BTS(防弾少年団)ジン&Vからパク・ソジュンまで…イケメン6人の共通点とは?

@STYLE |

写真=Big Hitエンターテインメント、Awesome ENT

12月生まれの芸能人の遺伝子には、特別な何かがあるに違いない。漫画から飛び出てきたようなビジュアルはもちろん、本業でもトップの座を占めているスターたちの誕生日が集中しているためだ。どこに行っても視線と関心を集めてしまう12月生まれのスターたちをまとめてみた。

“大型犬男子”の代表。サモエドを連想させる色白のキュートなビジュアルに、鍛え上げられたフィジカルと太平洋のように広い肩幅を持つのがWanna One出身のカン・ダニエルだ。この非現実的なビジュアルで、さらに笑うと三日月のようになる目を見たら、みんな彼の魅力にハマってしまう。

優れたビジュアルはもちろん、溢れる才能や誠実さまで兼ね備えており、Mnet「プロデュース101」シーズン2で“国民のセンター”の座を獲得したのは、偶然ではなく必然だ。“ピンクヘアの彼”は、太ももをなでるダンスで国民プロデューサーを魅了し、「Energetic」では大切な人を守る男になり、「Burn It Up」では燃え上がる情熱的なパフォーマンスでお姉さんたちの心を溶かしてしまった。残念ながらWanna Oneの活動は終わってしまったが、本格的な独り立ちを始めた後、“カン・ダニエルブーム”は冷めるどころかさらに燃え上がった。

2019年7月に発売したソロデビューアルバム「color on me」は、初動売上46万枚以上という驚くべき売上を記録した。今年もカン・ダニエルの色を探す旅を描いた2つのシリーズアルバムを発売し、ソロアーティストとしての無限の音楽の幅を見せている。お姉さんたちが守ってあげたかった少年が、いつのまにか守ってほしくなる心強い“ナムチンドル(彼氏にしたいアイドル)”に成長した。

BTS(防弾少年団)のジンは、大きくはっきりとした目、くすみのない美肌、すっと通った鼻筋とぽってりとした唇まで、計算機ではじき出したように少しの誤差もない黄金比率を誇る、宝物のようなビジュアルの持ち主だ。ハンサムの必須要素をすべて揃えているということで、“イケメンの教科書”とも呼ばれる。

教科書のようなルックスだけでなく、なんと言ってもジンの“キリングポイント(心をつかむ魅力)”は、ハンサムなルックスとは相反する面白さだ。そのユーモアに一度ハマったら出口がない。イケメンだと褒められる時は、誰よりも自身が1番深く共感し、公の場でも“ワールドワイド・ハンサム”であることを自身の口で語る。得意のダジャレを貫いてきた結果、海外のARMY(BTSのファン)すらもジンのいわゆる“dad joke”にハマり、口元が自然に上がってしまうとか。

魅力的な声も忘れてはいけない。少女漫画から飛び出てきたようなルックスにぴったりの、澄んだ美しい歌声は、BTSの楽曲に訴えるような深い感性を加える。高音パートも見事に歌うジンは、カル群舞(体を曲げる角度から指先まで完璧に合わせ、刃物のようにキレのあるダンス)をこなしながらも揺れのない歌唱力を見せ、“ミッドゥッジン(信頼して聴けるジン)”という異名まで得た。音色までも“ワールドワイド・ハンサム”なジンである。

美少年で、低くハスキーなセクシーボイス、ビーグル美(ビーグル犬のように活発でやんちゃな愛らしさがあること)溢れる性格、魅力溢れる方言。BTSのVの長所をナノ単位に並べ立てても、10日はかかる。彼のさまざまな魅力にハマって、世界中のARMYたちはメロメロになった。彼はおでこを見せると男らしく、前髪をおろしたら神秘的で、ウェーブにしたらセクシーになる。何でも似合うVだ。

登場だけで視線を奪うビジュアルのおかげで、ルックスに関する異名が多い。非現実的なビジュアルがまるでCGみたいだということで、“CGV”から、“Vジュアル”“マンチッナム(漫画から飛び出たような男性)”など、名前の前につける異名まで品がある。

本業はもっと“CG”のようだ。ボーカルの実力はもちろん、プロデュース、演出など、何でもできる。特に広い音域とユニークな歌声を持ち、“BTSサウンド”の重要な部分を担当しているV。作詞・作曲・演出などのプロデュース能力も着実に見せてきた。彼のソロ曲「Winter Bear」は、楽曲のプロデュースからミュージックビデオまでVが出演・演出して大きな話題を集め、もう1つの自作曲である「Sweet Night」は、約117ヶ国のiTunesトップソングチャート1位を席巻した。ソロ活動もワールドクラスを誇るVの挑戦は、今後も続く見通しだ。

VICTONのハン・スンウは、Mnet「PROCUDE X 101」のコンセプト評価ステージから尋常でなかった。すっとした鼻に強烈な眼差し、セクシーさ溢れる動き、ニットの間から垣間見える筋肉まで。彼が「U GOT IT」のステージに立った瞬間、胸キュンはすでに予見されていたこと。何もかもが可能な“万能ポジション”であるせいか、ステージに上がったら、真ん中もサイドも、ハン・スンウが立っている場所がセンターになる魔法が繰り広げられる。

素晴らしいリーダーシップも欠かせない。VICTONだけではなく、X1でもリーダーを務めた経験のある彼は、“思いやりのある最年長”として、グループも自身も花道へと引っ張ってきた。先日、ハン・スンウだけのアイデンティティを見せるソロアルバムを発売して、ファンにサプライズプレゼントを与えた。“オールラウンダー”らしく、全曲の作詞に参加したソロデビューアルバム「Fame」の活動ステージは、彼ならではの重量感でステージをいっぱいに満たす。11地域のiTunesトップアルバムチャートで1位を獲得し、8万枚以上の売上を記録する快挙を成し遂げた。ハン・スンウというアーティストの底力を確認することができる部分だ。すでに存在そのものが輝かしいが、常に努力する彼を愛さずにはいられない。

185cmの長身に鍛え上げられた筋肉質のボディ、さっぱりとして男らしいビジュアル、一重まぶたの魅力的な目まで、全てが完璧なパク・ソジュン。そのような素敵なビジュアルで愛を告白するため、どの作品や役を務めても、視聴者は惚れてしまうわけだ。そのためパク・ソジュン流のラブコメディはいつも正しい。

多数のラブコメディに相次いで出演し、そのようなイメージが固着するのではないかという声もあったが、彼は毎回異なる魅力を持つキャラクターを完成させて、懸念の声を払拭した。特に、今年の初めに出演したJTBC「梨泰院(イテウォン)クラス」では、不義に妥協せず、正義感溢れるパク・セロイ役を熱演して、もう一度本塁打を決めて、自身の価値を証明した。若者たちの心を踊らせたパク・セロイは、老若男女を問わず幅広い支持を受けた。彼が言った名言、ファッションスタイルなど、すべてが流行になった。特にパク・セロイのシグネチャーヘアである、いわゆる“クリの実カット”が大ヒットしたが、パク・ソジュンを真似してクリの実頭に挑戦して失敗したという男性たちの事例が相次いだ。ヘアスタイルも演技も、パク・ソジュンだからこそ可能だった。これがまさに“パク・ソジュンのクラス”だ。

色白で、輝く優しい眼差しは、イム・シワンのトレードマークだ。ZE:Aとして活動した当時、ハンサムなルックスで注目を集めた彼。演技活動の序盤には、彼のハンサムなビジュアルが足かせになることもあった。きれいで善良なイメージによる偏見の視線もあった。しかし、このような先入観はイム・シワンの演技の真価が分からなかった時の話だ。優しいばかりだと思っていたか弱い眼差しが、どれほどきつくて狂気じみた目に変わるのか、彼は多数の作品を通して見せてきた。tvN「ミセン-未生-」のチャン・グレから、映画「名もなき野良犬の輪舞」のヒョンス、OCN「他人は地獄だ」のユン・ジョンウなど、毎回型破りなキャラクターで変身に成功したイム・シワン。

いつも新しい演技に挑戦してきただけに、イム・シワンの次の活躍に期待が集まっている中、ロマンスよりはブロマンス(男同士の友情)を主に披露してきた彼が、最近嬉しいニュースを伝えてきた。韓国で12月中旬に放送がスタートするJTBC「それでも僕らは走り続ける」で、シン・セギョンとロマンスを披露する予定だという。イム・シワンのドキドキする“メロの眼差し”を久しぶりに見ると思うと、早くも笑顔になってしまう。

記者 : ファン・ヨンド