「九尾狐伝」イ・ドンウク、チョ・ボアを救うため自ら犠牲に…大蛇を抱いて三途川に落ちた

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「九尾狐伝」キャプチャー
イ・ドンウクがイ・テリを抱いて三途川に落ち、最後の愛を告白した。

韓国で12月2日に放送されたtvN水木ドラマ「九尾狐伝」第15話ではイ・ヨン(イ・ドンウク)とナム・ジア(チョ・ボア)がお互いを救うための計画を立てた。

まず、イ・ヨンは大蛇(イ・テリ)と手を組んだ。しかし、これは大蛇の目を騙す計画に過ぎず、本心ではなかった。この日、イ・ヨンはク・シンジュ(ファン・ヒ)に最後の瞬間、大蛇のうろこを飲み込む計画を明らかにし「僕がうろこを食べると、ジアの中の大蛇が僕に乗り移る。そいつを連れて三途川に飛び込む」と語った。

ナム・ジアはイ・ラン(キム・ボム)のところを訪れた。ナム・ジアはイ・ランから自身を犠牲にしようとするイ・ヨンの計画を聞き「万が一、私がイ・ヨンを害したりすれば、私は死ぬつもりだ。私が失敗すればあなたが(私を)殺せ。イ・ヨンはできないはずだから」と頼んだ。イ・ヨンも、ナム・ジアもお互いのために自分を犠牲にする考えだった。

一方、奪衣婆(キム・ジョンナン)は嫁に次いでなくなった息子のことを思ってイ・ヨンに彼とナム・ジアが二人とも生きられる方法を教えた。奪衣婆はイ・ヨンに刀一本を渡し「明日大蛇がここに来たらこの剣でジアを切れ。軽く切るのではなく、死ぬほど。あの子が死にかけたら、体の中の大蛇が飛び出そうとするだろう。うろこを使わないでやつが大蛇の体に乗り換えるようにしておけ。二つに分けられた大蛇が一つになれば私が石にする」と予告した。そして奪衣婆はナム・ジアが死んだ場合、自身がタブーを破って救い出すと伝えた。

しかし、この計画は失敗に終わった。同じ時間、大蛇も忙しく動いていたのだ。大蛇は、使道(中央政府から派遣される地方官、イ・キュヒョン)を訪ねて“月の鏡”を奪い、その後、ナム・ジアを疫病治療薬を餌に呼び出した。そして大蛇はナム・ジアの中の大蛇を目覚めさせ「お前は今からやるべきことがある」と指示した。これは自身に催眠をかけられたク・シンジュ、ポク・ヘジャ(キム・スジン)、イ・ランなどと一緒にイ・ヨンを捕まえて時間を稼ぐことだった。

イ・ヨンは一歩遅れて三途川を訪れたが、すでにすべてが終わった後だった。奪衣婆は自身の力を逆に利用され、石に変わっていた。大蛇は怒ったイ・ヨンに「最初からお前が諦めないから人々が死んで老婆が死んで、ジアが死んでいくじゃないか」と嘲弄した。実際にナム・ジアは死ぬほど苦しんでいた。

これにイ・ヨンはナム・ジアと二人とも生きる希望を捨て、自身がうろこを食べることにした。イ・ヨンは命をかけて自身を引き止めるナム・ジアを避け、結局うろこを口に入れた。大蛇はついに体を占領したと思って喜んだが、すでにイ・ヨンは自身の最大の弱点である墓地の月見草を食べた後だった。イ・ヨンは「半分が弱くなると、お前も弱くなるんだって?」と言いながら初めて自身の計画を明らかにした。

その後、イ・ヨンはイ・ランの手を借りて最後を迎え、大蛇を抱いて三途川に落ちた。イ・ヨンがナム・ジアに残した最後の言葉は「愛してる」だった。結局、ナム・ジアと皆を救うために自分自身が犠牲になるという選択をしたイ・ヨン。一度落ちれば魂も救えないという三途川に落ちたイ・ヨンが、結局このまま死んでしまうだろうか、今後の展開が注目される。

記者 : ソ・ユナ