BTS(防弾少年団)、新曲「Dynamite」リリース記念会見を開催“予期せぬ現状に苦難も…僕らの力で世界中を元気にしたい”(総合)

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写真=Big Hitエンターテインメント
BTS(防弾少年団)が希望のメッセージを込めた新曲でカムバックした。

本日(21日)、新曲「Dynamite」発売記念記者懇談会が、YouTubeを通じて生配信された。新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで行われた同会見で、BTSは記者から寄せられたさまざまな質問やカムバックの感想、新曲のエピソードなどについて語った。

新曲「Dynamite」は、彼らがデビュー7年で初めて披露するディスコポップジャンルの英語の楽曲。ロックバンドJonas Brothersの「What A Man Gotta Do」、歌手のHailee Steinfeldの「I Love You's」を手掛けたミュージシャンDavid Stewart、Jessica Agombarが作詞・作曲を務めた。

当初、デジタルシングルとしての発売計画はなかったが、世界で新型コロナウイルス感染拡大の影響が続く中、聴くだけで楽しくなるような曲を世界中のファンに届けたいという気持ちで、今回のカムバックに至ったと明かした。

新曲のパフォーマンスは、31日に開催される「2020 MTV Video Music Awards」で初披露される。BTSは今回の新曲に続き、今年第4四半期にニューアルバムを発売、10月10日と11日にはオンライン・オフラインで同時に開催されるコンサート「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」が予定されている。

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――新曲「Dynamite」の紹介をお願いします。

SUGA:「幸せと自信」というメッセージを込めた楽曲です。ハツラツとしたディスコ風の曲なので、多くの方が聴いて踊ってくれるのではないかと思っています。

RM:もともとシングル発売の計画はありませんでした。実は、僕たちは今年初めから、下半期の発売を目指してアルバムの準備を進めてきましたが、色々な楽曲の作業をしている中で出会ったのが「Dynamite」で、本当に聴いた瞬間にとても楽しい気分になった楽曲です。僕たちが試してみたかった、軽快な雰囲気の楽しい曲だったので、聴いた時にとても気持ちが良くなりました。レコーディング中も、みんなで踊りながら楽しく収録し、ファンの皆さんに早くお聞かせしたいと思っていました。(新型コロナウイルスで)世界が厳しい状況なので、早くパワーを届けたいという思いで、僕たちとしては異例のシングルという形で発売することになりました。多くの人々とこの曲を早く楽しみたいという気持ちで一生懸命に準備しました。

――今回の楽曲を英語で歌った理由は?

V:この曲を初めて聴いた時、メンバー全員が好きだと感じました。聴いているだけですごく楽しくなります。ガイドボーカルを収録する時、英語の歌詞がメロディーによく合っていて、今まで僕たちが歌ってきた曲の雰囲気とは違う新しい感じもあったので、曲とメロディーを考えた時に、英語の方がより似合うと意見が一致しました。

J-HOPE:初めてデモを聴いた時の感じがとても良く、この曲のメッセージも良かったです。レコーディングをしながら、元気が出るような気分になったので、この気持ちを多くの方と分かち合いたいと思いました。僕たちが初めて聴いた時の気持ちを最大限に生かすために、曲の雰囲気をしっかり伝えようと努力し、この曲を聴いて皆さんが元気になれるよう、メッセージの伝え方にも気を使いました。

ジミン:(新型コロナウイルスは)誰もが予想できなかった状況ですが、僕たちもこの虚脱感を乗り越える突破口が必要だと考えていた中で、新しい挑戦の機会が訪れました。多くの人がパワーを得ることができる楽曲になっていると思います。

――「Dynamite」にはどんなメッセージが込められていますか?

SUGA:「幸せと自信」「厳しい状況の中でも、それぞれができることをしよう」というメッセージが含まれています。走っている途中で転んでしまったような、今の厳しい状況の中、全ての方々に捧げる楽曲です。とくに“明かりを灯す”という意味の「Light it up」という歌詞が、多くの皆さんにとって力になることを願っています。

――ダンスのポイントは?

ジョングク:今回の振り付けは、曲の雰囲気ともよく合っていて、軽快で洗練されています。誰でも簡単に真似できる動作も多く、ファンの皆さんも部屋の中で踊れる楽しい曲なので、期待してください。メンバー別にそれぞれの特色と個性を生かした振り付け、ジェスチャーも見られると思います。僕たちも楽しみながら練習したので、皆さんも気軽に楽しんでください。

――「2020 MTV Video Music Awards」で新曲のパフォーマンスを初披露することになりましたが、お気持ちはいかがですか?

RM:僕たちが初めて出演する授賞式で、新曲のパフォーマンスを初披露することになったので、すごく緊張していますが、初めての試みにワクワクしています。ファンの皆さんの前で直接パフォーマンスをお見せすることができたらもっと良かったのですが、最善を尽くして頑張ります。今後も面白い挑戦をお見せする予定なので、期待しながら見守っていてください。

――第4四半期に発売予定のニューアルバムについて教えてください。

ジミン:下半期の発売を目標に一生懸命に準備しています。ニューアルバムには、これまで発売したどのアルバムよりも、メンバーたちが積極的に参加し、僕も一生懸命に努力しました。発売の時期についてはまだ確定していませんが、ARMY(BTSのファン)の皆さんが待ってくださっているので、僕たちも早く披露できるように頑張っています。

今回、僕がアルバムのPM(プロジェクトマネージャー)を務めることになりました。こんな風に担当を決めたのは初めてです。正直、ちゃんとやれているかは分かりません。でも、メンバーたちが成果を出してくれているので、もう少しだけ待っていてください。

SUGA:ビジュアル担当のVが本当に頑張っていました。

ジョングク:スケジュールをしっかりと作ってくれました。

――米ビルボードをはじめ、韓国国内外の音楽ランキングに対する目標などはありますか?

SUGA:音楽ランキングは、いつも僕もワクワクして緊張しながら見守っていますが、良い成績が出ればとてもありがたく、光栄なことだと思っています。でも、特定の成果を目標にするよりは、ファンの皆さんの愛情と関心に応えるために、常に最善を尽くすことが大事だと思っています。僕たちは今回の新曲に対して特別な目標を持っています。(世界の)皆さんが大変なこの時期に、元気を届けたいという気持ちから出発した楽曲なので、歌を聴いて多くの方が元気になり、慰めになることが僕たちの目標です。ファンの皆さんにも意味のある曲、そして力になればと思っています。

――ご自分たちにとっても新鮮な試みだったとのことですが、いかがでしたか?

RM:とても楽しい曲で、ディスコポップというジャンルです。最初から最後までとても活気に満ちていて爽やかな雰囲気、メロディーと振り付けも簡単に真似できます。僕たちが感じたように、曲を聴いてくれる多くの方が元気になってほしいという気持ちで歌いました。僕たちにとっても大きな冒険であり、挑戦となる、デジタルシングルという形で発売することになりました。英語の歌詞を選んだことも、僕たちにとっては新しい試みでした。僕たちもどうなるか、とても緊張しています。

ジン:希望と応援のメッセージを、僕たちが1番うまく表現できる歌とダンスを通じて伝えたいと思いました。簡単ではなかったですが、英語でレコーディングしてみたら、これまでの楽曲とは違った雰囲気で、BTSの新しい姿をお見せできると思いました。

――第4四半期に発売予定のアルバムについてのヒントがあれば教えてください。

V:今年初めから、下半期を目標にニューアルバムの作業を着実に進めてきました。メンバー全員が、自身の担当した部分はもちろん、全般的な作業に積極的に参加しました。今回はより一層BTSの香りが感じられるアルバム、コンテンツになると思うので、ご期待ください。

――最近、Mnet「I-LAND」に出演して話題になりましたが、BTSをロールモデルにしている練習生たちとの共演は感慨深かったと思います。出演の感想や歌手を夢見る多くの後輩たちに伝えたいことがあれば教えてください。

J-HOPE:練習生たちの姿を見て、過去の自分たちの練習生時代を思い出して、すごく感慨深かったです。最善を尽くしても、果たして自分はうまくやれているのかどうか不安になる気持ちを、誰よりよく知っているので、そんな彼らを応援したいです。僕も彼らを見て学び、感じたことがありました。初心を忘れずにもっと悩んで、前に進もうと思いました。

ジョングク:後輩たちの悩みを聞いて答えるコーナーがありましたが、僕たちが練習生時代に感じた悩みとそれほど変わりませんでした。なのでたくさん共感し、心が重くなったり、感動しました。たくさん悩むのも大切だけど、それより自分を愛して自信を持ってほしいと伝えたいです。そして、疲れてしまったり大変な瞬間がこれから多くあるかもしれませんが、そんな経験が自分を成長させるので、自信を持ってほしいです。

――新型コロナウイルスの感染拡大で前例のない苦難の時期を迎えていますが、音楽に対するBTSの姿勢は何か変わりましたか?

V:僕たちだけでなく、皆が大変な時期を過ごしています。僕たちが計画になかった曲を発売することになった理由はこれです。誰もが予測できなかったことが起きて、僕たちも計画していた多くの予定が中止になりました。誰よりも音楽を愛して、歌やダンスに情熱を持っていると自信を持って言えますが、僕たちを愛してくれる方々がいることがそれよりも重要だと思っています。今回の新曲が、辛い時間を過ごしている多くの方に幸せと元気を与えられることを心から願っています。

――BTSはこれまで音楽だけでなく、さまざまな活動を通じて、境界を越えた世界の絆の重要性を強調してきましたが、今の私たちにとって重要なことは何だと思いますか?

SUGA:新型コロナウイルスで世界中が本当に大変な状況になりました。ワールドツアーの日程を再調整することになった時、正直に言って無力さも感じたし、辛かったです。努力しても難しいことでもあるし、デビュー以来、初めて経験する状況でもありました。走っている途中で転んでしまったような気分だったので、僕たちはそんなふうに表現しています。ファンの皆さんに会えなくて残念な気持ち、ステージで歌えない気持ちを少しでも満たすためにオンラインコンサートを開催しましたが、その時に感じたことが多かったです。BTSがいるべきところはステージの上だということ。歌を歌って踊ることが、BTSの本当の姿ではないかと思いました。

オンラインでもファンとひとつになって楽しめたので幸せでした。もちろん直接ファンの皆さんの前でステージに立てれば1番良いですが、現在の世界の状況はそうではない。それでもオンラインコンサートを通じて応援してくれる気持ちが伝わってきました。物理的には離れていても、今の時代には様々な方法でコミュニケーションができます。僕たちが皆さんの力になればと思い、オンラインでもコミュニケーションができて良かったです。

RM:自分たちについても深く考える機会になりました。そのおかげで、今回の新曲も発売することができました。僕たちがやったことのない試みをし、より明るく、軽く、楽しい楽曲に挑戦してみました。厳しい状況を切り抜ける突破口、漠然とした瞬間に一筋の光、甘い水だと思いました。新曲が多くの方に良いリフレッシュになり、その方々のバッテリーを少しでも充電できればと心から願っています。

――ビルボード「HOT100」で1位になることは、BTSにとってどんな意味がありますか?

ジン:どんなチャートでも、何位でも、記録が出る度に今も信じられないし、光栄に思っています。多くの方が好いてくださるから可能なことです。喜びが一定の成果によって変わったことはないですが、新しい記録と成績をおさめることができれば、それはとても嬉しいです。

――最後に一言お願いします。

V:お忙しいところご覧いただきありがとうございます。そして良い記事をたくさん書いて頂いて本当に感謝しています。皆さん、健康に気をつけて、今度は直接お会いしてたくさん会話できることを楽しみにしています。

SUGA:皆さんの前で直接挨拶することはできなかったですが、オンラインを通じて僕たちの気持ちがそのまま伝わっていれば嬉しいです。さまざまな質問を送ってくださったことに感謝しています。記者の皆さんも新曲を聴いて元気になっていただけたらと思います。

ジン:新曲とともに挨拶できてとても嬉しいです。温かい目で見守っていてください。

ジョングク:このように記者会見を通じて僕たちの話を聞いてくださったことに感謝しています。新曲を準備しながら感じた楽しい気持ちが、皆さんにもそのまま伝わってほしいです。今日は本当にありがとうございました。

ジミン:このような形でも皆さんにご挨拶できて本当に感謝しています。記者の皆さんがたくさんの質問を送ってくださったおかげで、このような場が設けられました。関心を持ってくださったことに心から感謝しています。厳しい状況ですが、皆さんに幸せになってほしいという気持ちで準備した楽曲です。幸せになるためには、病気になってはいけないと思うので、いつも体に気をつけて、ファンの皆さんもきちんとマスクをつけて、健康でいてください。ありがとうございました。

J-HOPE:僕たちの真心と気持ちがうまく伝わったか分からないですが、貴重な時間を割いていただき、感謝しています。明るくて楽しい雰囲気の新曲なので、パワフルな姿をお見せできるように頑張ります。健康に気をつけて体調を崩さずに、皆さん幸せでいてください。

RM:デビューから今まで、記者の方たちが書いてくださった記事が、僕たちと世界をつなぐ架け橋だと思っています。何か良いことが起きた時、周りからお祝いの言葉や連絡をいただけるのは、そのような記事のおかげです。記者の方々にはいつも感謝し、僕たちと一緒にBTSを引っ張ってくれるパートナーだと思っています。ただ、やむを得ずオンライン配信になってしまったことが残念です。記者の皆さんの質問に直接答え、気持ちを共有できなくて残念で申し訳ないですが、このように貴重な時間を割いてくださって感謝しています。素敵な質問と記事、ありがとうございます。引き続き、よろしくお願いします。ありがとうございました。

記者 : ファン・ヘジン