなと思いました。ほぼ1ヶ月間、真心を込めて一生懸命描きました。7回描いては破って、8回目で完成した絵です。幸いアルバムとよく合っていると言われて嬉しかったです。

―― PENTAGONをロールモデルにする後輩アイドルが結構多いですね。

フイ:ハハハ。本当ですか? 知らなかったですが、本当にありがたいことですね。実際は、1日中色々喋ってケンカしてと、すごく平凡な男たちなのに、表向きでは綺麗に包装されているように見えたのではないでしょうか(笑)。僕たちが“自主制作アイドル”というイメージがあるからかもしれません。スタジオで後輩アイドルに会うと、「後で自ら書いた曲の評価をしてほしい」という方がたまにいます。自分で音楽を制作する姿をよく見てくださっているようです。

―― Mnet「Road to kindom」の話も欠かせません。全てのステージがカッコいいと思いましたが、その中でも1番記憶に残るステージはありますか?

ユウト:僕は個人的に「BASQUIAT」のステージが1番良かったです。他のグループでは誰も真似できない、PENTAGONだけにできるステージだったと思います。簡単ではなくアイドルたちが挑戦しづらいスタイルの曲だったと思いますが、それを素敵にこなしたと思えて本当に嬉しかったです。

ウソク:「SHINE+春の雪」だと思います。そのステージだけはランキングを考えず楽しみました。メンバーたちにとってプレゼントのようなステージだったと思います。

シンウォン:僕も「SHINE+春の雪」のステージでした。すべてのメンバーにとって特別なステージだったと思います。もちろん、イェンアンはいませんでしたが、入隊を控えたジンホ兄さんと一緒に出た最後のステージだったので意味が大きかったです。その時、皆明るいふりをしていましたが、内心気が重かったと思います。意味のあるステージでしたので、メンバー全員、本当に頑張って準備しました。最善を尽くしたステージを共にしながら、ジンホ兄さんを送ることが出来てすごく嬉しかったです。もうすぐ入隊を控えたフイ兄さんはどういうふうに送るべきか、悩んでいます。

フイ:楽しみにしています(笑)。

―― 最終ランキング3位、正直残念に思いましたか?

キノ:残念でした。率直に言って、本当に残念でした(笑)。時間を戻すことができるなら、とにかく1位になりたいです。それでも本当に貴重で良い経験でした。たくさん学んで成長できた大切な時間でした。

ヨウォン:ランキングは重要ではありませんでした。多分、番組に出演中メンバーの中で僕が1番この言葉をたくさん言ったと思います。最近「Road to Kingdom」のステージをもう1度見ました。僕も参加しましたが、第3者の立場で客観的に見ても本当にカッコよかったです。うちのメンバーたち、皆カッコよかったです。

ホンソク:どれだけ高く上がるかというよりは、それぞれのステージで各グループがどれだけ素敵なステージを見せてくれるかがより重要な部分だったと思います。そのため順位にこだわるよりは、ラウンドごとに輝いて素敵なステージを完成させることに集中しました。競演番組でランキングが残念だったことは事実ですが、全てのステージで最善を尽くしたので後悔はしていません。

フイ:結果も重要でしたが、結果だけを見てステージを準備したわけではありません。「Road to Kingdom」を通じてメンバー全員得るものが多かったですし、そのおかげで今回の「Daisy」の活動時にもっと成長した姿でより良いステージをお見せできたと思います。「KINGDOM : LEGENDARY WAR」への道に進めず、止まってしまいましたが、出演しただけで大きな財産を得たと思います。

―― ウソクさんは最近、Mnet「SHOW ME THE MONEY9」にチャレンジしましたね。2回目の競演で落ちて残念だったと思います。

ウソク:これまでPENTAGONの音楽だけでラップをお見せしてきました。一緒に楽曲を作るので、いくら長くても8小節を超えません。それで挑戦しました。PENTAGONのウソクではなく、チョン・ウソクとして僕だけの音楽と声をお聞かせしたいと思いました。ステージに立つ前に緊張しましたが、他の参加者の皆様がたくさん応援してくれました。放送で見るとかなり厳しい印象がありましたが、実際に出演してみたら、ラッパーの方々がとても優しかったです。特にDynamic DuoのGAEKO先輩が本当に好きでファンでしたが、褒めてくださって光栄でした。対決したら「Dynamic Duo X BewhY」チームに必ず入りたかったです。マッチされなくて残念でしたが、それでも本当に良い経験でした。

―― メンバー全員が揃ったステージを披露するまではかなり時間がかかると思いますが、ソロやユニットで活動する計画はありますか?

シンウォン:まだ具体的な計画はありません。それでも確かなことは、何とか残ったメンバーたちが一生懸命にPENTAGONを引っ張っていくということです。PENTAGONのアルバムも出し続けなければなりません。

キノ:音楽番組で1位になった瞬間からPENTAGONの第2幕が開かれ、より高く飛躍するため進んでいる段階だと思います。2人のメンバーが入隊することになりましたが、兄さんたちも、ファンの皆さんも心配しないように、寂しさを感じないように空席を埋めておきます。兄さんたちが戻ってくる瞬間、皆がより成長した姿でより高いところに向かって上がれるように。

フイ:僕が口を挟んでもいい質問か分かりませんが(笑)。国防の義務を果たしている間、メンバーたちに必ず挑戦してもらいたいことがあります。まず、ウソクはどうか運動してほしいです。ハハハ。キノはサバイバル番組にぜひ出てほしいです。才能もあるし、負けず嫌いなので。サバイバル専門歌手でPENTAGONのベア・グリルスとしてキノに一言伝えたいのですが、競演に出ると得るものが多くその経験が発展に繋がるので是非挑戦してみてほしい。そして他のメンバーたちは演技にぜひ1度挑戦してほしいです。特にユウト(笑)。顔もハンサムで声も素敵なので、きっといい演技を見せてくれると思います。

ウソク:僕には運動だけをさせるんですか? 本当に!?

―― フイさんが入隊した後、リーダーの代理になる人はいますか?

フイ:形式的には僕がリーダーですが、実質的にはキノがリーダーの役割をしています。末っ子なのにとてもリーダーシップがある人です。僕が入隊したら、たぶんキノの指示がもっと厳しくなると思いますが(笑)、メンバーたちは指示によく従ってほしいです(一同うなずく)。

―― 新型コロナウイルスで直接会えなくて寂しがるファンに一言お願いします。

ヨウォン:今年2月に「Dr.ベベ」で活動を再開しましたが、カムバックと同時に新型コロナウイルスの影響で今もファンの方々に会えずにいます。それでも休まず、様々な活動をしてきたと思います。直接会えなくてもどうしてもコミュニケーションをとりたかったです。ファンの皆様も、僕たちの気持ちを分かってくださったみたいです。遠くなったと思わせないようにこれからも最善を尽くします。

ホンソク:昨年のワールドツアーが最後だったのでもう会えなくなって1年になりましたが、会えないのは今年までにして、来年からは必ず近くで会いたいです。本当に会いたいです。

イェンアン:新型コロナウイルスのせいで当分会えませんが、すぐ状況がよくなると信じています。

ユウト:いつも心の中でUNIVERSEのことを考えています。UNIVERSEがいてこそ僕たちがいますので。直接会う日が来るまでお互いに頑張りましょう!

―― 2020年は本当に充実していましたが、2021年はどのような1年になってほしいですか?

ヨウォン:予想が外れる1年になってほしいです。僕が期待して予想した目標よりもっとうまくいけばいいなと思います。今年感謝すべきことが本当に多かったです。昨年には想像もできなかったすごいことです。2021年も僕の望みよりもっと良いことがたくさんあってほしいです。

ホンソク:実は今年の目標はとてもささやかなものでした。大きな目標を持つと、それを達成できなかった時の失望と打撃が大きいからです。成果に対する期待よりは、メンバー全員が健康でいてほしいと思いました。2021年の目標も同じです。みんな元気でいてほしいし、また音楽でも良い成績を残したいです。

記者 : ファン・ヨンド