ク・ヘソン、ピアノアルバム「息3」をリリース“離婚は大したことではない…今の幸福度は100点”

OSEN |

写真=MIMIエンターテインメント
俳優、監督、作家、画家、作曲家など、どんな枠にもとらわれず活躍するク・ヘソン。そのため、自由に様々なシャンルを行き来することができる。その基盤にはもちろん才能と努力がある。

ク・ヘソンは最近、3枚目のニューエイジ・ピアノアルバム「息3」を発売した。「息2-十年が百年が過ぎた後」からなんと5年ぶりのリリースとなる。彼女にとって「息」シリーズは特別なアルバムだ。先立って手掛けた小品集で、作曲家として本格的な活動を知らせた作品だ。一言で表現すると新たな“スタート”でもある。

その意味で「息3」を発売するタイミングはぴったりだった。7月に俳優のアン・ジェヒョンと離婚した後、人生のターニングポイントを迎えた彼女の新たなスタートを知らせる作品にもなった。

ク・ヘソンは最近、MIMIエンターテインメントと専属契約を締結し、14kgの減量に成功して、活動再開を知らせた。とうとう帰ってきた彼女は自身の“新しい夢”をそのまま「息3」に盛り込んだ。そしてク・ヘソンは「混乱して厳しい時期を送る中で、皆気苦労が多いと思う。この音楽がぜひ癒やしになってほしいし、また元気な姿でお会いしたい」とアルバムジャケットの中の彼女の眼差しのように、しっかりとした前向きな希望を伝えた。

――「息3」の収録曲について一曲ずつ紹介してください。

ク・ヘソン:「LOVE poem 0428」は、宇宙の星が誕生する過程を込めた楽曲です。宇宙は“Love”、星は“poem”で、4月28日に誕生したという意味です。「Forest」は森の中を歩く想像をして作った楽曲ですが、プロデューサーさんが海辺をイメージして作ってくださったので、この曲は森の中の海辺をイメージしています。「Winter_piano」と「Winter_cello」は、冬に白い雪を見ながら作った楽曲です。白い雪が降った暖かい冬について話したいと思いました。「Dream」は元々曲名が「貧しい夢のようで」でしたが、曲名があまりにも貧しい感じがしたので「貧しい」を除いて夢だけを入れました。

「Heaven」は、「天国にいく道」という私が作った長編の恋愛映画のシナリオを元に作った音楽です。この映画はたぶん撮影できないなと思って収録しました。「me」は「焼酎の常識」という私が作ったロマンス長編のシナリオを元に作った音楽で、同じように映画化できないと思って(曲として)収録することになりました。「Good Day」は、私が制作した長編映画「桃の木」のOST(挿入歌)「夏の日」という楽曲で、この曲は「息2」に収録した曲でもあります。この曲に詩的な歌詞を入れて再アレンジしてみました。

――“新たな出発のアイコン”と言ってもいいと思います。何かを始める原動力はどこから得ますか?

ク・ヘソン:“新たな出発のアイコン”という言葉がとても気に入りました! 何かを始める原動力は、他に道がなかったからです。このまま死ぬか、まともに生きるか。二つの中から一つを選ばなければならないのでまともに生きていくことを選びました。そしてやはり「再び自分らしさを探すこと」も原動力だと思います。

――あまり時間が経っていないのですが、離婚での心の傷は癒えましたか?

ク・ヘソン:大したことではないと思っています。これからやるべきことがたくさんありますので、自分自身を追求していく幸せを味わっています。

――ク・ヘソンさんは、理想派と現実派の2つのうちだったら現実派に近い人だと考えていいですか?

ク・ヘソン:私は半々です。そういう時もあるし、違う時もあります。私はファンタジーを作る人なのですが、とても現実派です。でも、現実派と言うにはあまりにも深刻な理想主義者でもあります。

――今の幸福度に点数をつけるとしたら、100点満点の中で何点ですか?

ク・ヘソン:100点です! 私の人生の中で今年が一番満足しています!

――音楽が心の傷を癒やしたと考えてもいいですか?

ク・ヘソン:癒やしという目的を持って音楽を作ることは難しいです。何かが思い浮かんで、その勢いで作りました。癒やしのためなら薬を飲んだ方が早いと思います。そういう部分はとても現実的です(笑)。

記者 : シム・オンギョン