放送開始「九尾狐伝」チョ・ボア、イ・ドンウクが人間でないことに気付く

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=tvN「九尾狐伝」放送画面キャプチャー
チョ・ボアがイ・ドンウクが人間でないことに気付いた。

7日に韓国で放送スタートしたtvN新水木ドラマ「九尾狐伝」(演出:カン・シンヒョ、チョ・ナムヒョン、脚本:ハン・ウリ)第1話では、白頭大幹(ペクトゥデガン)を治めていた仙人の座から追い出され、出入国管理事務所の末端公務員として暮らしているイ・ヨン(イ・ドンウク)の姿が描かれた。

その日もイ・ヨンは平凡な人間を装って生きている狐女の処罰に出た。狐女は愛する人ができたとし、これ以上誰にも害を与えないと哀願したが、イ・ヨンは「多くの人間の男の肝を食べて、ハッピーエンドを夢見るなんて!」と言い、容赦なしだった。その後、狐女は結婚式場で夫の前で殺され「あの人の、私に対するいい思い出を全部消してほしい」と最後のお願いをした。イ・ヨンはその最後のお願いだけ聞いてあげ、式場のすべての人の記憶を操作した。

仕事が終わって結婚式場から離れる時、イ・ヨンはナム・ジア(チョ・ボア)と会った。しかし、ナム・ジアは「誰だっただろう」と気になりながらもはっきりと思い出すことができなかった。過去にナム・ジアはミステリー事件で両親を亡くし、イ・ヨンに会ったことがあるが、その記憶は消されている状態だった。その後、ナム・ジアは新婦が消えたという結婚式場で、新婦が残して去ったウェディングドレスから狐の毛を発見し、追跡を始めた。

ナム・ジアは自身の番組「都市の怪談に迫る」を通じて結婚式場の防犯カメラに映っている怪しい赤い傘の男を探した。するとイ・ラン(キム・ボム)が情報を提供してきた。イ・ランはナム・ジアに、「イ・ヨンは老けることも死ぬこともない怪物だ」とし「狐谷で見た」と言った。そして「イ・ヨンに会いたいなら自分が言った場所でバスに乗ればいい」とアドバイスした。

ナム・ジアはバス停留所まで行ったが、自身のズボンを引っ張り乗車を止めるある酔っぱらいの老人のせいでバスに乗ることができなかった。ナム・ジアはその老人を家まで送った。老人は家に着いた後「こんなことで恩着せがましくするな。すでにつけは払った」と意味深な言葉を残し、いなくなった。ナム・ジアがおんぶしていたのは、人ではなく村を守るという木像だった。

ナム・ジアは急いでタクシーに乗り、バスの経路を辿った。そして狐谷で事故で止まっているバスを発見した。ナム・ジアは「ここが狐谷だ」という言葉で幼い頃自身が遭った事故を思い出した。ナム・ジアは急いでバスに上り、唯一の生存者で自身とバス停留所で少し会話をしていた女子高生を発見した。ナム・ジアはバスに乗った人物の中で自身が見た赤い傘の男が消えたことを不思議に思った。

生存者の女子高生は、ナム・ジアが赤い傘の男について質問すると、怯えて「私も殺しにくるだろう」と言った。そしてその後、ナム・ジアは案内デスクで女子高生の病室を尋ねるイ・ヨンと遭遇した。

ナム・ジアはイ・ヨンに「あなたが殺しましたか? それとも、殺しに来ましたか?」とストレートに聞いた。イ・ヨンは「殺したい人は、今できた。今」と答え、証拠を求めた。ナム・ジアはわざとイ・ヨンに自身のバッグを触らせ、指紋を獲得した。イ・ヨンはすでにナム・ジアが過去に自身が助けた子供であることに気付いたが、顔には出さなかった。

ナム・ジアは怯えている病室の女子高生を一晩自身の家に泊めることにした。女子高生はナム・ジアが1人で暮らしていることを聞いて純粋だった表情を消し「1人ね」と言って笑みを浮かべた。

女子高生はナム・ジアに「トンネルで何があったか、思い出した」と言って話を始めた。女子高生は「バスがトンネルに入った。イヤホンをとったら、周りが本当に静かだった。みんな死んだのだ。暗闇の中でその人が近づいた。傘を持った男。私を殺そうとした」と主張した。しかし、これは真実ではなかった。バスの中の人をすべて殺したのは女子高生だった。

ナム・ジアも女子高生が怪しいことに気付いた。ナム・ジアは「人の体はね、交通事故に遭ったら本能的には自身の体を保護する。けど、唯一の生存者の体に防御創がないなんて。私は元々、奇跡のようなものは信じないの」とし、「最初から正体を知っていた」と言った。「あんた誰?」と聞くナム・ジアに、女子高生は「君が知っている人で、そうでない人でもある」と答え、イ・ランに姿を変えた。

その時、「あなたが探しているものは、私が頂く」というナム・ジアのメッセージを確認したイ・ヨンが現れた。イ・ヨンとイ・ランは格闘し、イ・ランはイ・ヨンに「次の晦日まで探せなかったら、その女は死ぬ」と言った。イ・ランが消えた後、イ・ヨンは再びナム・ジアの記憶を消した。

しかし、ナム・ジアもやられてばかりではなかった。ナム・ジアは前回とっておいたイ・ヨンの指紋と家に設置した防犯カメラをもとにイ・ヨンの家を見つけた。イ・ヨンは記憶が残っているナム・ジアを見て驚いた。ナム・ジアはUSBをかけて「ほしいなら、来て持っていって」と言い、窓の外に飛び出た。イ・ヨンはそんなナム・ジアを助けた。イ・ヨンの動きにナム・ジアは「やっぱり、人間じゃなかった」と言って微笑み「私はあなたを待っていた」とし、イ・ヨンに怪しい注射を打った。

記者 : ソ・ユナ