ファン・ジョンウム&ユン・ヒョンミン「あいつがそいつだ」日本での放送にワクワク…“小栗旬さんのドラマが好きで、何回も観ました”

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“非婚主義者”のヒロインが2人の男性からの猛烈なアタックに負けずに非婚を死守しようと奮闘するラブコメディ「あいつがそいつだ」が、11月20日(金)から毎週金曜日に衛星劇場で日本初放送となる。

「結婚は選択の一つだ」という言葉が共感を得る現代において、愛とは何かを問う本作。“非婚主義者”のウェブ漫画企画チーム長ヒョンジュを「彼女はキレイだった」などでお馴染みのファン・ジョンウムが好演。カリスマ性と抜群の経営手腕を持つ製薬会社の代表を「ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~」のユン・ヒョンミンが、人気ウェブ漫画家を「コッパダン~恋する恋人~」のソ・ジフンが演じている。

この度、主演のファン・ジョンウムとユン・ヒョンミンにインタビューを実施! 撮影中のエピソードから日本で食べたいものまで、たっぷりと答えてくれた。

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――ドラマの撮影を終えられましたが、近況を教えてください。

ファン・ジョンウム:ドラマの撮影現場は本当に大変で、戦場のようです(笑)。その中で様々なことを学びますし、それが楽しいんです。いろんな経験もできますし感動することもたくさんあります。常に緊張感のある状態の中にいるので……、家で掃除をするだけで幸福な気持ちになります。最近は掃除をよくしています。

ユン・ヒョンミン:私は撮影期間に寝れなかった分、まとめて寝ています(笑)。それに撮影期間はトレーニングもできなかったので、最近また始めました。コロナの影響で外にはあまり出られないので、家でトレーニングしています。

――「あいつがそいつだ」が11月から衛星劇場で放送されます。感想をお聞かせください。

ファン・ジョンウム:すごく感謝しています。こうやってがんばって撮影したものが、韓国だけでなく海外の方にも観て頂けるなんてすごく楽しみですし、もっとあそこを上手くやれれば……という心残りもありますが(笑)。とにかくたくさんの方々に観て頂けたらうれしいです。

ユン・ヒョンミン:韓国で撮ったドラマが海外で放送されるなんて、俳優としてはとてもうれしいことです。以前日本に行ったときに、私のことに気づいてくださった方々がいて、皆さんとても親切にしてくださいました。とても心が温かくなりましたね。こうやって作品を通して日本の皆さんにご挨拶できて、ワクワクしています。


出演を決めた理由「ラブコメディをやってみたかった」

――「あいつがそいつだ」はどんなドラマですか?

ファン・ジョンウム:“非婚”をテーマにしていますが、結局人間には愛が必要だという……“愛のドラマ”だと思います。

――今作に出演することを決めた理由はなんですか?

ユン・ヒョンミン:ラブコメディというジャンルをやってみたいという気持ちがあったんです。台本を読んでみて、すごく爽やかな感じがして良かったんです。それで出演を決めました。それに、監督に初めてお会いしたときにすごくいい人だなと思い、一緒にやってみたいと思ったんです。

ファン・ジョンウム:私は前作の「サンガプ屋台」という作品でお店の女将という強めの役柄だったので、ラブコメディを久しぶりにやってみたかったんです。

――ファン・ジョンウムさんが演じたソ・ヒョンジュ、ユン・ヒョンミンさんが演じたファン・ジウはどんな人物ですか?

ファン・ジョンウム:ヒョンジュは仕事熱心な女性です。といってもめげたりはしない、自分の仕事を精一杯やる現代の女性だと思います。ただ、前世で無意識にうちに何故かわからない理由で非婚を追求することになってしまう……そんなキャラクターです。

ユン・ヒョンミン:ジウは3度の人生を記憶している人物です。その3度の人生でも現世でも、一人の女性だけを愛する、純情派のロマンティストです。

ファン・ジョンウム:それに金持ちですよね?

ユン・ヒョンミン:そうです(笑)。金持ちです。

――それぞれの役柄とご本人との共通点、もしくは全然違う点はありますか?

ユン・ヒョンミン:劇中の私の喋り方やしぐさなどは、演じているのが私なので似ているところはあるかもしれません。でも性格は違いますね。私は言いたいことがあれば言ってしまうタイプですが、ファン・ジウは気持ちを抑えて抑えて、我慢する性格です。

ファン・ジョンウム:ヒョンジュが仕事を一生懸命するのは、ファン・ジョンウムと似ていると思います。


最初はぎこちなかった!?お互いの第一印象は…

――演じるのが大変だったシーンはどこですか?

ファン・ジョンウム:前世と現世を行ったり来たりするという点も大変でしたが、ラブコメディの要素とメロドラマの要素を合わせるという、新しいジャンルへの冒険という側面もあったので……、その点が難しかったです。どのくらい感情を込めればいいのか、これが正解なのかどうなのか、悩む部分がたくさんありました。台本の中で脚本家の先生が表現したいことと、監督が伝えたいことを視聴者の皆さんにどのようにお届けするべきか悩みましたね。私たちが努力した分だけ、視聴者の方々がドラマを通して共感していただけたらうれしいです。

――ユン・ヒョンミンさんは序盤でソ・ジフンさん演じるドギョムとのシーンが多かったですが、一緒に撮影した感想は? 大変ではなかったですか?

ユン・ヒョンミン:全然大変ではなかったですね。

ファン・ジョンウム:すごく楽しそうでしたよね?(笑)

――それぞれヒョンジュとジウの名セリフや名シーンはありますか?

ファン・ジョンウム:「一目惚れするのは良い出会いではないそうですよ。前世で絡まった糸を解くために出会うそうですよ」というセリフがあるのですが、そのセリフがグッと来ました。縁というものには良いものものあるし、悪いものもありますが、結局はすべての人がつながっていると思うんです。

ユン・ヒョンミン:このヒョンジュのセリフを聞いて、ジウは「切れた縁は、また結べばいいじゃないか」と言うのですが、そのセリフ自体が温かい言葉ですし、ユーモラスな言葉だったので良かったと思います。

――お二人の第一印象はいかがでしたか?

ファン・ジョンウム:最初はぎこちなかったですよ。ヒョンミンさんは、今はしょっちゅう冗談を言ったりしますが、会った当初はそういうことは言わなかったんです。ヒョンミンさんは社交性もあるし、現場の雰囲気も良くしてくれる面白いかたです。

ユン・ヒョンミン:お食事の席で初めてお会いしました。その時点でこのドラマの台本を読んでいたので、お会いしたときにヒョンジュ役がピッタリだなという第一印象がありました。作品を数ヶ月間一緒にやりながら思ったのですが、ヒョンジュのように本当に仕事をプロフェッショナルにやられるんだなと感じました。

ファン・ジョンウム:ウソを言わないでよ!(笑)

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

ファン・ジョンウム:もちろん雰囲気は良かったですが、みんな悩むことも多かったですね。良いセリフを作り出すために会議をすることも多かったですし、全員で悩みながら撮影しましたね。


前世を信じる?「お姫様になりたかったのに…」

――記憶に残るエピソードはありますか?

ユン・ヒョンミン:前世のシーンを撮影するときはすごく良かったです。背景がとても綺麗だったし、衣装の韓服も美しくて……。撮影しながら、「もっと前世のシーンが増えたらいいのに……」と思ってしまうほど全部が素敵だった記憶があります。

ファン・ジョンウム:前世では韓服を着ていて、映像がとても綺麗でしたね。次回作では時代劇をやってみたいと思ってしまいました(笑)。

――お二人のラブラブシーンの中でも、最高の胸キュンシーンはどこだと思いますか?

ファン・ジョンウム:ジウが夕食にパスタを作ると言って、ヒョンジュの家に来て、二人がキスするシーンがあるんです。そのシーンが良かったなと思います。

ユン・ヒョンミン:ラブラブシーンやキスシーンは多いですね。クローゼットの中でのラブシーンがあるのですが、場所もそうですがこれまでのドラマではなかったシーンなので、そのシーンが温かく感じられました。

――3度の前世が登場しますが、前世というものを信じていますか? もし前世があるとしたら自分はなんだったと思いますか?

ユン・ヒョンミン:いえ、私は信じていません。宇宙人は信じていますが(笑)。前世については分かりませんが……、スポーツ選手だったかもしれませんね。

ファン・ジョンウム:瞬発力は確かにすごいですよね(笑)。私は占いで見てもらったことがあるのですが、竜宮に住む娘で(笑)、末っ子だったそうですよ。でも言うことを全然聞かないので、追い出されて人間にされてしまったそうです。お姫様になりたかったのに……。

――「あいつがそいつだ」のドラマのタイトルを聞いて、まず頭に浮かぶのは何ですか?

ユン・ヒョンミン:撮影は大変でしたが、“温かいドラマ”という言葉が浮かびますね。

ファン・ジョンウム:「あいつがそいつだ」というタイトル自体は強烈ですが、ドラマのカラーは“温かいドラマ”ですし、“美しいドラマ”だと思います。


おうち時間にオススメ「小栗旬さんのドラマが…」

――お二人の撮影中のルーティン、オフの日のルーティンをそれぞれ教えてください。

ファン・ジョンウム:私は運動が好きなのですが、撮影中は疲れていてできませんでした。撮影中はルーティンが崩れてしまいますね。役になるために自分を捨てて、役柄に入るので。撮影中はルーティンを壊すのがルーティンになっていますね(笑)。

ユン・ヒョンミン:オフの日はとにかく寝ています。睡眠不足になると集中力が落ちるので。

ファン・ジョンウム:私はドラマの撮影に入ってしまうと、あまり寝ないんです。元々はよく寝るほうなんですが。夜10時に寝ると朝6時に目が覚めるのですが、夜中3時に寝ても朝6時に目が覚めます。休日もそうですね。撮影に3週間くらい入ってしまうと、完全にその役柄に入ってしまうのか、あまり寝ないようになります。

――最近、おうちで過ごす時間が増えていますが、そんな中でも皆さんが心がけている健康法はありますか?

ファン・ジョンウム:寝る前に“呼吸法”を実践します。それからこのドラマに入る前に、生まれて初めて“瞑想”をやってみました。1分程度ですが……(笑)。

ユン・ヒョンミン:運動がすごく好きなのですが、最近は新型コロナ感染拡大の影響で外出も控えているので……。最近は家の中にトレーニングマシーンを設置してみました。家で基本的なトレーニングをやろうと考えています。

――最近見た作品で、おうち時間におすすめのドラマや映画があったら教えて下さい。

ファン・ジョンウム:「サンガプ屋台」……。冗談です(笑)。

ユン・ヒョンミン:僕は日本のドラマの中で、小栗旬さんが出演された「リッチマン、プアウーマン」が好きです。もう何回も観ましたよ。ドラマを観るのは好きですね。演じるのは大変ですが(笑)。

ファン・ジョンウム:私は最近、アプリでオーディオブックをよく聴いています。「富の人文学」という本にハマっています。

――日本に行ったらやりたいこと、行きたいところ、食べたいもの等はありますか?

ファン・ジョンウム:私は“つけ麺”を食べたいですね。好きなお店があるんです。本当に美味しくて……。

ユン・ヒョンミン:僕は“ハイボール”!(笑)

ファン・ジョンウム:ドン・キホーテも!

ユン・ヒョンミン:(ドン・キホーテのテーマ曲を歌い出す)

――今後の活動計画を教えてください。

ファン・ジョンウム:まずは、少し体重が増えてしまったので(笑)、充電期間のあいだに健康な食事をしてトレーニングをして体を作りたいです。本もたくさん読みたいですね。エネルギーを充電して、素敵な作品に出会って、幸福な気持ちで演技がしたいです。

ユン・ヒョンミン:私も少し充電期間を取って、その後は次回作ドラマ1本と映画1本が控えています。来年はその作品の撮影に入っていると思います。

――最後にメッセージをお願いします。

ファン・ジョンウム:私たちのお祖母さんの世代、お母さんの世代、そして私たちの世代と時代が大きく変わっていますよね。自分自身を犠牲にしなくても自分らしく生きている方も多いですし、生き方も多様になってきていると思います。一人でカッコよく生きている女性も増えている時代ですので、たくさんの女性の方々に共感していただき、楽しんでいただけたらうれしいです。

ユン・ヒョンミン:ラブコメディは役者として決して簡単なジャンルではないです。でも演じながらとても楽しかったですし、僕にとってもすごく記憶に残る作品になりそうです。「あいつがそいつだ」を楽しんでご覧いただき、皆さんが健康であることを祈っています。ありがとうございました。

■放送情報
「あいつがそいつだ(原題)」
11月20日(金)から日本初放送スタート
毎週(金) 後11:00~深1:30
(リピート放送:翌(木) 後1:30~4:00)
※2話連続放送

2020年/韓国KBS/全16話
Licensed by KBS Media Ltd. (C) 2020 KBS. All rights reserved

出演:ファン・ジョンウム、ユン・ヒョンミン、ソ・ジフン
演出:チェ・ユンソク
脚本:イ・ウンヨン

【あらすじ】
ウェブ漫画の企画チーム長のソ・ヒョンジュは、締め切りを守らない、クセの強い漫画家たちの管理に毎日大忙し。実はヒョンジュは幼い頃に、水に溺れて昏睡状態になった経験があり、そのときの夢の中での恋がすべて不幸な結果に終わってしまう。そのため、その頃から“非婚”を夢見てきたヒョンジュは、学生時代も男運がない人生を送り、とうとう5年前の婚約式では親族・友人一同を招待して“非婚式”を開催。“非婚”の道を歩むことを宣言するが……。

■関連サイト
衛星劇場「あいつがそいつだ」ページ:https://www.eigeki.com/series?action=index&id=27067&category_id=5

記者 : Kstyle編集部