“日本人も所属のお笑いアイドル”KOKOON、新潟の音楽専門学校のオンライン講義を実施!

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韓国発お笑いアイドルグループKOKOONが、NSGグループの国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校のオンライン講義を行った。

KOKOONは日本人1人、韓国人3人の4人組ユニット。韓国の大手お笑いエージェンシーである「ユンソ・グループ」が吉本興業に打診したことで生まれた韓国発の日韓合同お笑いユニットである。またお笑いだけでなく、歌やダンスもレベルが高く、K-POPアイドルとしての活動も行っている。

今回の講義に参加したのは新潟の音楽系専門学校「国際音楽・ダンス・エンタテイメント専門学校」の学生たち約170人。同校にはK-POPを学ぶ学科「K-POPエンタテイメント科」があり、将来K-POPアーティストを夢見る学生や、スタッフとしてK-POP業界に進みたいという学生も多い。オンライン講義ということで、学生たちは3密を避け、それぞれ自宅などで受講した。

今回、実施の背景として、「コロナの状況でも学生たちに少しでもより良い授業を提供したい」という同校の想いがあり、「このコロナの状況でも、学生たちが少しでも笑顔になってくれたら……」とKOKOONメンバーも日本と韓国で離れてはいたが、快諾し実現に至った。

講義の中では、KOKOON結成についてや、お笑いとアイドルの両立についての話、日本と韓国のお笑いの違い、夢を叶えるために大切なことなど、笑いを交えながら終始笑顔で行われた。また講義の途中、急遽ネタ披露のリクエストがあり、快くネタを披露するところもさすがはプロだ。

講義に参加したK-POPエンタテイメント科K-POPビジネスコース1年の稲葉峰三子(いなばみさこ)さん(19歳)は、「リーダーの田中凌さんが韓国に行く際に韓国語を話せるようになってからではなく、3つの挨拶を覚えてから行ったと聞いて驚きました。コミュニケーションのとり方は、語学ができていることよりも話そうとする気持ちが大切で、わからなくてもジャスチャーを交え、コミュニケーションを取っていきたいと思いました。私は将来、自信がなかったり勇気が持てない人のために勇気を与えられるようなアーティストになるのが夢なので、今持っているこの目標に向かって頑張ろうと思います」と想いを語った。

KOKOONの日本人メンバーの田中凌(たなかりょう)氏は、「誰のために、何のために頑張るのかを明確にすることが大切。自分のためでも良いし、誰かのためでも良い。何かしら『何のために』という視点を持つことが大切」とエールを贈った。

コロナ禍で海外の行き来が制限されている昨今ではあるが、オンラインにより国境を越えた国際交流がやりやすくなったと言えるだろう。こういったオンラインを使った新たな教育がスタンダードになる日も近い。

記者 : Kstyle編集部