BTS、新曲「Life Goes On」MV公開…コロナ禍を生きる人々への慰めと希望のメッセージ

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写真=Big Hitエンターテインメント
BTS(防弾少年団)が、コロナ禍を生きる人々への慰めと希望を込めたニューアルバムでカムバックした。

BTSは20日午後2時、各種音楽配信サイトを通じて、ニューアルバム「BE(Deluxe Edition)」を発売した。

「BE(Deluxe Edition)」は、今年2月に発売した4thフルアルバム「MAP OF THE SOUL:7」以来、約9ヶ月ぶりのアルバムだ。今回のニューアルバムでBTSは、コロナ禍で感じる不安とそれでも失ってはならない希望など、複雑な感情を表現した。

世界中の人々と同じく、BTSも新型コロナウイルス感染拡大の影響により、海外ツアーなど多数の計画が中止となった。その中でも挫折せず、引き続き前に進むべきだという思いが込められている。彼らは普遍的な共感をもとに、変わってしまった現在を受け入れて、新しい日常を探して想像してみようという前向きなメッセージを歌っている。メンバーたちは全曲の作詞・作曲に参加し、分野別にPM(Project Manager)を定めて、アルバムの方向性を決める企画段階から、構成、デザイン、ミュージックビデオなど、アルバム制作全般に積極的に参加した。

タイトル曲「Life Goes On」は、アコースティックギターサウンドが特徴のオルタナティブ・ヒップホップ曲だ。デビュー当初から着実に自作曲を披露してきたRMとSUGA、J-HOPEが制作に参加した。「予告なしに止まってしまった世の中」「足跡が消された街」「見えない出口」などの切ない歌詞は、新型コロナウイルスの影響で変わってしまった日常を生きる世界中のファンの共感を得るものとみられる。BTSは中低音の声で「人生は続く」という深く温かいメッセージを投げかけている。

音源と共に公開されたミュージックビデオでも、コロナ禍の現在の雰囲気が垣間見える。ジョングクがミュージックビデオ監督を務め、ファンたちと会えない残念な気持ちや恋しさを彼らだけの感性で表現した。BTSは日常を過ごしながら素朴な一面を見せたり、メンバーたちが集まってゆっくりと歌を歌う姿で、温かいミュージックビデオを完成させた。部屋の中で空を眺める様子、ほこりが積もった自転車、車の窓越しに見えるかつて公演をした大型スタジアム、観客のいない会場で歌うメンバーたちの様子などが切ない雰囲気だ。

タイトル曲に負けない収録曲のクオリティにも注目だ。2番トラックであるSUGA、J-HOPE、ジミン、Vのユニット曲「Fly to my room」をはじめ、アコースティックギターサウンドが印象的なポップバラード「Blue&Grey」、米ビルボード「HOT 100」の1位発表のニュースを聞いて感激した瞬間を収めた「Skit」、ファンキーなリズムをベースにしたレトロポップディスコジャンルの「Telepathy」、オールドスクールヒップホップジャンルのイージーリスニング曲「Dis-ease」、RMとジンとジョングクのユニット曲「Stay」、シングルで先行公開されたディスコポップジャンルの「Dynamite」の全8曲が収録され、メンバー全員が各楽曲の作詞・作曲に参加し、音楽的な才能を発揮した。

記者 : ファン・ヘジン