「私がいちばん綺麗だった時」ジス、放送終了の感想を語る“愛するという言葉がどんなスキンシップよりも強烈だった”

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写真=キーイースト
「『青春』というキーワードが好きです。単語自体もきれいで、見れば見るほど好きです。青春に年齢は関係なく、心にあると思います。これからも青春の心を忘れずに生きていきたいです」

これは、俳優のジスがMBC水木ドラマ「私がいちばん綺麗だった時」のインタビューを通じて明かした価値観だ。「ラブリー・アラン」「不躾にゴーゴー」「ページ・ターナー」などで高校生役を演じ、劇の中心を引っ張ってきたジスは「私がいちばん綺麗だった時」を通じてこれまで築いてきた実力をアピールした。

「私がいちばん綺麗だった時」は、1人の女性を同時に愛することになった兄弟と、その間で知らない運命に閉じ込められたある女性の悲しいラブストーリーを描いた。ソ・ファン役を務めたジスは、兄の妻であり初恋であるオ・イェジ(イム・スヒャン)に対する純愛を繊細に描いた。

20日、ソウル江南(カンナム)区新沙洞(シンサドン)のとあるカフェでインタビューを受けたジスは「残念でもありますが、さっぱりとした感情の方が大きいです。感情シーンが多くてプレッシャーも感じていて、敏感になったりもしました。各シーンや1話が終わってもまだ残っていたので、負担でした」と、放送終了の感想を伝えた。「イム・スヒャン姉さんと親しくなりました。末っ子だからたくさん配慮してくれました。イム・スヒャン姉さんがベテランなので頼りになりました。演技が上手で、セリフが心を打ちました」と、共演した女優のイム・スヒャンに感謝の気持ちを伝えた。

ジスは高校生の初々しい初恋と、大人の成熟な愛を繊細に表現して好評を受けた。彼は「視覚的な部分が最も認識されるだろうと思いました。外見の変化もありましたし、態度や心構えも大事だと思いました。純粋な子供時代とは異なり、大人になって更に固くなって強くなった内面の強さを見せようとしました。このような気持ちで演技すると、眼差しやセリフが自然に出てきます。根本的なことに気を遣いました」と明かした。

結局叶わなかった片思いについて、ジスは「結末には満足しています。どうしてもみんなを満足させるのが難しい結末です。開かれた結末が大好きです。長い間愛した女性から『愛している』という言葉を聞いただけでも十分に満足です。その後のことはわかりません。僕だったら率直に話し、断られたら諦めて、現実を受け入れたでしょう。ソ・ファンもそうだろうと思います。仕方のない運命というか。避けようとするならば、ずっとアメリカに滞在すべきだったのに。ハハ」と、ドラマの結末について語った。

続いて「ソ・ファンは月のようで、ソ・ジンは太陽のような存在です。ファンは利他的なので、いつも他人のことを先に思う、配慮のアイコンです。一方ソ・ジンは熱くて率直です。僕がイェジだったとしたらソ・ジンと付き合って、結婚はソ・ファンとしたと思います」と伝えた。また「最後に『愛している』と言われましたが、気持ちを分かってくれた気がしました。どんなスキンシップよりも強烈でした。ありがたかったです。『愛している』と言ってくれて」と付け加えた。

そして「経験値が上がった気がします。『私がいちばん綺麗だった時』の撮影を通じて、僕にあのような姿もあったんだと思いました。僕も知らなかった雰囲気でした。それが1番残念です」と自身について冷静に評価した。

現在ウェブドラマ「アマンジャ」に出演しているジスは、1日にして末期ガンの宣告を受けた就活生の役を演じ、スキンヘッドにも挑戦した。与えられた役割に最善を尽くすと決心した彼は「すべての分野を深く経験してはいないです。映画が好きで演技を始めましたが、映画はシーンごとに集中度が必要です。やりたいと思って全部できるものではないです。与えられた作品が縁だと思っています」と伝えた。

「恋が叶う作品に出演してみたいです。これまで同じ雰囲気の演技をたくさんしたので、次期作は幸せでいてほしいです。チャンスがあったらアクションにも挑戦してみたいです。もっと年取ってから、30代前半や半ばにしたいと思います。まだ子供のような感じが残っているので。男性らしく見えて、成熟したと感じられる時にアクションノワールに出演したら、もっとシナジー(相乗効果)が発揮されると思います。今は感性的な演技をしたいです」と挑戦したい演技にも関心を示した。

昨年除隊したイ・ヒョヌと、国防の義務を果たしているパク・ボゴムなどと同じ年である1993年生まれの同僚俳優の入隊ニュースが伝えられているが、ジスの軍服務計画も聞いた。これにジスは「まだ未定です。決まったらそれに合わせて計画すればいいと思います」と答えた。

最後に「これまで『私がいちばん綺麗だった時』を見ていただいた方に心から感謝していますし、ソ・ファンを応援してくださり、力になりました。今後も良い作品で挨拶するので楽しみにしていてください」と抱負を語った。

記者 : ヤン・ユジン