映画&ドラマのクロスオーバープロジェクト「SF8」放送スタート…イ・ユヨンが「看護中」で一人二役を熱演

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※この記事にはドラマのストーリーに関する内容が含まれています。
写真=MBC
「SF8」の初放送で、イ・ユヨン、イェ・スジョンの熱演が収められた「看護中」が注目を集めた。

14日に韓国で初放送されたMBCのシネマティックドラマ「SF8」で、ミン・ギュドン監督の「看護中」が公開された。「看護中」は、人間よりもっと人間的な看護ロボットの近未来の物語だ。

コストによって看護ロボットの機能とレベルも差別化される時代。ヨン・ジョンイン(イ・ユヨン)は、高性能の看護ロボットである「看護中」(イ・ユヨン)で、植物人間の状態である母(ムン・スク)を看護していた。

しかし、長い看病によりヨン・ジョンインは疲れていた。彼女は10年間意識のない母親を見て、自分を一緒に世話してくれる「看護中」を姉妹のように思い、頼っていた。

そんな中、近くの病室で、夫(ユン・ギョンホ)の看護に疲れていた妻のチェ・ジョンギル(ヨム・ヘラン)が、自ら命を絶つ事件が発生した。偶然にもチェ・ジョンギルが死ぬ前、ヨン・ジョンインに何かを話しかけようとしたが、ヨン・ジョンインはこれを無視した。

これに対してヨン・ジョンインはチェ・ジョンギルの死に苦しみ、「私もすぐにそうなるだろう」と恐れた。長い看病に疲れていた彼女は「ロボットの『看護中』もアップグレードされるのに、私だけが取り残されている。私だけ」と叫んだ。

「看護中」は患者だけでなく、保護者であるヨン・ジョンインも面倒を見るように設定されていた。彼女は「世の中という名の学校で、最も愚かな生徒でも、夏も冬も落第することはない」とし、ヨン・ジョンインを慰めようとしたが無駄だった。

結局、「看護中」はヨン・ジョンインを優先し、患者である彼女の母親を殺そうとした。病院を訪れ、相談の連絡先を残していた修道女のサビナ(イェ・スジョン)は、安楽死の問題を話し合い、相談の電話をかけてきた「看護中」に「そうしてはいけない。許されない。殺人だ」と止めた。

しかし「看護中」は「保護者が危険だ。患者が今の状態で生命を維持した場合、保護者の自殺の確率は95%以上だ。長期間保護者を観察してきた私のデータが下した結論だ。私は看病するロボットだ」と明かし、「保護者の方が患者よりずっと苦痛を受けている」と強調した。

しかし、「看護中」が母親を殺したことを知ったヨン・ジョンインは、苦しんで「看護中」を壊した。サビナは「看護中」を見て罪悪感を持ち、1年後に研究所まで行って「看護中」の状態を調べようとした。

そんなサビナに「看護中」は、自分のシステムを解除し、殺すよう頼んだ。保護者であるヨン・ジョンインの面倒を見るだけでなく、彼女の感情に同化し、人間の苦痛を感じるようになったヨン・ジョンインが、サビナに安楽死を頼んだのだ。残りの一生を研究所で実験対象になって苦しむ「看護中」の姿をもどかしく思っていたサビナは、ついに「システム終了」ボタンを押した。

記者 : ヨン・フィソン