JYPパク・ジニョン代表、NiziUの次の計画とは?インタビューでの発言に世界が注目!

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写真=JYPエンターテインメント
NiziUの生みの親、JYPのパク・ジニョン代表(J.Y. Park)の次なる計画に関心が集まっている。

パク・ジニョンは先月、アメリカの経済誌フォーブスとのインタビューで、「NiziUと同じような、アメリカを基盤とするガールズグループのオーディション番組についての議論がある」と明らかにした。事実上、アメリカ進出の意志を表したのだ。

パク・ジニョンのアメリカ進出は、今回が初めてではない。彼は、韓国のトップガールズグループだったWonder Girlsと共にアメリカへ向かった。2009年、バンドのジョナス・ブラザーズのツアーに同行することになったWonder Girlsは、ツアーバスで寝泊まりするなど、厳しい環境でアメリカでの活動を始めた。地道なプロモーションで、彼女たちは当時ビルボードのメインチャートである「HOT100」で76位にチャートインする快挙を成し遂げた。しかし、パク・ジニョンのアメリカ進出に対する渇望は完全に満たされたわけではなかった。

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現在、アメリカで最も大きな影響力を持つK-POPグループは、BTS(防弾少年団)とBLACKPINKなどである。BTSは「Dynamite」で韓国の歌手としては初めて米・ビルボード「HOT100」で2週連続で1位を獲得した。BLACKPINKもセレーナ・ゴメスとコラボした「Ice Cream」でビルボード「HOT100」13位を記録し、自己最高記録を更新した。

彼らのアメリカ進出における環境は、パク・ジニョンがWonder Girlsと共にビルボードの門を叩いた時とは異なる。YouTubeが浸透して、現地に営業に出向かなくても、歌やコンテンツさえ良ければ世界の人々に見られる時代になった。BTS、BLACKPINKもYouTubeをベースに海外でのファンダム(特定のファン層の集まり)を拡大して知名度を高め、ビルボードチャートでも存在感を見せている。BTSの制作者であるBig Hitのバン・シヒョク代表は、かつてパク・ジニョンとアメリカで苦楽を共にした人物である。BTSの驚くべき成果に、パク・ジニョンも少なくない刺激を受けたものと推測される。

今年パク・ジニョンは日本で大きく飛躍した。JYPエンターテインメントと日本のソニーミュージックとの合同オーディションプロジェクト「Nizi Project」を通じて結成されたNiziUが、日本だけでなく世界中から人気を集めているためだ。6月30日にプレデビュー曲「Make you happy」を発売したNiziUは、オリコンデジタルアルバム、デジタルシングル、ストリーミング部門で1位を獲得した。

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「Make you happy」は、発売直後に香港、台湾、マレーシア、シンガポール、タイなど、iTunesのJ-POPアルバムチャートでも1位を記録し、海外でも高い人気を証明した。「Make you happy」のミュージックビデオは、公開15日で再生回数5,000万回を突破し、約2ヶ月にして再生回数1億回を突破する記録を打ち立てた。

NiziUに対する好反応と共に「Nizi Project」の審査員やNiziUのプロデュースを務めたパク・ジニョンの人気も高まった。「Nizi Project」当時、出演者たちを励ましながら指導したパク・ジニョンの言葉は、日本でも大きな話題となった。初回生産限定盤には彼の名言を収めたブックレットもついてくる日本初のベストアルバムも10月7日に発売される予定だ。日本のメディア「AERA」は、コラムでパク・ジニョンが日本のプロデューサーと決定的に違う点について取り上げた。

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パク・ジニョンはNiziUについて「外国人の歌手だが、外国の歌手とは言えない。9人ともJYPと契約した所属アーティストだ」と言及した。しかし、NiziUはK-POPアイドルの海外進出というよりは、K-POPアイドルの育成システムの輸出に近い。メンバーは日本人(ニナはアメリカと日本のハーフ)であり、日本で日本語の歌を歌う。NiziUを構成する要素の中で、韓国の要素とはJYPが担当したプロデュースだけである。

パク・ジニョンがNiziUと同じようなアメリカを基盤とするガールズグループプロジェクトに言及した以上、このガールズグループも英語圏の国籍を持つメンバーたちが、英語の歌を歌う可能性が高い。その根底には、育成システムの輸出を通じて、言語と国籍の壁を乗り越えたいという意志が表れている。パク・ジニョンは、K-POPグループの制作の場を韓国に限らず、日本に拡大した。そして次はそのステージをアメリカに拡大しようとしている。K-POPアイドルの育成システムを適用した“現地化戦略”がアメリカでも通用するのか、K-POPファンの期待が集まっている。

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記者 : パク・ウネ