放送開始「アリス」キム・ヒソン&チュウォン、初放送から緊張感溢れる展開で視聴者を魅了…2人の演技がネット上でも話題に

OSEN |

※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=SBS金土ドラマ「アリス」放送画面キャプチャー
新ドラマ「アリス」が、初放送から60分があっという間に感じられる展開で注目を集めた。

28日、SBSの新金土ドラマ「アリス」が韓国で初放送された。「アリス」は、死んだ母親に似た女性と、感情を失った男の魔法のような“時間旅行”を描いたドラマだ。ヒューマンSFドラマというジャンルや、キム・ヒソンとチュウォンの出会いなどを予告し、大きな期待を集めた。

ベールを脱いだ「アリス」は、初放送から期待を完璧に満たした。「アリス」の第1話は視聴率6.3%(2部)を記録し、瞬間最高視聴率はニールセン・コリアの首都圏基準で7.1%を記録した。

「アリス」第1話は、“時間旅行”が可能になった2050年を背景にして始まった。2050年、恋人同士のユン・テイ(キム・ヒソン)とユ・ミンヒョク(クァク・シヤン)は、“時間旅行”を脅かす予言書を探すために1992年にやってきた。こうして2人は予言書のあるところに向かい、そこで正体不明の男と激戦を繰り広げた。彼女たちは1枚の破れた預言書を手に入れたものの、1人の女の子は父親の死を目撃してしまった。

2人は任務を遂行して未来に戻ろうとしたが、ユン・テイのお腹の中に子供がいることに気づいた。2050年に行くために再び放射能に覆われたワームホールを通ることになれば、ユン・テイのお腹の子供には想像すらできない危険が迫る。結局、ユン・テイは1人で1992年に残った。彼女は母親になることを選び、1992年に1人で息子のパク・ジンギョム(チュウォン)を生んだ。

しかしパク・ジンギョムは、他の子供たちとは違った。自分の感情はもちろん、他人の感情も理解できない先天的な“無感情症”だった。パク・ソニョンという名で人生を始めたユン・テイは、息子のパク・ジンギョムを傍でしっかりと守り抜いた。そんな中、パク・ジンギョムが女子高生の自殺事件に巻き込まれた。今回もパク・ソニョンは必死の努力で息子の汚名を晴らした。母親の変わらぬ努力に、パク・ジンギョムも徐々に変わっていった。

そのようにして時が経ち、2010年のパク・ソニョンの誕生日に、息子と楽しい誕生日パーティーをしていたパク・ソニョンは少しの間、外に出た。その時、空に正体不明のドローンが現れた。そしてドローンは、パク・ソニョンを追い始めた。同じ時刻、帰らない母親を心配して家を出たパク・ジンギョムは不安を感じた。そして、空の上のドローンを目撃した後、何かに引かれるように家に帰ってきた。家にはパク・ソニョンが血を流しながら倒れていた。

パク・ソニョンは息子のパク・ジンギョムに「もしママにもう一度会ったら、絶対に知っているふりはしないで」と話した後、目を閉じた。パク・ジンギョムは生まれて初めて悲しみという感情を感じた。母親を胸に抱いて嗚咽したパク・ジンギョムは、警官になった。母親を殺した犯人を探すためだ。そしてまた10年が経ち、2020年になった。

2020年、刑事パク・ジンギョムはある誘拐事件を引き受けることになった。母親が海外出張中にいなくなった子供が、奇跡のように帰ってきた事件だ。子供はパク・ジンギョムに「お母さんがタイムマシーンに乗って来た」と話した。事件に疑問を抱いたパク・ジンギョムは、空にドローンを目撃した。10年前、母親が死んだ日の夜に見たドローンだ。パク・ジンギョムはドローンを追いかけて走り、自動車にぶつかりそうになった瞬間、母親とそっくりな女性を発見した。その瞬間、まるで時間が止まってしまったようで、パク・ジンギョムの頭の中には死ぬ直前、母親が言った言葉が浮んだ。

「アリス」の第1話は、圧倒的な映像美でスタートし、興味深いストーリーを早いスピードで描き、緊張感に満ちた展開で視聴者を魅了した。

序盤で迫力あるアクションから母性愛までを表現したキム・ヒソンの熱演、視聴者を集中させるチュウォンの圧倒的な表現力も感嘆を誘った。キム・ヒソンとチュウォンがなぜ「アリス」を選んだのか初放送から立証し、次の放送に期待を高めている。

視聴者の反応も熱い。「1本の映画のようだった」「没頭して見た」「次回がすごく気になる」「さすがキム・ヒソン、チュウォン」など、放送中はもちろん、放送後も各種ポータルサイトのリアルタイム検索ランキングに名前をあげている。

SBSの新金土ドラマ「アリス」の第2話は、29日土曜日の午後10時から韓国で放送される。

記者 : ハ・スジョン