ユン・ヨジョン、アメリカの授賞式で2度目の助演女優賞を受賞…ハン・イェリにも絶賛の声

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女優のユン・ヨジョンが米ボストン批評家協会賞の授賞式で助演女優賞を受賞し、アメリカでは2度目の受賞を記録した。ハン・イェリも好評を受け、オスカー授賞式での受賞に青信号を灯した。

12月13日(現地時間)、ボストン映画批評家協会が発表した第41回ボストン批評家協会賞授賞式の結果によると、映画「ミナリ」に出演したユン・ヨジョンが助演女優賞を受賞する快挙を成し遂げた。

他にも「ミナリ」は主題歌賞も受賞し、2冠を達成した。アンサンブルキャスト部門では映画「Ma Rainey's Black Bottom」に押されて残念ながら2位を記録した。

ユン・ヨジョンは先立って行われた「Sunset Film Circle Awards」で助演女優賞を受賞した。「Sunset Film Circle」は、ハリウッドのジャーナルリストたちが毎年開催する主要授賞式と映画祭を、集中的に取材するために設立した協会だ。「Mank」のアマンダ・サイフリード、「The Father」のオリビア・コールマン(Olivia Colman)、「Hillbilly Elegy」のエイミー・ダムス(Amy Lou Adams)など、2021年アカデミー助演女優賞の有力候補者を差し置いて受賞した。

ユン・ヨジョンに対する現地授賞式のラブコールは続いている。ユン・ヨジョンはアメリカのインディーズ映画授賞式である「2021 ゴッサム・インディペンデント映画賞(Gotham Independent Film Awards)」の最高女優賞(Best Actress) 部門にノミネートされた。授賞式は1月11日(韓国時間12日の午前10時)に開催されるとあり、結果に注目が集まっている。

ハン・イェリも米俳優組合(SAG)主要関係者を対象に開催した北米GVを成功裏に終了したというニュースが伝えられた。北米GVは「パラサイト 半地下の家族」ポン・ジュノ監督の通訳者として有名なシャロン・チェも参加した。ハン・イェリは見慣れないアメリカに定着した韓国移民者1世代を演じるために引き出した感情と、映画の核心である家族について語りながらハリウッド関係者の共感を呼んだ。

また米媒体ハリウッドリポーターは「今年の偉大な演技(The Great Film Performances of 2020)」というタイトルの記事でハン・イェリに対して「劇に活力を吹き込んだ印象的な演技、スティーブン・ヨンとの感情的なやりとりも抜群」と絶賛した。今回の記事には故チャドウィック・ボーズマン(Chadwick Boseman)、フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)、シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)など来年アカデミー授賞式の有力演技賞候補として予測される俳優たちと一緒に取り上げられ、より注目を集めた。

このように早くも「OSCAR」へのレースに青信号を灯した映画「ミナリ」が、来年4月25日に開催される「2021 アカデミー授賞式」で韓国俳優としては初めて演技賞の候補にノミネートされるのか。また、「パラサイト 半地下の家族」シンドロームに支えられてアカデミー作品賞にノミネートされるかに、注目が集まっている。

「ミナリ」は希望を追って見慣れない米国への移民を選んだ韓国人家族の温かく、特別なストーリーを描いた作品だ。チョン・イサク監督は 「ムンユランカボ」で、第60回カンヌ映画祭で黄金カメラ賞、注目すべき視線部門の候補にノミネートされ映画界に大きな反響を呼び起こした。

また「Moon Light」「奴隷12年」などアカデミー作品賞受賞作を誕生させたブラッド・ピットの制作社PlanBが制作し、「Moon Light」「Room」「Lady Bird」「The Lobster」、「Florida Project」など、何度もオスカーレースを成功裏に率いたA24が北米で配給を務め、期待を一層高めている。2021年上半期に韓国で公開される予定だ。

記者 : ペ・ヒョジュ