「18アゲイン」イ・ドヒョン“情熱に溢れている…俳優業界の東方神起のユンホと言いたい”

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写真=YUEHUAエンターテインメント
デビューして3年。凄まじい勢いで成長し、強烈な印象を残した。それだけにとどまらず、初の主演作まで成功裏に終え、次世代俳優として深い印象を残した。「ホテルデルーナ」のコ・チョンミョン役で顔を知らせ、「18アゲイン」で確信を与えた俳優のイ・ドヒョン。

イ・ドヒョンが初の主演作を成功裏に終えた。昨年韓国で放送されたJTBC月火ドラマ「18アゲイン」(脚本:キム・ドヨン、アン・ウンビン、チェ・イルン、演出:ハ・ビョンフン)で、彼はコ・ウヨン役を熱演した。

「18アゲイン」は、離婚直前に18年前の全盛期時代に戻った夫の話を描くドラマである。映画「17アゲイン」を原作にした作品で、「心の声-リブート:愚か者達」「ゴー・バック夫婦」などを演出したハ・ビョンフンプロデューサーが、JTBCに移籍して初めて披露する作品で期待を高めていた。

イ・ドヒョンは「18アゲイン」でコ・ウヨン役を務めた。一瞬にして全盛期の体に戻り、コ・ウヨンに名前を変えて生きていく“18歳のホン・デヨン”役を務めて、現実に追われて目を背けてきたバスケットボール選手の夢を叶えるために、2度目の人生を生きていく様子を描いた。炭酸水よりも爽やかなビジュアルととぼけたおじさんらしさを見せる“コジョシ(高校生+おじさん)”の魅力を見せてときめきと笑いを与え、双子の姉弟ホン・シア(ノ・ジョンウィ)とホン・シウ(リョウン)の心を知った後は、友達としてそばで見守りながら父性愛を見せた。特に、妻のチョン・ダジョン(キム・ハヌル)に向けた一途な初恋が、温かい家族愛を見せる。

2017「刑務所のルールブック」でデビューしたイ・ドヒョンは、昨年「ホテルデルーナ」のコ・チョンミョン役で出演し、初の主演作「18アゲイン」を通じて無限の可能性を証明した。3年間、着実な演技を通じて経験を積み、成長したイ・ドヒョンにインタビューを行った。

「刑務所のルールブック」で演技を始めたイ・ドヒョンにとって、「18アゲイン」は初の主演作ということで意味があった。デビューから3年で主演を務めるほど成長したイ・ドヒョンだが、彼は「初の主演作であり負担を感じました。責任感を強く感じましたし、負担感を肯定的な気持ちに変えようとしました。もともとがんばり屋ですが、責任感からもっと綿密に計画して分析しました。普段よりもよりアドバイスを求めながら作品に臨もうとしましたし、負担感から良い作用を得ることができたのではないかと思います」と話した。

イ・ドヒョンは、コミカルさと真剣さ、繊細な感情を行き来しながら共感とときめきを同時に与えた。コ・ウヨンからホン・デヨン(ユン・サンヒョン)に、ホン・デヨンからコ・ウヨンに繋がる感情をグラデーションのように見せながらストーリーに引き込ませ、理由ある好評を導き出した。

好評の裏には、イ・ドヒョンの熾烈な悩みや努力、熱演があった。ユン・サンヒョンが演じるホン・デヨンが、離婚直前に全盛期に戻った姿を演じなければならなかったからだ。イ・ドヒョンは「1番心配した部分は、ユン・サンヒョン先輩とのシンクロ率でした。ユン・サンヒョン先輩の普段の姿と口調をたくさん観察して、モチーフにしました。足取り、声のトーンなどを常に真似したし、普段からそうしようとしました。演技する時に不自然にみえないように、ホン・シアとホン・シウといる時も、わざと両親のように小言を言いました」と話した。

続いて「ほとんどの方々が、『ユン・サンヒョン先輩と似ている』と言ってくださって感謝しました。ユン・サンヒョン先輩の姿との差を最小限に抑えることができれば幸いだと思いましたが、周囲の人々から『ユン・サンヒョンみたいだ』と言われた時に、ちゃんと表現できているんだと感じました。それが『18アゲイン』をしながら1番良かった反応です。僕にとってはその言葉が最高の称賛でした」と付け加えた。

ユン・サンヒョンもイ・ドヒョンを応援した。イ・ドヒョンは「いつも良い話だけをしてくれました。僕が圧迫感、負担感のため怯んでいた時があったのですが、『上手にやっている』『今まで通りにやればいい』『やりたいようにして大丈夫だ』と言ってくださいました。その後から現場が楽になりました」とし、感謝の気持ちを表した。

イ・ドヒョンは、共演したキム・ハヌルにも感謝の気持ちを表した。彼は「最初は緊張もしていましたし、怖いと思っていました。テレビで見ていた先輩と共演を? しかも恋愛演技を? 自分にできるんだろうかと思いました。読み合わせの時から怖気づいていました。しかし、キム・ハヌル先輩が気楽に接してくださって、アドバイスもたくさんしてくれました。大変なシーンを撮影して、同僚愛も生まれてきました。そのおかげで楽になったし、先輩として始まり、最終的に姉になりました。本当に感謝しています」と話した。

続けて「14話のエンディングが記憶に残っています。元々はハグでしたが、感情を考えればキスをしてこそ夫婦として切なく見えるし、『心が表現されそうだ』という意見がありました。キム・ハヌル先輩もいいと言ってくださって、僕も同意しました。しかし、キスをしなければならないことが、急に負担になりました。現場のリハーサルもたくさんして、僕なりにシミュレーションもしながら準備して、キム・ハヌル先輩と話をたくさんして作られたシーンなので、記憶に残っています」と明らかにした。

“メロクイーン”ことキム・ハヌルと素晴らしい共演を見せ、イ・ドヒョンは浮上する次世代の“ラブコメディ職人”として注目を集めている。イ・ドヒョンは「まだまだ足りません。僕は、今の“ラブコメディ職人”と呼ばれる先輩たちに比べたら月とスッポンです。もっと勉強して演技しなければなりません。でも照れくさいセリフを淡白にこなす自信はあります」として笑った。

2017年にデビューし、休まず活動しているイ・ドヒョン。彼は「僕の性格そのものが、休むことができないタイプです。実は新型コロナウイルスのため撮影を休んでいる期間が1番大変でした。撮影を再開する日、下がっていたテンションを上げるのが容易ではありませんでした。体力は基準というものがあって、休まなければ疲れるものですが、心は疲れたことがありません」と話した。

そうやって着実に積み重ねてきたフィルモグラフィー。イ・ドヒョンは「人々に印象づけされているのは、『ホテルデルーナ』のコ・チョンミョンだと思います。イ・ドヒョンという人を強く印象づけたのが『ホテルデルーナ』だと思います。そして僕の魅力を最大限みせられたのは『18アゲイン』のコ・ウヨンです。さまざまな演技をすることができるのがコ・ウヨンだからです」と話した。

また、イ・ドヒョンは自身について“情熱持ち”と表現した。彼は「音楽業界に東方神起のユンホがいるとすれば、『俳優業界にはイ・ドヒョンがいる』と言いたいです。それほど情熱が溢れています。俳優業界のユンホと思っていただいてもいいです。負けん気も強いです。何よりも体に最も悪い“適当”は絶対に許せません」と話した。

続いて「初心を忘れずに演技をするのが僕の目標です。『人を助ける俳優になろう』と思っていますが、僕が演じるキャラクターや作品を見ながら良い影響を受けて、頑張って人生を生きてほしいです。そんな善良な影響力を及ぼす俳優になりたいです」と抱負を語った。

記者 : チャン・ウヨン