「プリズナー」オ・ジホ、キスシーンで妻に気遣い?裏話を告白“その時間は家に帰らない”

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写真=映画会社ピオナ
「55歳まで体を管理してチャウ・シンチー(周星馳)流のコメディアクションが撮りたい」

オ・ジホは最近、ソウル麻浦(マポ)区で行われた映画「プリズナー」(監督:ヤン・ギリョン)の公開と関連しインタビューを行い、演技に対する情熱を語った。

韓国で7月に公開された映画「プリズナー」は、愛する妻を殺した犯人を追って刑務所まで入った刑事が、真犯人を捕まえるために参加することになった無慈悲な刑務所殺人格闘ゲームを描いたアクション映画だ。

メガホンを取ったヤン・ギリョン監督は、武術監督出身だ。オ・ジホは「韓国ではまだ武術監督が演出すると言われた時、気軽に出演する俳優がいないです。投資もうまくいかないので、僕が出演すれば投資は確保できるんじゃないかと思って出演しました」と語った。

続けて「今回はワイヤーのない『本当の打撃アクション』が何かをお見せしたいと思って本当にたくさん練習しました。まだ体が痛いほどです」と伝えた。

5ヶ月間、鶏むね肉だけを食べて体を作ったというオ・ジホは「UFC選手として出演する別のアクション映画を準備していたところ、アクション映画の『テベク拳』と『プリズナー』が相次いで入ってきました。また『Men's Health』誌でも表紙を撮らないかというオファーがありました。なので1日に鳥むね肉だけ3、4食食べて体を作りました」と話した。

運動量について聞くと「午前中に町を大きく一周して有酸素運動をしてから、午後に一時間ほどまた運動します。そして夕方に有酸素運動をもう一度します。82kgから始めて今は77~78kgを維持しています」と伝えた。

久しぶりに結婚前の体型に戻ったというオ・ジホは「映画を終えて1ヶ月ほど経ったのですが、体を作ったのがもったいないと思い、今も鶏むね肉を食べています。僕のように40代半ばの方々に『僕たちもまだできる』ということをお見せしたくてもっと一生懸命に取り組みました。僕を見て同年代の方々に希望を持ってほしいです」と伝えた。

20代のような体を見た妻の反応はどうだったのだろうか。彼は「別に反応はなかったです」とし「ただ『かなり痩せたね』と言われました」と話した。しかし「一緒に朝晩ランニングをします」と妻との仲の良さをアピールした。

妻とシナリオを置いて話し合うというオ・ジホは「こんな作品があるんだけど、一度見る?」と言ったら読んでくれます。『門前の小僧習わぬ経を読む』というのか、シナリオの評価もしてくれます」と伝えた。

続けてオ・ジホは「結婚してベッドシーンがあれば少し負担です。前作『悪夢』にもそんな部分があって『申し訳ないが、なくしてもらえないか』と聞いてレベルを下げて撮ったこともあります。ドラマでキスシーンがあると、その時間には家に帰らないです。以前キスシーンを撮った時、妻が僕に『よかったの?』と言ったこともあります。気を使ってますね」と言って笑った。

出演したい作品に露出が多かったらどうするかという質問には「妻に聞いてみなければならないと思います」と言いながらも「演技だから……」と前向きな姿勢も見せた。

ドラマ「ファンタスティック・カップル」「僕の妻はスーパーウーマン」「チュノ~推奴~」「オフィスの女王」「がんばれ!プンサン」など多数の人気作に出演したが、映画界では低予算映画を中心に活動している。

オ・ジホは「テレビは色々な世代が見るので笑いと涙を届ける作品を選びます」とし「映画は主に低予算映画を撮る方です。商業映画からはオファーがこないのでジャンル映画に出るほうです」と率直に語った。

続けて彼は「ドラマ『チュノ~推奴~』を撮って、映画『第7鉱区』を撮りました。最初のボタンが間違っています。『第7鉱区』がうまくいかなくて、映画界から追い出されたような気がしました。『第7鉱区』がヒットしたら、また違っただろうと思います」と打ち明けた。

また、オ・ジホは「外見にも制約があるようです。自分ではそう思わないのですが、監督たちがそう見ているようです。ラインナップに入った時、溶け込まないような感じがするようです」と自ら分析した。

彼の華やかな“彫刻のような美貌”が活動に足かせになっているのだ。これに対し、オ・ジホは「監督や制作者たちがそういうふうに考えているのなら、僕が彼らに『違う』ということをお見せします」とし「それで低予算ジャンルの映画をたくさんやります」と話した。

今後の計画は、本人が得意なアクションとコメディを結合したチャウ・シンチー流のコメディアクションを撮ることだ。彼は「条件さえ合えば制作も演出もしてみたいです」とし「以前は『なんで俳優が演出をするのか』と冷ややかな目で見られるのではないかと思っていましたが、今は視線が変わったと思います」と付け加えた。

記者 : ペ・ヒョジュ