“話題の日本人”ユキカ、韓国愛を語る…夢見ていた海外での活動に「アイドル業界の競争は激しいけれど…」

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写真=ソン・ドンジュ
「高2の時、韓国に来る機会がありました。日本に帰る飛行機の中で、何となくまた韓国に来れそうな、強い予感がしました。その時からだったと思います。韓国での活動を夢見たのは……」

韓国を愛し、韓国の音楽を、そして韓国料理を愛する歌手ユキカ。日本の静岡県で産まれた彼女は、大学時代まで東京で暮らした。日本のエンターテインメント分野で活躍した彼女は、2017年にSBS funEで放送された「アイドルマスター.KR」に出演し、本格的に韓国進出を夢見た。

この番組で結成された10人組ガールズグループである、リアルガールズプロジェクトのメンバーとして活動しながら韓国での地位を固め始めたユキカは、JTBCのオーディション番組「MIX NINE」にも出演し、音楽ファンを魅了した。清楚なビジュアルと流暢な韓国語、韓国を愛する気持ちが通じたのだ。

昨年シティーポップスジャンルの曲「NEON」を発売し、韓国でソロ歌手として正式にデビューしたユキカは、シングル「Cherries Jubiles」に続き、最近1stフルアルバム「Soul Lady」を発表して精力的な活動を続けている。

特に収録曲の全曲を韓国語で表現しながら、夢を追って韓国に渡ってきたユキカの自伝的なストーリーを収めた歌詞で、韓国音楽に対する強い情熱を表現した。

「オーディションのために韓国を訪れると、本当に感無量でした。うまくいきそうな感じがするというか。韓国語の勉強を頑張った理由も、韓国での活動を夢見たからでした。新しいアルバムを発表する度にたくさんの方々が応援し、待っていてくれて感謝しています。だからさらに韓国語のアルバムに愛着を持ったのだと思います」

ユキカは現在活動している海外出身の歌手の中でも、韓国的、東洋的なルックスで早くから注目を浴びた一人だ。その美しさで、中学生の時に日本のファッション雑誌のオーディションで優勝し、人気を得た。

ドラマ「アイドルマスター.KR」のオーディションに合格して本格的な韓国活動を始めた彼女は「原作のファンでしたし、韓国にも興味があったので、オーディションが行われるという話を聞いてすぐに参加しました。普段は気が弱いので、公開オーディションに参加するなんて思ってもみませんでしたが。今考えてみればすごく不思議な経験でした」と振り返った。

「『リアルガールズプロジェクト』にも参加していますが、メンバーたちに出会って青春を経験したと思います。良い記憶が多くて、人生の中で最も幸せな思い出の一つだと思います。その時からずっと韓国で暮らしたいという思いが大きくなりました。『MIX NINE』も、練習生の経験がなかった私が初めて他の会社の練習生に出会うことで、良い影響をたくさん受けました。そのような経験がなかったら、今ソロ歌手として活動することもできなかったと思います」

夢に見てきた韓国での活動に彼女は「競争は激しいですが、韓国で良い方々に出会って、ステージに立って一緒に活動しているということだけでも本当にありがたいです」と伝えた。

「私は韓国料理が好きで、韓国の友達とのおしゃべりを楽しむ、そして韓国での活動に強い夢を持っている平凡な20代です。私に興味を持って、私の音楽を待っていてくれるたくさんの方々に、本当に感謝しています。新型コロナウイルスのために直接ファンに会えないことがとても残念です。『私は一人で暮らす』などのバラエティ番組に出演して、韓国の皆さんとコミュニケーションをとりたいですし、会いたいです。1日も早くその日が来ることを願っています」

記者 : キム・ミョンシン