BTS(防弾少年団)の世界観を描くドラマ「YOUTH」が撮影中断に…役名をめぐる議論で俳優に被害も

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写真=アリーナ、Vibe Actors、CLN Company、Wellsエンターテインメント、BIG PICTUREエンターテインメント、T1エンターテインメント
BTS(防弾少年団)の世界観を描くドラマ「YOUTH」が、放送前から俳優らに被害が及んでいる。

12月10日、放送関係者によると「YOUTH」は最近撮影を行っていないという。正確な撮影中断の理由は公式には分かっていないが、ドラマの登場人物の名前としてBTSメンバーの実名を使うことに対し、制作会社のチョロクベムメディアとBig Hitエンターテインメントの議論が必要であり、撮影を中断したとされている。正確な撮影再開の日程も知られていない。

事実確認のため、チョロクベムメディアに連絡を取ったが、2日間沈黙している。

各俳優の所属事務所は、コメントができない状況だ。撮影が中断されるかどうかも確認できないため、制作会社に問い合わせてほしいという立場だ。チョロクベムメディアは、キャスティングの段階から事務所レベルでの俳優の広報やマスコミ対応は一切不可能であると口止めをしていることが確認された。

韓国で来年の放送を目標に制作される「YOUTH」は、Big Hitエンターテインメントが企業革新のためのブランドIP(Intellecual Property、知的財産権)やストーリーテリングIP事業の一環として披露するドラマだ。「W -君と僕の世界-」「また?!オ・ヘヨン ~僕が愛した未来(ジカン)~」「マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~」「知ってるワイフ」などをヒットさせたチョロクベムメディアが制作会社となり、「隣人の妻」「ユナの街」などを演出したキム・ジェホン監督、JTBC「まぶしくて」「錐」「オールドミスダイアリー」などを執筆したキム・スジン脚本家がタッグを組んだ。また、俳優ソ・ジフン、ノ・ジョンヒョン、アン・ジホ、ソ・ヨンジュ、キム・ユンウ、チョン・ウジン、チョン・ジンソが主演に確定した。

議論になっている部分は、キャラクターの名前だ。「YOUTH」の世界観は、“若者”という意味のタイトルのように、BTSの「花様年華」の世界観を基にしている。制作会社は、「BU(BTS Universe)は、実際のアーティストとは別のストーリーを持っている世界観で、比喩と象徴により多彩なストーリーを展開してきた。今回のドラマは、BUの基本設定を基に、ドラマというジャンルの特性に合わせて変形したInspired by BUのストーリーを通じて、世界観の中の7人の少年の学生時代や成長ストーリーを描く」と予告していた。

写真=Big Hitエンターテインメント
しかし、各俳優たちの役名が、BTSのメンバーの実名であるキム・ソクジン(ジン)、キム・ナムジュン(RM)、ミン・ユンギ(SUGA)、チョン・ホソク(J-HOPE)、パク・ジミン(ジミン)、キム・テヒョン(V)、チョン・ジョングク(ジョングク)に確定し、一部のファンからは不安の声も上がった。

その理由は、劇中のミン・ユンギが「母を殺して家に火をつけた」という噂がレッテルのようにつきまとう少年、チョン・ホソクは子供の頃に遊園地に捨てられた辛い記憶を持つ少年、キム・テヒョンは酒に溺れた父親と暮らす傷だらけの危なっかしい少年として描かれる予定であるからだ。世界観に基づいた仮想の人物と設定とはいえ、BTSメンバーたちの実名が使われるだけに、BTSと彼らの世界観、メンバー個人に対する情報がない視聴者にとっては、実話と混同する可能性が少なくない。

ドラマをめぐる意見がまとめらない状況が続いている中、最もダメージを受けているのは俳優たちである。

主人公7人を含む俳優たちは、キャスティング後に役名をめぐる議論と非難、撮影中断などにより、困惑しているという。撮影が進まなくても、予定を空けて待っていなければならない状況であり、他のスケジュールを行うのも難しい状況だ。一部の俳優は、今回のドラマによって他のオーディションやドラマ出演の機会も逃したという。

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記者 : ファン・ヘジン