元BIGBANGのV.I、売春斡旋の容疑を否定…証人の発言に注目「彼は関与していない」

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写真=マイデイリー DB
計8件の容疑が持たれている元BIGBANGのV.Iが売春斡旋の容疑を否定した。証人として出席したチョン・ジュニョンのカカオトークのチャットルームに参加したメンバーであり、現在収監中のキム氏は前ユリホールディングスのユ・インソク代表の指揮下で性接待が行われたと主張した。

19日午後、京畿道(キョンギド)龍仁(ヨンイン)市にある地上作戦司令部の普通軍事裁判所では、V.Iの売春及び横領などの容疑に関する3回目の公判が行われた。元々証人として出席する予定だったチョン・ジュニョンとユ・インソクは欠席理由書を提出し、裁判に参加しなかった。この日、坊主頭で軍服姿にマスクを着用して法廷に姿を現したV.Iは「身分事項に変動はあるか」という質問に対し、「ありません」と答えた。V.Iは現在一等兵だ。

その後すぐ、キム氏に対する検事の尋問が続いた。2015年12月にバレンシアCFのオーナーの娘であり、シンガポールの有名モデルKim Lim一行に性接待をした疑惑についてキム氏は、V.Iが「Kim Limが韓国に来る」「よろしく頼むぞ」「Kim Limが望むようにしてやれ」と送ってきたカカオトークのメッセージについて「親友の面倒を見てほしいという意味で送ってきたものだ」と説明し、性接待の意味は含んでいないと主張した。当時キム氏は江南(カンナム)の有名クラブであるARENAのMDとして働いていた。

しかし、性接待の証拠として取り上げられたメッセージである「(Kim Limの一行に)女を行かせろ。すぐ許してくれる子たちを」とV.Iが送ったことについては、「冗談だった。性的な意味ではない。当時は若かったし、男同士だから刺激的な表現を使った」と釈明した。さらに自身は女を呼び出したことも、Kim Limらをホテルに連れて行ったこともないとはっきり断言した。弁護人も「『すぐ許してくれる』という意味は、“大胆によく遊ぶ女性”という意味だ」と付け加えた。一方、同じ時間にユ・インソクが送った「売春婦を用意している」というメッセージに対しては、「意味を考えずに『分かった』と返事した。仕事中に慌てて返事したものだ」と釈明した。

同時にキム氏は2015年12月に清潭洞(チョンダムドン)で開催したクリスマスパーティーにて、日本人投資家に性接待をしたことについても「V.Iは加担していない」と否定した。彼はパーティー開催の一部に関わっているとし、「日本人男性と性関係を持った女性はユ・インソクが送った女性たちだった。当時、V.Iは忙しすぎてこのことに関与するような状況ではなかった」と明かした。しかし、当時ユ・インソクが自身とチョン・ジュニョンに送った女性と、性関係をもった事実は認めた。

最後に彼は、普段のV.Iの言動について、「まだ若いのに、友達と一緒にいるときはリーダーの役割を果たしていた。外に見られる姿に気をつけていた」と話した。さらに調査過程でV.Iとユ・インソクが売春を斡旋したとの陳述を訂正し、「調査過程がとてもつらかったし、何とかV.Iを絡めようとするから、そう話した。調査過程の一部だけを見せて誘導尋問をしていたから、歪曲した記憶に頼っていた。V.Iは加担せず、全てはユ・インソクの指示だった」と強調した。

全ての尋問が終わり、V.Iはクリスマスパーティーが、投資をしてもらうための接待の場ではなく、親交を深めるための場だったと明かした。V.Iは当時、パーティーに遊興飲食店の女性従業員を呼び出し、売春を斡旋、その女性らに対価として金銭を支払ったとの疑いを受けている。彼は「僕は自分がもらったことに対してはお返しするタイプだ。当時パーティーを主催したのは、僕の誕生日パーティーを盛大に開いてくれた海外の友達にお返しがしたくて開いたパーティーだった。各地域の全ての友達を招待した。事実上、クリスマスパーティーは親交を深めるためで、事業投資の目的はなかった」と釈明した。

そして「現在カカオトークのチャットルームの内容を中心に調査が行われているが、事実とは異なる。当時、僕はお金や財力が不足して、投資をもらわないといけないような状況ではなかった。公正性のために、香港に法人会社を設立した」と訴えた。

V.Iは売春の容疑、売春の斡旋、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反、業務上横領、食品衛生法違反、常習賭博、性的暴力処罰法違反、外国為替取引法違反など計8つの容疑を受けており、9月に開かれた裁判で彼は8つの容疑の内、外国為替取引法違反のみを認めた。

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記者 : クォン・ヘミ