BTS(防弾少年団)が「グラミー賞」で着用も…ファッションブランド「JAYBAEK COUTURE」ペク・ジフンデザイナーが夢を語る

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写真=JAYBAEK COUTURE
BTS(防弾少年団)は2019年、アメリカ・ロサンゼルスのステープルズセンターにて開かれた「第61回 グラミー賞」で、海外の高級ブランドではなく、韓国のデザイナーのタキシードを着た。RM、ジン、SUGA、ジミン、V、ジョングクはブランド「JAYBAEK COUTURE」のスーツを、J-HOPEは「キム・ソリョンコレクション」のスーツを着用した。世界的ファッション誌「VOGUE」が、「BTSが韓国人の誇りを見せ、グラミーのレッドカーペットを踏む方法(How BTS Showed Korean Pride and Won the Grammys Red Carpet)」という記事を書いたほど、熱い関心を受けた。

写真=Big Hitエンターテインメント
JAYBAEK COUTUREのペク・ジフンデザイナーは最近、マイデイリーとのインタビューで、「各メンバーごとに少しずつ違いを加えて、ディテールを生かしました」とし、「ラペル、カラーの形状はそれぞれ異なる素材にするなど、よく見ると違いが明らかになりますがが、BTSのメンバーが自身の個性をよく生かして着こなしてくれました」と述べた。

JAYBAEK COUTUREは、BTSだけでなく、シン・ミナ、ヒョンビン、チョ・インソンなどトップスターたちが好んで着るブランドとして有名である。

写真=JAYBAEK COUTURE
ペク・ジフンデザイナーの母はブティックを運営していた。目の前にはいつもファッションの世界が繰り広げられていた。大学で衣装を勉強して、韓国国内外のファッション業界でVMD(ビジュアル・マーチャンダイジング)とMDとして働いた。三十歳で看板もなく、小さな作業室を開いて服を作り始めた。周辺の知人たちに作ってあげたところ、口コミが広がった。有名セレブが訪れて有名になった。その作業室がブランドになった。

「再び会社生活に戻ろうとしましたが、振り返ってみると続けているんですよ。私が何をうまくできて、好きなのかを知りたくて始めたことでした。私が持っているものを発見したかった時期でした」

彼は人の体を彫刻して服を作る。緊張の連続である。近い距離で正確な寸法を測り、どのようなスタイルが似合うのか設計する。緊張度は高いが、それがデザインの魅力である。

「既製服では感じられない特別感のため、私のところに来られます。その方たちが服を着て喜んでいる姿を見ると、私もやりがいを感じます。私の人生の原動力でもあります。依頼した方のパーソナリティを理解すれば、より良い服を作ることができます。人についての勉強はまさにファッションであり、デザインです」

彼は周囲のすべての人からインスピレーションを受ける。道を歩いていてある女性を見ると、「あの体型には、このような服が似合うのに」と想像する。伝統市場のおじいちゃん、おばあちゃんに会ってもおしゃれを探す。いつも人を観察して生きるのがデザイナーの運命である。

「テレビは見ません。訪ねてくる顧客が芸能人なのかも分からない時もあります(笑)。だからその方たちがさらに喜ばれます。先入観なしで服を作りますから」

体にぴったりのスーツを作った後は、ヘアスタイル、靴、アクセサリーなどについても助言する。その人にぴったりなスタイリングも行うのだ。結局、その人のすべてを飾ることで楽しみを感じている。

「セールスよりコンサルタントの概念です。最もよく似合うイメージを作成して、お客様が感謝してくれた時、この仕事を選んでよかったという気がします」

ヒットアイテムは、ジャケットとヌビム(韓国風キルティング)のディテールを活用したコートだ。韓国の伝統的なヌビムを西洋の服飾と融合した。外国人が着ても似合う。韓国的でありながらも西洋的である。JAYBAEK COUTUREの顧客は、長く着ることができる服を購入する。服で「スローの美学」を追求する。

今までカスタムスーツに注力したとしたら、今後の既製服ラインを増やす計画だ。自分が最もうまく作ることができる既製服が何なのかを悟った。流通チャネルも、より増やすと語った。

「いつも美しく健康的な生活を追求したいです。良い影響を与えるデザイナーになるのが人生の目標です」

ペク・ジフンデザイナーのファッションブランドJAYBAEK COUTUREは、Kファッション専門ショッピングモール「HAN Collection」済州(チェジュ)ドリームタワー複合リゾート店とソウル光化門(クァンファムン)ビル店にて購入可能だ。

「HAN Collection」は、韓国を代表する200人余りのKファッションデザイナーが参加する韓国国内最大規模のKファッション専門モールであり、レディースカジュアル、レディーストレンディー、メンズコンテンポラリー、ストリートカジュアル、シューズ、ハンドバッグ、ジュエリーなど14のアイテム別ショップで構成されている。

記者 : クァク・ミョンドン