Wanna One出身ハ・ソンウン、3rdミニアルバム「Twilight Zone」で様々なジャンルに挑戦!“ファンに喜んでほしかった”(動画あり)

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アーティストとして、いつも次のステップを期待させるのは容易なことではない。しかし、アルバムごとにさまざまなジャンルに挑戦するWanna One出身のハ・ソンウンは、いつも次が期待される歌手である。

先立って公開されたアルバムを通じて、自身のしたい音楽に対する悩みを包み隠すことなく見せたハ・ソンウン。ソロ歌手としての活動にも慣れてきた彼は、3rdミニアルバム「Twilight Zone」を通じて、ハ・ソンウンだけのカラーを見つけ出した。音楽においてだけは、型にはまった道を歩きたくない彼であり、楽曲に向かって一歩進む時は、いつも数千回の悩みと数百回のチャレンジがあった。

生まれ持ったプロデュース能力と努力で、アーティストとアイドルの境界にいるという評価が決して嫌いではないという、自身の考えを着実に音楽で表現していくハ・ソンウン。彼が思う情熱について聞いた。

――普段からも唇がきれいだとよく言われるほうですよね。特別な管理方法はありますか?

ハ・ソンウン:特に唇を管理したりはしていないので、きれいに産んでくれた両親のおかげだと思います(笑)。

――「Get ready」の活動を盛況裏に終えましたが、ファンに直接会えない残念な気持ちもあるでしょう。

ハ・ソンウン:音楽番組をファンの方々と一緒にすることができなかったことが一番残念です。でも、準備したものをすべてちゃんと見せたくて、一生懸命ステージに臨んだと思います。今回の活動も本当に楽しかったです。

――今回の夏は、特に多くの歌手がカムバックした時期でもありました。ハ・ソンウンさんも音楽配信チャートや人々の評価に対する欲が小さくなかったと思いますが。

ハ・ソンウン:今回の活動を通じて、「ソロ歌手として一歩進んだ姿を見せた」という評価を受けたいなと思っていました。ありがたいことに、そのような評価と共に、「ハ・ソンウンならではの色を見つけたようだ」とたくさん言ってくださって、満足のいく活動になったと思います。毎回アルバムを準備しながら成長する姿をお見せしたいですが、今回の活動を通じてその願いが少しは叶ったんじゃないかと思います。

――今回のアルバムで新しく挑戦したことがあるとしたら何でしょうか?

ハ・ソンウン:さまざまなジャンルに挑戦したことが一番意味が大きいです。収録曲を聴いていただくと、それぞれジャンルが異なるので、曲の中に入る自分の声もそれぞれ異なります。そのような部分において、さまざまな音を作っていきながらアルバムを制作したことが、ハ・ソンウンの挑戦だったように思います。

――さまざまなジャンルの中で、特に難しかった曲もあったと思いますが。

ハ・ソンウン:今回は本当に1つを挙げることができないほど、全部難しかったです。ジャンルごとに特徴が異なるので、そういう部分を際立たせるのが、非常に難しかったですが、曲ごとに精魂を込めて準備しました。どれ一つ簡単な曲がありませんでした。

――今回のアルバムを準備しながら、必ず成し遂げたかったことはありましたか?

ハ・ソンウン:アルバムでこういう成果を成し遂げたいというよりは、HA:NEUL(ハ・ソンウンのファン)の皆さんに長く待っていただいただけに、喜んでほしいと思いました。また、ハ・ソンウンという歌手のファンであることを誇らしく思っていただきたいと思って制作したアルバムであり、僕にはそれが最も大きな目標でした。

――幻の国を表現した「Twilight Zone」、ハ・ソンウンが作った“ハ・ソンウンランド”に招待されるとしたら、ファンがぜひ持っていくべきものはありますか?

ハ・ソンウン:体だけ持ってきてくればいいと思います。ハハ。あえて言うならば、HA:NEULであることがわかるペンライトくらい?(笑)

――バラエティ番組「WEPLAY2」も放送されていますね。どのような部分に期待して観ればいいでしょうか?

ハ・ソンウン:まず、メンバーのみなさんとのケミ(ケミストリー、相手との相性)が重要です。また、先輩たちができないゲームを、僕が成功させる様子を見てほしいです。

―― オーディオショー「深夜アイドル」も着実にやっています。一人だけの空間で話すことが難しくはないですか?

ハ・ソンウン:最初に始めた時よりだいぶ慣れてきてはいますが、それでも一人で話すのは少し難しいです。誰かが答えてくれるわけでもなく、自分一人で話して答えるので、たまには共感が難しいテーマがあったり、僕の言い回しが未熟だと思う時は難しいです。簡単なことばかりではありませんが、こういう時間があることに本当に感謝しています。僕の話を聞いてくださる方々と真心で交流するのが楽しいです。たまにはお便りを読みながら、自分も知らないうちに昔の思い出にふけったりします。そういうことを通じて、リスナーたちと交流しているように思います。

――音楽的な達成に対する信念も、いつもはっきりしているという印象があります。アルバムを制作しながら、完璧なレコーディングを目指しているんですか?

ハ・ソンウン:自分の歌うことについては、自分が一番よく知っています。今のレコーディングよりどれだけ上手にできるか、またどれほど引き上げられるか知っているので、長い時間レコーディングをしているんだと思います。自分の限界は、自分が最もよく知っているから。自分にできる最高の努力をしなければならないと思います。

――プロデュースにも才能があるのもあって、アイドルとアーティストの境界に立っているという印象を受けます。このような評価についてどう思いますか。

ハ・ソンウン:嬉しいです。自分が望む姿でもあります。いつも自分でもどんな歌手になるか、またどんな素敵な姿をお見せできるかについて、いつも考えているため、そのような評価を得られたんだと思います。ファンの方々が望む姿と、自分が望む姿、そして多くの方々が望む姿など、さまざまな姿に合わせていったら、自ずとアイドルとアーティストの境界にいるのではないかと思います。

――それでも一つに定義されたいと思いませんか?

ハ・ソンウン:そのように思ったことはありません。実は、アイドルもアーティストも、ステージの上で考えを音楽で表現するのは同じだと思います。何でも境界を作って、それを白と黒に分ける必要はないと思います。

――では、今のように境界に立っているという評価が一番嬉しいのでしょうか?

ハ・ソンウン:そうですね。そして一番嬉しいのは、どんなことより自分が好きなことをしていて、それを応援してくださる方々がいるということです。それ一つで、今までずっと音楽をしてこられたと思います。

――ソロ歌手として成長する姿を見せたいというのが一番大きい願いだと思いますが、人の生涯に例えたら、ハ・ソンウンの音楽は今までどれくらい成長してきたと思いますか?

ハ・ソンウン:まず青年は過ぎてきたように思います。相変わらず青年に近いですが、それでも初々しい青年を過ぎた、成熟した時期ではないでしょうか?

――音楽的な思春期もあったのでしょうか?

ハ・ソンウン:そうですね。終わったんじゃないかと思いますが、思春期は普通、その時は気づかないじゃないですか?(笑) なんとなく過ぎてみたら、音楽的思春期だったなと思う時期があったと思います。

――ソロデビュー当初のアルバムと今を比較して、変わった部分を実感していますか?

ハ・ソンウン:最初は少し気楽に音楽をしていたと思います。最近、僕が発売するアルバムを見ると、音楽についてもっと多くのことを考えて悩んでいるなというのが見えると思います。音楽もパフォーマンスも、全体的に大きくアップグレードした印象を持っていただけるんじゃないでしょうか。

――ハ・ソンウンを情熱的にさせるものは何ですか?

ハ・ソンウン:僕がアルバムを出すときに、僕のファンたちもそうだし、僕の音楽を聴く誰かは感動や慰めを感じているじゃないですか。それが本当に嬉しくて、いつも情熱的になって音楽をすると思います。

――では、慰められることもありますか?

ハ・ソンウン:ある意味でこれも同じです。僕のそばには、僕が幸せだから自分も幸せだと言う方々がいます。そんなことを言われたら本当にありがたいし、一方では驚きを感じます。でも、僕も僕にそんなことを言ってくれる方々がいて幸せだし、もっと努力するようになります。僕と僕の音楽でファンの方々が慰めを得られるように、僕もファンの方々の存在に慰められています。

―― ハ・ソンウンの話の終わりには、いつもファンへの愛情表現を欠かしません。「Get Ready」活動の番組出演最終日にはHA:NEULの500日記念日も祝いました。いつもファンに感謝しているようにみえます。

ハ・ソンウン:ファンの方々が僕を愛して大切に思っているように、僕もいつも同じ気持ちです。特に今回のカムバックは、僕も長い間待っていたし、ファンの方々も待ってくれていたので、もっと切なかったと思います。これからもっと良い日が来ると信じているので、待ちながら大変だったなんて思い出せないほど、いつも大きな幸せをデリバリーします。

――今年必ず得たい評価はありますか?

ハ・ソンウン:「2020年度にもハ・ソンウンは生きていた」ハハ。さまざまな意味がありますが、ソロ歌手としても活動を続けながら、幅広い分野で上手にやっているという評価を受けたいです。

――今年はどんな面白いことがハ・ソンウンを待っているでしょうか?

ハ・ソンウン:早く良い日が来て、カメラの前だけではなく、ファンの方々と直接コミュニケーションしながらステージを披露できる日がたくさん来ることを願っています。すぐにそうなると思います。

記者 : パク・スンヒョン