BTS(防弾少年団)、アメリカの黒人人権運動に約1億円寄付した理由を明かす「僕たちも偏見に悩まされていた」

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BTS(防弾少年団)が人種差別反対キャンペーンのために100万ドル(約1億円)を寄付した理由を明かした。

米メディア「Variety」は2日(現地時間)に公式ホームページを通じて「BTS on the Decision to Donate to Black Lives Matter:Prejudice Should Not Be Tolerated(「Black Lives Matter」キャンペーンへの寄付を決めたBTS:偏見が許されてはならない)」というタイトルのインタビュー記事を追加公開した。

BTSと所属事務所Big Hitエンターテインメントは6月に黒人人権運動団体「Black Lives Matter(黒人の命も重要だ)」に100万ドルを寄付していた。

寄付が報じられる前には公式SNSに「私たちは人種差別に反対します。私たちは暴力に反対します。私、あなた、私たちみんなに尊重される権利があります。共にします。We stand against racial discrimination. We condemn violence. You, I and we all have the right to be respected. We will stand together. #BlackLivesMatter」と書き込んだ。

写真=Big Hitエンターテインメント
メンバーのジンは人種差別反対キャンペーンへの寄付を決めたきっかけについて「僕たちが海外に滞在したり、違った状況にいる時に、僕たちも偏見に悩まされた。偏見が許されてはならないと思う。本当に、存在してはならないものだ。僕たちは寄付でも他の方式でも僕たちが役立つ方法は何だろうかと悩み始めた。そこから話し合い始めた。偏見を減らすために何ができるか探そうと努力しただけだ」と伝えた。

リーダーのRMは「ファンがSNSのハッシュタグなどを通じてキャンペーンに参加しているのを知っていた。僕たちは偏見や暴力に対抗する僕たちのメッセージを伝えるために何ができるかとても慎重に決めた。事務所ともとても慎重に話し合った」と伝えた。

「自分は政治的だと思いますか?」という質問に対し、SUGAは「僕は僕たちを政治的だと思っていない。政治的な用語で話したくない。僕たちは他の人と同じく正義のある世界で暮らしたいと願う人であるだけだ。僕たちは、大げさなメッセージを伝えようとしているわけではない」と答えた。

人種差別反対キャンペーンに参加したことについては「本当に簡単だ。僕たちは人種差別と暴力に反対している。ほとんどの人が反対しているだろう」とし「僕たちも偏見に悩まされた。僕たちはただ、人種差別や暴力の対象にならないのはすべての人の権利だと思っていると話したいだけだ」と明かした。SUGAは同キャンペーンに関する全世界のファンの連帯にも感謝した。

J-HOPEは「韓国でもどこでも、常に僕たちにできるものをやりたい。僕たちの音楽でも、チャリティー活動でもできるだけ前向きな方向に進みたい」とし、BTSの活動の方向性にも触れた。

RMは「僕たちは政治家ではないけれど、誰かが言ったように、すべては結局政治的だ。小さな石でも政治的であることはできる」とし「僕たちの目標は、みんなが安全に暮らすことだ。そのような考えが、人種差別反対キャンペーン、ユニセフのキャンペーン、他の何かの動機になっている」と言った。

また「世界の多くの若者が新型コロナウイルスで苦しんでいる。僕たちはそれに集中したい。僕たちにでき、すべきことは、新型コロナウイルスで苦しんでいるすべての人々、特に若者に希望とエネルギーを届けることだ」と付け加えた。

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記者 : ファン・ヘジン